2020/2/3

ニュース

  • Facebookでシェア
  • Twitterでツイート
  • noteで書く

指揮者 鈴木優人「第18回 齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞!

指揮者の鈴木優人が、第18回 齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞いたしました。この賞は、2002年に若手チェリスト、指揮者を顕彰すべく創立されました。今回、その活動の幅広さと今後の活躍に期待が注がれ指揮者部門では鈴木優人、チェロ部門では佐藤晴真さんが受賞致しました。鈴木優人は2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任。2020年4月1日からは、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任予定。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、NHK交響楽団、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。モンテヴェルディの歌劇「ポッペアの戴冠」(2017)をはじめ、バロック・オペラの上演にも情熱を傾けています。その他、調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、NHK-FM「古楽の楽しみ」レギュラー出演など、多角的な活動を展開しています。

鈴木優人「受賞の言葉」
この度は、名誉ある「齋藤秀雄メモリアル基金賞」の受賞者に選出して頂き、心から感謝申し上げます。
齋藤秀雄先生は私が生まれる七年前に他界されましたので、お目にかかることはできませんでしたが、世界的な名著である『指揮法教程』や講義録から指揮を学び、そして直接教えを受けた方々から多くのお話を伺いました。厳しくも愛情深い教育精神をお持ちだったからこそ、この賞がいまあるのだと思います。身が引き締まるとともに、何か先生の門に入れて頂けたような嬉しい気持ちです。
しかしながら、指揮者という存在が今後も不変であり続けるのか、それは誰にもわかりません。現にバッハの時代における指揮者の役割はまったく違うものでした。数十年後に振り返ったときが楽しみです。
この権威ある賞によって大きな後押しを頂きました。より一層研鑽を積み、よい仕事をしていきたいと思います。

永久選考委員を務める小澤 征爾(指揮者)からは、「鈴木優人さんの活動の幅広さに大きな可能性を感じました。指揮のことでアドバイス出来ることは、いつも素晴らしい音楽家と仕事をすること、それから、じっくり腰を据えてオーケストラと生きた音楽の生活をすること、つまり、音楽監督の仕事をやることです。今後のご活躍を期待しております。」と贈賞にあたってのコメントをいただきました。2月3日に行われた贈賞式では、チェロ部門を受賞した、佐藤春真さんとベートーヴェン: ヘンデル“ユダ・マカベウス”の「見よ勇者は帰る」による 12 の変奏曲 作品 45 より抜粋を披露いたしました。
鈴木の今後の活動にも、ご注目頂きますようお願い申し上げます。

◆齋藤秀雄メモリアル基金賞は、下記をご参照下さい。
http://www.smf.or.jp/saitohideo/

◆鈴木優人のプロフィールは下記をご参照ください。
https://www.japanarts.co.jp/artist/MasatoSUZUKI

ページ上部へ