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ウィーン少年合唱団の歴史 History Of Wiener Sängerknaben

ウィーン少年合唱団の歴史をご存知でしょうか?
2020年5~6月に日本ツアーを行うウィーン少年合唱団。来日公演前に彼らの歴史についてご紹介いたします!

ウィーン少年合唱団の歴史
「天使の歌声」と呼ばれ、世界中の人々に愛されているウィーン少年合唱団は、今から500年以上も前の1498年に誕生しました。この年、ハプスブルク家出身の神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世が、ウィーン王宮礼拝堂のために管弦楽団と聖歌隊を創設させました。そのなかに6人の変声期前の少年による聖歌隊があり、これがウィーン少年合唱団の原点となったのです。<写真:1900年当時。中央が指揮者のハンス・リヒター>

歴代のハプスブルク家出身の皇帝は音楽を愛し、数百年にわたって音楽家を支え続けました。王宮礼拝堂付属少年聖歌隊とともに活動した作曲家にはイザーク、グルック、モーツァルト、サリエリ、ブルックナーらがいます。またシューベルト、指揮者のリヒターとクラウスは団員であり、ヨーゼフとミヒャエルのハイドン兄弟も、たびたび補欠メンバーとして少年聖歌隊に参加しました。王宮礼拝堂付属少年聖歌隊は、宮廷のためのミサや非公開のコンサート、国家行事のために活動していましたが、1918年に第一次世界大戦でオーストリア=ハンガリー帝国が敗北し、ハプスブルク家が崩壊してしまうと庇護者を失い、解散せざるを得なくなりました。<写真:ヨーゼフ・シュニット神父>

しかし、最後の宮廷楽長であったヨーゼフ・シュニット神父はこのことを惜しみ、私財をなげうって民営の少年合唱団を創設します。そしてオーディションに合格した少年たちによって、1924年よりウィーン少年合唱団の活動が始まりました。制服も幼年学校のものからセーラー服へと一新されました。かつては教会音楽だけであったレパートリーはオペレッタや民謡、歌曲といった大衆に愛される音楽を含むものに拡大し、コンサート活動は世界中で行われ、1955年に初来日が実現しています。<写真:1960年当時>

現在、合唱団には10歳から14歳までの約100名の少年が所属し、シューベルト組、ブルックナー組、ハイドン組、モーツァルト組の4グループにわかれて活動しています。そしてウィーンで行われるオペラ、コンサート、王宮礼拝堂での日曜日のミサへの出演に加え、団員それぞれが年間9~11週間を演奏旅行に費やし、世界中を訪れます。1年間に行われるコンサートは約300回、観客動員数は50万人にも及びます。2012年12月には合唱団の本拠地アウガルテンに、彼らのためのコンサートホール「MuTh(ムート)」が誕生しました。<写真(左より):シューベルト、ブルックナー、ヨーゼフ・ハイドン、モーツァルト>

2017年3月、ウィーン少年合唱団はその特別な教育と合唱の伝統を認められ、オーストリア・ユネスコ国内委員会により、同国の無形文化遺産に登録されました。

合唱団の目標のひとつは、世界各地の様々な音楽と接し、それを世界中に紹介していくことです。彼らの国際交流の輪は今後さらに広がっていくことでしょう。

2020年は「シューベルト組」(カペルマイスター:オリヴァー・シュテッヒ)が来日します!
ぜひ会場で天使の歌声をお楽しみ下さい。皆様のお越しをお待ちしております。

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NTTアーバンソリューションズグループ Presents
ウィーン少年合唱団 2020年来日公演
<東京公演>
5月3日(日・祝)14:00 サントリーホール
5月4日(月・祝)14:00 サントリーホール
6月3日(水)14:00 サントリーホール
6月7日(日)14:00 東京オペラシティ コンサートホール
6月11日(木)14:00 東京芸術劇場
6月12日(金)13:30 東京オペラシティ コンサートホール (アフタヌーン・コンサート・シリーズ2020-2021 前期 Vol.3 協賛:株式会社JM)
6月20日(土)18:30 東京オペラシティ コンサートホール
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