黄金のデュオ ベートーヴェン・シリーズ いよいよ完結!
樫本大進(ヴァイオリン) & コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
- 室内楽
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チケット詳細Ticket Information
① 9月15日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
※発売初日のみ10:00a.m.~はブロック選択となり、11:00a.m.~個席選択が可能となります。
② 9月16日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 9月17日(月・祝) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 9月29日(土) 10:00a.m.~発売 一般
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可
【その他プレイガイド】
チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコード178-915]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット0570-000-407〔Lコード37939〕
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
【東京公演特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
*残券がある場合、12/5(水)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
*ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
*必ず事前にご予約ください。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード●●●-●●●] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
- 東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/ 03-5685-0650
- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
オール・ベートーヴェン・プログラム
ALL Beethoven Program
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 作品12-3
Violin Sonata No.3 in E flat major Op. 12-3
ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 作品23
Violin Sonata No.4 in A minor Op. 23
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 「クロイツェル」 作品47
Violin Sonata No.9 in A major “Kreutzer” Op. 47
- バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV. 1019異稿より、カンタービレ マ・ウン・ポコ・アダージョ
公演によせてMessage
二つの個性のぶつかりあいが生みだすダイナミックなベートーヴェン
樫本大進とコンスタンチン・リフシッツ。音楽的な性格や資質の点ではおよそかけ離れた個性を持つ2人である。樫本が衒いのない自然な音楽作りと確たる造型による筋の通った演奏を聴かせるといった、今日では数少なくなった正道を歩むヴァイオリニストであるのに対し、リフシッツは作品を自分の側に引き寄せ、自身の世界を作り上げてそこにのめり込んでいく個性派ピアニストだ。このあまりにタイプの異なる2人がデュオを組んでベートーヴェン・チクルスを行うという話を聞いた時、正直なところ筆者は大丈夫なのかと危ぶんだほどである。
しかしチクルスが始まってみるとそうした心配はどこかに消し飛んでしまった。たしかにデュオとしての彼らの演奏は調和したアンサンブルを奏でるという性質のものでは全然ない。むしろそれぞれの個性を思い切り発揮し互いにぶつけていくといった感があり、強烈なテンペラメントに発する激しい起伏と濃厚な表情付けで挑発的に語りかけるリフシッツ、自身本来の真っ直ぐで芯のあるスタイルをしっかり貫いていく樫本、どちらも相譲らないのだが、それが水と油になるのでなく、互いの個性、相手の表現を正面から受け止め、それに対して自分の主張を投げ返しながら、テンションの高い音楽を作り出していく。チクルスのこれまでの2回の演奏では、こうした2つの個性のぶつかり合いから生み出される緊迫感ある雄弁なやりとりが、ベートーヴェンのソナタの持つダイナミックな深みを迫真的に表し出していて、聴きながら大きな興奮と感動を覚えたものである。
最終回となる今回はすでに3回目だけに2人のそうしたやりとりがより一層緊密な形で繰り広げられることだろう。もともとピアノ・パートが雄弁に書かれてある第3番、悲劇的なドラマ性をはらむ第4番、2つの楽器がまさに火花を散らすように衝突し合う第9番「クロイツェル」、このデュオにとりわけ相応しい曲が並んでいるだけに楽しみだ。
寺西基之(音楽評論家)
全国公演日程National performance
2月6日(水)19:00 東京 紀尾井ホール (問)ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
2月9日(土) 所沢 所沢ミューズ (問)ミューズチケットカウンター 04-2998-7777
2月6日、9日はコンスタンチン・リフシッツのピアノ・リサイタル