2016/8/4

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「第1回マリインスキー国際極東音楽祭」が開催されました。 [マリインスキー劇場]

2016年7月30日ウラジオストクにおける極東音楽祭が幕を開けました。(音楽祭の詳細についてはこちら)まず、ウラジオストクという極東の地は1860年に開墾され160年近くの歴史を持ちます。現在人口は60万人強、沿岸地域全体では約190万人、極東地方全体で680万人の人が住んでいます。
ここ数年で急激に発展している都市ウラジオストク。2012年に開催されたAPECにあわせて街中の象徴でもあるゴールデン・ブリッジ、マリインスキー劇場、水族館ほか数多くの施設が作られました。極東音楽祭のポスターは、空港や街中至るところで見られました。音楽祭のコンサートはほぼ売り切れ、オペラ・バレエに関しては完売という盛況ぶり。29日の前夜祭では、マエストロ・ゲルギエフが以前より力を入れている世界の若手音楽家育成にスポットをあて、ロシアのアレクサンダー・マロフェーエフ始め、青少年ピアノ・コンクールで見出した奥井紫麻、中国のTinghong Liao、そしてピアノの松田華音が登場しました。
松田華音は、ラフマニノフの「パガニーニ狂詩曲」を演奏。音楽を歌い上げる力に、ウラジオストクの聴衆も引き込まれていきました。そして、アレクサンダー・マロフェーエフは、ゲルギエフが最近数多く共演している秘蔵っ子。今秋にマリインスキー劇場管弦楽団との共演を予定している注目のピアニストです。

30日初日、プロコフィエフのオペラ『修道院での結婚』(ウラジオストク初演)では、主役の一人ルイーザ役を歌ったヴィオレッタ・ルキアネンコが注目の新人。
https://www.mariinsky.ru/en/company/opera_women/lukyanenko/
クララ役のユリア・マトーチュキナはマリインスキー・オペラ日本公演で「エフゲニー・オネーギン」のオルガ役を、「ドン・カルロ」ではエボリ公女役を歌います。左:ヴィオレッタ・ルキアネンコ、右:ユリア・マトーチュキナ

マエストロ・ゲルギエフは現在、PMFで来日中。
今週末まで公演がございますので、ぜひご注目ください。
http://www.pmf.or.jp/jp/artist/2016/C01.html

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帝王ゲルギエフ&伝説の劇場が威信をかける2演目
マリインスキー・オペラ 来日公演2016


「ドン・カルロ」
10月10日(月・祝) 14:00/10月12日(水) 18:00
「エフゲニー・オネーギン」
10月15日(土) 12:00/10月16日(日) 14:00

公演の詳細はこちらから

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