オペラ

「スペードの女王」
<全3幕>

2019年11月30日(土)15:00
[開場 14:00 / 終演予定 18:30]
2019年12月1日(日)15:00
[開場 14:00 / 終演予定 18:30]
東京文化会館

「現実」と「幻想」が交差する息を呑むサスペンス。

カード賭博の“3枚の勝ち札”の秘密にとり憑かれた男が、愛する女性を利用し傷つけ、カードの秘密を知る伯爵夫人の命を奪い・・・。狂いゆく精神の中で現実と幻想がカオスとなり、その果てに男がたどった運命とは―。
文豪ドストエフスキーの作品にも影響を与えたプーシキン原作の傑作オペラ。

  • 指揮:ワレリー・ゲルギエフ(マリインスキー歌劇場芸術総監督)
  • 管弦楽・合唱:マリインスキー歌劇場管弦楽団・合唱団
  • 原作:アレクサンドル・プーキシン
  • 作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
  • 演出:アレクセイ・ステパニュク
  • 上演時間:約3時間30分(休憩2回含む)

予定される主なキャスト

あらすじ

【第1幕】
舞台は18 世紀末のサンクトペテルブルグ。 貧しい士官ゲルマンが友人のトムスキー伯爵に、名も知らぬ令嬢に身分違いの恋をしてしまった苦しい胸の内を打ち明けている。そこへエレツキー公爵が美しい婚約者リーザとその祖母である伯爵夫人を伴い現れる。その婚約者こそ、ゲルマンが密かに恋する女性であった。衝撃を受け絶望するゲルマンにトムスキー伯爵は、年老いたが威厳に満ちた伯爵夫人に関するある噂を話す。 その噂話とは… 伯爵夫人が若かりし頃、カード賭博に大敗し窮地に陥った。その時、彼女に恋するサンジェルマン伯爵が<3 枚の勝ち札>を教える代わりに自分の想いを受け入れるよう迫る。伯爵夫人は<3 枚の勝ち札>を知り破滅こそ逃れるが、同時に「<3 枚の勝ち札>を力づくで知ろうとする男に殺されるであろう」という不吉な予告を受け、それ以来カード賭博は一切行わなくなってしまった。…というものであった。 <3 枚の勝ち札>を知り大金を手に入れれば、貧しい自分でもリーザを手に入れることができる・・・ゲルマンは密かに野望を抱き始める。 その夜、リーザは婚約中にもかかわらず、実は名も知らぬ士官(ゲルマン)に対する気持ちを胸に物思いに沈んでいる。そこへ、ゲルマンがバルコニーから入ってきて愛を訴える。最初は拒んでいたリーザもついに、その愛を受け入れる。

【第2幕】
ある邸宅でのパーティー。リーザはゲルマンに逢引きを約束し、鍵をわたす。その夜、<3 つの勝ち札>のことで頭がいっぱいで、野望に燃えるゲルマンは伯爵夫人の邸宅に忍び込み、若き日々の思い出に浸っている伯爵夫人に<3 つの勝ち札>の秘密を教えるよう迫る。ピストルをつきつけられた伯爵夫人はショックのあまり発作を起こして死んでしまう。 そこへ帰宅したリーザは、ゲルマンが<3 つの勝ち札>の秘密を知りたいがために自分に近づいたと思い、ゲルマンを罵倒する。

【第3幕】
すっかり憔悴しきったゲルマンの前に、伯爵夫人の亡霊が現れ<3 つの勝ち札>、それは「3」「7」「エース」だと告げる。 最後の望みを胸にゲルマンに逢いたいと運河のほとりで待つリーザ。一緒に逃げようという彼女を振り切って、もはや野望にとりつかれたゲルマンは賭博場に向かう。絶望したリーザは運 河に身を投げる。 深夜の賭博場で、婚約者を奪われたエレツキー公爵が復讐を誓う。そこへゲルマンが現れ大金を賭け始める。<3 つの勝ち札>を知り、「3」そして「7」で勝利を収めたゲルマンは最後にエレツキー公爵と対戦。「エース」で勝つはずだったのだが、「スペード」を引き誤ってしまう。全てを失い、もはや正気ではないゲルマンは、ピストルで自らを撃ち、リーザとエレツキーに謝罪しながら息絶える。

ムービー

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「マゼッパ」
<全3幕>(コンサート形式)

2019年12月2日(月)18:00
[開場 17:20 / 終演予定 22:00]
サントリーホール

18世紀初頭のウクライナ。対立する巨大勢力、ロシアとスウェーデンの間で揺れるコサック。
友情、恋、裏切、父の死。時代に翻弄される純朴なコサック娘の壮絶な愛が切なく胸に迫る。
政争渦巻く激動の時代を、美しいアリアと溢れる叙情で民族色豊かに描きだした重厚な歴史絵巻。チャイコフスキーの知られざる名作オペラ。

  • 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
  •         
  • 原作:アレクサンドル・プーキシン
  •         
  • 作曲:ピョートル・チャイコフスキー
  •         
  • 管弦楽・合唱:マリインスキー歌劇場管弦楽団・合唱団
  •         
  • 上演時間:4時間(休憩2回含む)

予定される主なキャスト

あらすじ

【第1幕】
ウクライナ中でも有数の富豪で地主のコチュベイ ロシア皇帝ピョートルの最高位の宮廷貴族で、多数の農場とポルタヴァ地方の広大な土地を所有していた。コチュベイの娘マリア。マリアは親以上に年の離れたウクライナの元首であるマゼッパと愛し合っていた。そこに幼馴染のアンドレイがやって来て愛を告白をされても、マリアは上の空であった。 一方、マゼッパは、コチュベイに娘マリアとの結婚の許しを得ようとする。驚くコチュベイは、マゼッパがマリアの名付け親であると抗議する。名付け親は血縁関係より緊密な間柄とされていた。マゼッパは教会には免除を申し込むと言い捨て「若い心は一瞬に燃え尽きるが、私の愛は永遠である」と歌い、すでにマリアの承諾を得ていると告げる。人々はマゼッパを非難し、激怒するコチュベイが剣を抜く。その時マリアが争いを止めようと割って入り、マゼッパの胸に飛び込んで行く。 コチュベイの館では、母リュボフが、高齢のマゼッパに娘を嫁がせる悲しみに嘆いている。そして、マゼッパに一矢報いるよう夫コチュベイに訴える。コチュベイは、マゼッパがピョートル大帝からの独立を企て、スウェーデン国王と同盟を結び、反乱を起こそうと計画していることをロシアに密告することを計画する。

【第2幕】
マゼッパの地下牢。 ロシアのピョートル大帝は、密告には信憑性がないとして、コチュベイをマゼッパに引き渡してしまう。コチュベイは鎖に繋がれ、厳しい尋問を受ける。 一方マゼッパはコチュベイへの更なる拷問を命じ、マリアへの愛は偽らざるものだと歌い苦悩する。そこにマリアが現れ、遠征で留守がちなマゼッパに「すべてを犠牲にして嫁いだことは無意味だったのですか?」と不安な気持ちを訴える。マゼッパは自分の野心を明かすことで彼女を落ち着かせようとする。「じきに戦争が起こるだろう、その戦争で、私は主権を手に入れる。」と。マリアは喜び「あなたが最もいとおしい!」と答える。 マゼッパが部屋を出ると母リュボフが現れ、コチュベイを救うよう娘マリアに説得。「マゼッパは、あなたの父を処刑場に引っ立てようとしています。コチュベイを救ってください!あなたの父コチュベイを早く救ってください!」母によって語られる話を聞いたマリアは恐怖に陥り、彼女は母リュボフとともに処刑場へ急ぐ。 処刑場には民衆が集まり、マゼッパの独裁ぶりを恐れ、処刑されるコチュベイの悲運を嘆いている。華々しくファンファーレが鳴りマゼッパとその部下が登場。そのあとに、コチュベイが連行されてくる。見守る民衆の祈りも神に届かず、斧が振り下ろされ、血が辺りを赤く染める。その時リュボフとマリアが到着する。惨劇を目の当たりにしたリュボフはそのまま倒れ込み、マリアは異様な笑い声を立てながら意識を失ってしまう。

【第3幕】
廃墟と化したコチュベイの領地 辺りは荒涼とした廃墟で人影もない。アンドレイが全てを破壊した戦争を嘆き、そして愛するマリアとコチュベイの仇を取ろうとマゼッパを探している。ポルタヴァの戦いで、ロシアのピョートル大帝に敗れた今や逃亡の身のマゼッパ。物陰から名乗りでたアンドレイはマゼッパに戦いを挑むが、背後からマゼッパの部下オルリクに撃たれ、その場に倒れる。すると正気を失ったマリアがふらふらと歩いて来る。マゼッパを見ても認識出来ず、父コチュベイの死は母親の仕組んだお芝居だと信じ込んでいる。マゼッパは愛するマリアの変わり果てた姿に茫然となるが、優しくマリアを呼び、正気付かせようとする。しだいに落ち着きを取り戻すマリアであったが、血に染まるマゼッパの姿を見て、人違いだったと謝る。ロシア軍が迫っていると知ったマゼッパはマリアを連れて逃げようとするが、反対され、後ろ髪をひかれながらもマゼッパはマリアを置き去りにして行く。残されたマリアは廃墟の中で血まみれのアンドレイを見つけ、処刑の恐怖を思い出す。アンドレイは最後の力を振り絞り「正気に戻ってくれ!」と歌うがもはや正気ではないマリアにはアンドレイを認識できず、子供と勘違いし子守歌を歌い始める。アンドレイはもう一度だけ愛するマリアの顔が見たいと、マリアの名を呼びながら息絶える。廃墟の中でたった一人、花を抱きしめてマリアは子守唄を歌い続ける。

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