セルゲイ・ナカリャコフSergei Nakariakov

驚異的なヴィルトゥオージティと豊かな音楽性で「トランペット界のパガニーニ」と絶賛され、世界有数のソロ・トランペット奏者として活躍する一方、クラシックの世界でフリューゲルホルンをソロ楽器として広く認知させた最初の演奏家。トランペットの楽曲にとどまらない広範なレパートリーで数々の編曲作品を録音している。クラリネット奏者であり作曲者でもあるヴィトマンはナカリャコフのためにトランペット協奏曲 “ad absurdum”を書き、また、ファジル・サイの2本のトランペットのための協奏曲の世界初演も行った。ハリウッド・ボウル、NYのリンカーン・センター、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール及びロイヤル・アルバート・ホールを始めとするホールへの出演、テミルカーノフ、ナガノ、アシュケナージ、コープマンなどの著名指揮者や、アルゲリッチ、マイスキー、パユなどのソリストとの共演も多数。日本では、NHK連続テレビ小説のテーマ曲、大河ドラマの紀行テーマの演奏でも知られている。