~愛と平和への祈りをこめて~

森麻季 ソプラノ・リサイタル

森麻季 ソプラノ・リサイタル

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■オンエア情報:BS-TBS「日本名曲アルバム」(6月28日/7月5日)

チケット詳細Ticket Information

① 3月1日(金) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部ネット会員 

② 3月2日(土) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部会員 

③ 3月3日(日) 10:00a.m.~発売  ジャパン・アーツぴあネット会員 

④ 3月16日(土) 10:00a.m.~発売  一般  
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット購入はこちら

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可

 

【その他プレイガイド】
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコード192-886]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード35847〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

 

【特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
  *残券がある場合、7/1(月)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
  *社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
   (学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
   ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
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曲目・演目Program

第1部
~ 日本の美しさを求めて…

花は咲く
(詞:岩井俊二/曲:菅野よう子)(編曲:山下康介)

落葉松
(詞:野上彰/曲:小林秀雄)

霧と話した
(詞:鎌田忠良/曲:中田喜直)

曼珠沙華
(詞:北原白秋/曲:山田耕筰)

初恋
(詞:石川啄木/曲:越谷達之助)

この道
(詞:北原白秋/曲:山田耕筰)

赤とんぼ
(詞:三木露風/曲:山田耕筰)

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第2部
~ ヴェルディ生誕200年記念に寄せて

歌劇「椿姫」より
 “ヴィオレッタとジェルモンの二重唱”
 “あぁ、そは彼の人か~花から花へ”
 “プロヴァンスの海と陸”

公演によせてMessage

心に灯をともす、森麻季さんの歌
山崎浩太郎(音楽評論家)

 森麻季さんは、「日本の歌」を大切に歌い、ききての心に届けてくれるひとである。
 近年、来日した欧米の歌手が、日本語の歌曲をプログラムに加え、日本語で歌うリサイタルが、いくつかあった。
 根が単純な私などは、多少聞きとりにくくても、よくぞ歌ってくれたと喜んでしまうのだが、考えてみれば、日本人を前に日本語で歌う困難は、歌手たち自身が、いちばんよく知っているはずだ。
 特に、アンコールではなく本プロに加えた歌手の場合は、けっして聴衆へのサーヴィスのためだけではなく、ある種の覚悟をもって自分のレパートリーにしたのだろう。異国の言語の難しさを承知で選んだのは、それだけ、言葉の響きそのものが歌にとって、音楽にとって重要で、自国語に訳してしまえば、そこから失われるものがあることを、かれらがよく知っているからだろう。
 妙な話だが、日本の歌でも、言葉の響きと色が音楽と不可欠に関連することを、外国の歌手たちによって、あらためて気づかされたのである。
 日本人なのに何を歌っているのかわからない、感情や風景を想起させることもない、そんな「日本の歌」を聞かされる機会が、少なくなかったからだ。
 森さんはちがう。たとえば、東日本大震災復興支援プロジェクトのテーマソングである「花は咲く」。ここには、過去と、いまと、未来のイメージが、誰もが知っている情景の、色や匂いと結びつけられて、広大な山河と悠久の時間を超えて、たかくたかく舞い、翔けていく。その響きの、澄んだ伸びやかさ。
 あの大震災の直後、私はおのれの無力と卑小さを、いまさらながらに思い知らされながら、それでも何か言葉を書かねばと思い、確信というよりは多大の希望をこめて、こんな言葉を書いた。

 歌は、失ったものを取りもどしてはくれない。寒さも飢えも、防いではくれない。
 でも、私たちの心に、勇気と安らぎの灯をともしてくれるかもしれない。
 心に歌を。胸に音楽を。

 ここに書いた「歌」や「音楽」は、森さんの歌う「日本の歌」のもつ「何か」に、きわめてちかい。
 リサイタルの後半には、生誕200年のヴェルディの名作「椿姫」のアリアや二重唱が、堀内康雄さんという強力なゲストを得て歌われる。
 ヴェルディは、祖国イタリアの人々の心に輝く灯を、ともし続けてきた人だ。オペラの経験も豊かな森さんは、日本語とはまた別の響きをもつイタリア語の情感を、歌にこめてくれることだろう。
 日本とイタリア、歌曲とオペラ、女と男、その差と、そしてそれでもなお普遍なもの、さまざまに楽しんでみたい。

プロフィールProfile

森 麻季 Maki Mori (ソプラノ / Soprano)

東京藝術大学、同大学院独唱専攻修了。高丈二氏に師事。文化庁オペラ研修所修了後、ミラノとミュンヘンに留学。プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールをはじめ、多数の国際コンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ「後宮からの逃走」でアメリカ・デビュー。小澤征爾、チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やウィーン・フィルのメンバー、ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ、フランクフルト放響、ドレスデン聖十字架合唱団等国内外の主要オーケストラと共演を重ねる。古典から現代まで幅広いレパートリーを誇り、コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、世界バレー開会式での独唱やNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ、NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を歌うなど、まさしく日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。また、07年ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」、09年エディンバラ音楽祭「リナルド」、2010年トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」へ出演、2012年ワシントンにおいてリサイタルを成功させるなど、着実に国際的な評価を高めている。最新CD「日本の歌~花は咲く」(エイベックス・クラシックス)。ワシントン・アワード、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞。
オフィシャル・ホームページ http://www.makimori.com/

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堀内 康雄 Yasuo Horiuchi(バリトン / Baritone)第2部スペシャル・ゲスト

慶応義塾大学法学部卒。第21回イタリア声楽コンコルソで第1位・ミラノ大賞を受賞し、91年ミラノ・ヴェルディ音楽院へ留学。第39回トゥールーズ国際声楽コンクールで優勝し、94年ヴェネツィア・フェニーチェ劇場の「ラ・ボエーム」でデビュー。以後、同劇場「リゴレット」、ローマ歌劇場「マクベス」「リゴレット」などイタリアを中心に著名歌劇場で活躍。日本には、97年藤原歌劇団の「椿姫」でデビュー。以後同団「マクベス」「ボエーム」「アドリアーナ・ルクヴルール」「リゴレット」「ジョコンダ」などや、新国立劇場「アイーダ」「仮面舞踏会」「ドン・カルロ」、びわ湖ホール「アッティラ」「シチリアの夕べの祈り」等のオペラや各種コンサートで活躍。艶やかな美声と集中力のある演技で、高い評価を得ている日本を代表するバリトン。第5回江副育英会オペラ奨学生。第2回五島記念文化財団オペラ新人賞、第25回ジロー・オペラ賞受賞。藤原歌劇団団員。武蔵野音楽大学教授。

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山岸 茂人 Shigeto Yamagishi (ピアノ / Piano)

1994年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、97年同大学大学院(音楽学専攻)修了。在学中に安宅賞受賞。
2000年よりライナー・ホフマン教授によるドイツ歌曲講習会を度々受講する。
ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を船山隆、本田脩の各氏に師事。
声楽の伴奏者としては演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
協力:avex-CLASSICS

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