2016/5/27

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ユンディ・リ 「人民ネット」でのインタビュー?

いよいよ6月に来日するユンディ・リ。
中国のインターネット放送局「人民ネット」でのインタビューの2回目をご紹介いたします。
ユンディ・リ 「人民ネット」でのインタビュー?はこちらから


86年にアコーディオンを手にしてから30年の時が経ちましたが、思い出すと当時はどんな感じでしたか?

不思議な感じですね。当時はピアノに触れる機会はありませんでしたし。アコーディオンは幼年時代の良い思い出です。

ピアノを始めたのは?
アコーディオンの先生に勧められ、ピアノに触れてとても好きになりました。でも私の音楽人生はアコーディオンから始まったと思っています。

今ピアノを習っている子供の両親にはどんな風に見てもらいたいですか?
私を見て、音楽が子供たちの人生に楽しさを与えてくれるものだ、とわかっていただければ嬉しいです。私も子供たちを応援しています。音楽は子供の人生に役立つと思う。もし才能があるならとても大変だけれど、人生の目標にしても良いと思う。

音楽の普及と音楽教育に関してこれからどのような事を行いたいですか?
もっと教育に関する活動を増やして行きます。学校を作ったり、体制を作ったり、養成したり。音楽の基礎教育の部分に力をいれたいです。

ユンディさんは、最初は国内で勉強してその後ドイツへ行かれましたが、国内で勉強するのと外国へ行くのとどのような違いがありますか?外国へ行くお金のない人が国内だけで勉強してもプロのピアニストになれるのでしょうか?
ピアノは先生と一対一で勉強するものです。現代はネットが発達した時代ですのでネットで習うという方法もあります。私の時代は資料を探すもレコード一枚探すのも大変でした。でも今は何でもネット上にあります。動画だってあります。外国で勉強する利点は、土地の文化を肌で感じることができることです。ドイツへ行けば深くドイツ文化の特徴を理解でき、それがベートーヴェンを理解するのに役立つでしょう。でも技術の練習はどこでもできます。

現在は何が趣味ですか?
今は音楽と関係あることばかりですね。前はピンポンが好きでしたが今は時間がありません。学生時代は好きでしたよ。現在は写真撮影が好きかな。世界のあちこちへ行くのでいろいろ、撮っています。

運動も好きと聞きます。どこへ行ってもジムを探しているとも・・・。ホテルの周りをジョギングしたり?
はい、続けています。今の時代はどんな職業の人にも運動は必要だと思います。何をするにも健康は大事ですから。私はツアーを続けるために身体を鍛える必要があります。

グルメ、運動、撮影が好きなのですね?
どれも音楽と関係あります。グルメも文化、健康は音楽のため、撮影は良い景色を鑑賞し自分を良い状態にもっていく。すべて創造に役立ちます。

撮影と言えば自撮りが得意ですね。毎日ウェイボー(中国最大のSNS)に自撮り画像を載せていますが。それは趣味ですか?それとも他の意味があるのでしょうか?
時代の影響を受けてですよ。母もよく自撮りしていますよ。10年前は存在しませんでしたが、今は子供でも自撮りします。これも現代生活の楽しみです。

自分で料理もされるのですか?一番得意なものはなんですか?
できますが今は時間がないです。でもドイツ時代は、週末に自分で買い物をして自炊していました。料理もピアノと一緒です。いろいろな材料に調味料を合わせて創造することは、作品の創作過程と同じです。トマトと卵の炒物や、インスタントラーメンも上手ですよ。紅焼鳥手羽とか魚の豆板醤煮とか。中華料理は調味料が重要ですよね。たとえば豆板醤はこのブランドとか、醤油はこことか。母は料理が上手で小さい時は台所へ見にいきました。練習の手を休めてね。

ネットでお酒の話題をよくされていますが?
演奏後にリラックスした時に楽しんでいます。その土地の文化の理解に役立ちます。演奏や稽古は極度に集中しますから、リラックスする方法が必要なのです。

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ユンディ・リ オール・ショパン・リサイタル
2016年6月7日(火) 19:00 東京芸術劇場コンサートホール
公演詳細はこちらから

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