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金子三勇士 題名のない音楽会

2012年9月16日(日)午前9:00~

テレビ朝日「題名のない音楽会」
第22回出光音楽賞受賞者ガラ・コンサート
曲目:リスト作曲ピアノ協奏曲第1番
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ソフィア国立歌劇場の指揮者サンジョルジのインタビュー

オペラ指揮者として油の乗り切った時期を迎えたマエストロ、アレッサンドロ・サンジョルジ(1960年生まれ)。インタヴュー当日はヴェルディ《アッティラ》の指揮台に立ち、その翌日にプッチーニの《トスカ》を振るという多忙な中、快く取材に応じてくれた。

 「ヴェルディとプッチーニの二人が、19世紀後半からのオペラ界における両巨頭であることは疑うべくもないですね。でも、この二人は実に対照的な存在で。若い頃のヴェルディは、ファンの方もよくご存知のように、愛国心に燃える男であり、イタリア統一運動における象徴とも看做されていました。VIVA VERDI!というキャッチ・フレーズが、Viva Vittorio Emanuele Re D'Italia(統一イタリアの国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ万歳!)という掛け声との語呂合わせになったからです。
 一方、プッチーニの活躍期には、その種の「時代の潮流」は特に絡んできませんでした。でも、彼は「音楽の潮流」には巻き込まれましたね。ワーグナー以降のライトモティーフ(指示動機)の流行に足を踏み入れたからです。例えば《トスカ》だと、歌姫トスカが登場する直前に鳴り渡るモティーフがことに優美でしょう。彼女の女性らしさを表す、とても印象的な響きですね」
 そこで、作曲家プッチーニの音楽的な「個性」をさらに突き詰めて。
 「プッチーニは、『映画音楽の祖』と呼ばれるほどに情景描写の才能を有していました。私の息子が7歳の時、《修道女アンジェリカ》のピアノ稽古にたまたま居合わせたのですが、その際、終盤の盛り上がりで突然ワーワー泣き出したことがあるのです。何故泣いたのかいと訊ねたら、幼いなりにはっきりと『音楽に泣かされた!』と言いましたよ(笑)。ドラマを理解できない子供にすら、プッチーニの音楽はダイレクトに訴えかけるのです。人間の最も深い本能にすっと入り込むような、特別な力がありますね。《トスカ》は台本もよく纏まっていて、三人の主要人物の関係性だけでほぼ全編が進みますし、プッチーニの音楽が余りにも雄弁なので、例えイタリア語が判らなくとも、シーンの『空気』が鮮烈に伝わってきます。強い嫉妬と強い愛が絡まって。トスカとカヴァラドッシが最後にユニゾンで声を合わせるとき、二人の間柄が最も崇高なものとして輝きます。何度振っても、本当に心動かされるパッセージです」

 インタヴューの締め括りに、日本のオペラファンへのメッセージを。
 「ヴェルディの生家から100kmほど離れた辺りに生まれました。フェラーラとパルマの中間ぐらいに位置する町です。最初はピアニストとして活動していて、オペラは全然好きでもなかったのですが、母から『(オペラの良さが)今に判るわよ!』と凄まれたことがあります(笑)。その後、指揮者に転向した今では『オペラの良さを誰よりも判っているぞ!』と言いたいぐらいです。《トスカ》のシンプルで劇的なドラマは、オペラは初めてと仰る方にもお勧めしやすいです。皆様のご来場を心よりお待ちしています」

取材・文:岸 純信(オペラ研究家)

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ソフィア国立歌劇場

 《マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
       プッチーニ:ジャンニ・スキッキ》
 □11月4日(日) 15:00 よこすか芸術劇場
 □11月11日(日) 17:00 千葉県文化会館
 □11月15日(木) 18:30 東京文化会館

 《プッチーニ:トスカ》
 □11月3日(土) 15:00 川口総合文化センター・リリア
 □11月17日(土) 14:00 東京文化会館
 □11月18日(日) 14:00 東京文化会館

公演の詳細はこちらから
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佐藤しのぶ ソフィア国立歌劇場「トスカ」出演への思い

2012年11月のソフィア国立歌劇場 来日公演の「トスカ」でタイトルロールを歌う佐藤しのぶのインタビューが掲載されました!
トスカへの熱い思いを語ってくれています。期待が高まりますね!
http://t.pia.jp/interview/classic/satoshinobu-sofia.jsp



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ソフィア国立歌劇場

《マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
       プッチーニ:ジャンニ・スキッキ》

 □11月4日(日) 15:00 よこすか芸術劇場
 □11月11日(日) 17:00 千葉県文化会館
 □11月15日(木) 18:30 東京文化会館

 《プッチーニ:トスカ》
 □11月3日(土) 15:00 川口総合文化センター・リリア
 □11月17日(土) 14:00 東京文化会館
 □11月18日(日) 14:00 東京文化会館

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「ブルガリア人歌手の実力と活躍ぶりについて」[ソフィア国立歌劇場]

岸 純信(オペラ研究家)

 ブルガリアのソフィア歌劇場への出張が決まり、資料の一つとして、音源や映像で知る往年の名手から実演に接した現役のスターまで同国出身の歌手勢をリストアップしてみた。すると、あっという間にA4の紙が埋まってしまった。人口750万といえばスイスと同規模、チェコやポルトガル(約1千万人)よりも小さな国である。そのブルガリアがここまで名歌手を輩出しているとは!
 例えば、かのマリア・カラスと共演したメゾソプラノ、エレーナ・ニコライや、《サロメ》で絶賛されたソプラノのリューバ・ヴェリッチ、《タンホイザー》でバイロイト収録の映像を残す美男テノール、スパス・ヴェンコフなど書き始めれば筆が止まらない。でも、ボリス・クリストフはやはり別格の存在のよう。

<左から:エレーナ・ニコライ、リューバ・ヴェリッチ、スパス・ヴェンコフ、ボリス・クリストフ>

「彼が亡くなった時、ブルガリア正教会のアレクサンドル・ネフスキー大聖堂でお葬式がありました。国葬レベルでした」

<アレクサンドル・ネフスキー大聖堂>

 そう教えてくれたのが通訳のソーニャ嬢である。クリストフといえば唸り入りの声音で名を轟かせた大バスであり、今もブルガリアの人々の誇りであるという。彼の後も、悲愴感溢れる響きのニコライ・ギャウロフや舞台姿が際立つニコラ・ギュゼレフといった往年の名手たちから、いまや欧米で大活躍中のオルリン・アナスタソフ(まだ30代半ば!)まで、低く逞しい美声はブルガリアの特産なのである。
 その一方で、世界の桧舞台を制覇した大ソプラノも忘れてはならない。日本のファンにもお馴染みの美女ライナ・カバイヴァンスカ、暗めの声音で安定感ある歌唱を披露したアンナ・トモワ=シントウ、マクベス夫人やトゥーランドットなど劇的な役柄で一世を風靡した猛女ゲーナ・ディミトローヴァなど挙げればきりが無く、近年では滑らかな歌いぶりが光るクラッシミラ・ストヤノヴァが第一線で活躍中である。また、メゾでは深々と響く美声で世界的な人気を得るヴェッセリーナ・カサロヴァが代表格になるだろう。

<左から:ニコラ・ギュゼレフ、オルリン・アナスタソフ、ライナ・カバイヴァンスカ>
<左から:アンナ・トモワ=シントウ、ゲーナ・ディミトローヴァ、ヴェッセリーナ・カサロヴァ>

 ここでソフィア歌劇場の現在の花形スターも紹介しておこう。まずは、剛毅な響きのテノール、マルティン・イリエフを。《ノルマ》のポリオーネから《トスカ》のカヴァラドッシまで英雄的な太い声音で歌い上げる名歌手である。そしてバリトンのビセル・ゲオルギエフ。伸びの良い美声とマッチョな体格で男の色気を醸し出す逸材である。
 また、この二人に加えて、劇場の層の厚みを証明する面々にも触れておきたい。まずは《トスカ》のアンジェロッティ役、バスのアンゲル・フリストフを。実に颯爽たる歌いぶりで慎重に耳を欹てていたら、ソーニャ嬢曰く「先日の《ドン・カルロ》では王様役に選ばれていました」とのこと。そして、《アッティラ》の脇役ウルディーノを演じたテノール、プラーメン・パパジコフも。ほんの一言ふたことでも場面をぴりっと引き締める力量に注目したら、ソーニャ嬢が「この前《ジークフリート》でミーメに抜擢されました!」と教えてくれた。才能豊かな若手たちが道を拓く姿を目の当たりにしたようで、こちらも嬉しくなった。

<左から:マルティン・イリエフ、ビセル・ゲオルギエフ、アンゲル・フリストフ>


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ソフィア国立歌劇場

《マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
       プッチーニ:ジャンニ・スキッキ》

 □11月4日(日) 15:00 よこすか芸術劇場
 □11月11日(日) 17:00 千葉県文化会館
 □11月15日(木) 18:30 東京文化会館

《プッチーニ:トスカ》
 □11月3日(土) 15:00 川口総合文化センター・リリア
 □11月17日(土) 14:00 東京文化会館
 □11月18日(日) 14:00 東京文化会館

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トリノ王立歌劇場が「トスカ」「仮面舞踏会」で2013年に来日!!

2010年「椿姫」「ラ・ボーエム」で観客を魅了した『トリノ王立歌劇場』が2013年に再来日を果たします!
2013年はヴェルディ・イヤーの決定版、「トスカ」、「仮面舞踏会」を披露、演目の魅力について指揮者のジャナンドレア・ノセダがインタビューに答えています。
ぜひトリノ・ニュースをご覧ください。
※画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。