類い稀な感情表現で愛の深淵を謳う

松田理奈ヴァイオリン・リサイタル

チケット詳細Ticket Information

① 2月10日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 2月11日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 2月15日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 2月17日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
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曲目・演目Program

フォーレ:愛の夢 Op. 5, No. 2

エルガー:愛の挨拶 Op. 12

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
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ロベルト・シューマン/アウアー編:「ミルテの花」 Op. 25より第1曲 「献呈」

ロベルト・シューマン:3つのロマンス Op. 94

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op. 78 「雨の歌」

  • クライスラー:美しきロスマリン
  • クライスラー:前奏曲とアレグロ
  • クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット

公演によせてMessage

松田理奈の奏でる愛の叙情世界

自然な音楽の流れ、その中に息づく生き生きとした表情―松田理奈はいつもエスプレッシーヴォな、“心に触れる”音楽を奏でるヴァイオリニストだ。かつて彼女の弾くモーツァルトのホ短調のソナタを聴いて、暗い短調の世界が長調に転じる部分の仄かな明るさと、それゆえにいっそう滲み出てくる哀しみの情の表現のあまりのすばらしさに、心の震える思いをしたことがあったが、そうした曲の情感のこまやかな綾を掬い取り、それを聴衆の琴線に触れるように表現するところに彼女の類い稀な美質がある。作品に心から共感し、そこから湧き上がる自らの感動を聴衆と共有しようという姿勢が、彼女の演奏には常に感じられる。
今回のリサイタルの選曲は特に彼女のこだわりを窺わせるもので、愛にまつわるフォーレとエルガーの小品、名ヴァイオリニストのイザイの結婚祝いのために書かれたフランクのソナタ、妻クララとの愛の生活の中で生み出されたシューマンの小品、そしてクララ・シューマンへの想いを秘めてブラームスが作曲したソナタ第1番といった、“愛”をテーマとする作品で構成されている点がなんとも心憎い。いずれもそれぞれに情愛の機微が様々な形で表された作品だけに松田理奈の本領が存分に発揮される演奏会となることは間違いなく、小品では味わいある粋な表情でもって、2つのソナタでは深い共感に裏付けられた起伏溢れる感情表現によって、彼女は聴く者をロマン的な叙情世界に引き込んでしまうことだろう。

寺西基之(音楽評論家)

プロフィールProfile

松田理奈 Lina Matsuda (ヴァイオリン, Violin)

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積み、ドイツ・ニュルンベルク音楽大学、同大学院を首席にて卒業。 2001年第10回日本モーツァルト音楽コンクール第1位。2002年にはトッパンホールで「16才のイザイ弾き」というテーマでソロリサイタル開催。2004年、第73回日本音楽コンクール第1位、2007年にはサラサーテ国際コンクールにてディプロマ入賞。 これまで国内の主要オーケストラに加え、ハンガリー国立フィル、ヤナーチェク・フィル、スーク室内オーケストラ、ベトナム響など数々の楽団や著名指揮者と共演。 2006年ビクターより『ドルチェ・リナ』、2008年に『カルメン』、2010年には『ラヴェル・ライブ』をリリース。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲集は、「レコード芸術」特選盤に選出された。そして2018年5月にはブラームスとフランクのソナタを収録した5枚目となるアルバムをリリース。 オフィシャルホームページ http://linamatsuda.com

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清水和音 Kazune Shimizu (ピアノ, Piano)

ジュネーブ音楽院にて、ルイ・ヒルトブラン氏に師事。1981年、弱冠20歳で、ロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。 これまでに、国内外の数々の著名オーケストラ・指揮者と共演し、広く活躍している。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。95年から2年にわたり行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会は、その完成度を新聞紙上で高く評価された。 2011年には、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏するという快挙を成し遂げ、2016年5月には、ブラームスのピアノ協奏曲第1番および第2番を熱演。同年4月からは、年6回の室内楽シリーズ「芸劇ブランチ・コンサート」を開始、2018年までの5年間・年2回のリサイタル・シリーズ「ピアノ主義」では幅広いレパートリーで聴衆を魅了している。

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主催・協賛

主催:朝日新聞社/ジャパン・アーツ
協力:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント

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