ワレリー・ゲルギエフ(芸術総監督、首席指揮者)

指揮
Valery Gergiev, Conductor
ワレリー・ゲルギエフ(芸術総監督、首席指揮者)

バイオグラフィー

ワレリー・ゲルギエフは、サンクトペテルブルグの音楽界を代表する指揮者として精力的に活動している。彼は、1978年にプロコフィエフの《戦争と平和》でマリインスキー劇場(当時はキーロフ劇場)にデビューし、1988年には音楽監督、1996年には芸術総監督に就任した。

ゲルギエフがマリインスキー劇場のトップに就任して以来、様々な作曲家を記念して盛大な音楽祭を行うことが慣例となった。これらの音楽祭では、よく知られた作品ばかりでなく、滅多に上演されない作品や、初演作品を取り上げている。また、彼の尽力により、マリインスキー劇場ではワーグナーの楽劇が再び上演されるようになり、2003年までに《ニーベルングの指環》全曲が舞台化されている。ロシアにて、ロシア制作による《指環》チクルスのドイツ語上演は、およそ1世紀ぶりとなった。

ゲルギエフのもと、マリインスキー劇場は世界中のどこにも匹敵するものがない程の、大規模な劇場とコンサートホールから成る複合施設となった。2006年にはコンサートホールが開業し、次いで2013年にはマリインスキー劇場新館(マリインスキーⅡ)が開業した。2016年1月1日からは、ウラジオストクにあるプリモルスキー劇場が、マリインスキー劇場を構成するホールの一つとして加わった。さらに2017年には、ヴラジカフカスにもマリインスキー劇場の北オセチア・アラニヤ共和国支部としてホールが開業した。ゲルギエフは、マリインスキー劇場主催によるメディア放送、オンライン・コンサート上映、そしてレコーディング・スタジオ創設など様々なプロジェクトを行っている。

ゲルギエフのもと、マリインスキー歌劇場管弦楽団は、オペラやバレエの分野以外でも、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、マーラー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ他多数の作曲家による交響楽作品にも積極的に取り組み、新たな頂点を極めている。

国際舞台においても、ゲルギエフは相変わらず精力的に活躍している。1991年バイエルン国立歌劇場にデビューし、1993年英国ロイヤル・オペラ、1994年メトロポリタン・オペラに登場して以来、世界の名だたる歌劇場との共演を成功させている。1995年から2008年まではロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、現在は名誉指揮者として関係を継続している。また、2007年から2015年までロンドン交響楽団の首席指揮者、2015年秋からはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、2018年夏からヴェルビエ祝祭管弦楽団の音楽監督も務めている。

ゲルギエフは、「白夜の星」音楽祭(1993年から)や、モスクワ復活祭音楽祭(2002年から)など、いくつもの権威ある国際音楽祭の創設者兼監督であり、2011年からはチャイコフスキー国際コンクールの組織委員会委員長も務めている。

ゲルギエフは、その音楽活動や社会活動の功績により、ロシア政府から3つの国家賞(1993年、1998年、2015年)、ロシア人民芸術家の称号(1996年)、労働英雄の称号(2013年)、アレクサンドル・ネフスキー勲章(2016年)を授与された他、アルメニア、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランド、フランス、日本の各国政府からも名誉ある勲章を授与されている。

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