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金子三勇士が、お食事を楽しみながら音楽を ”サンデー・ブランチ・クラシック”に出演

お酒や食事を楽しみながら音楽やアートを楽しめる”サンデー・ブランチ・クラシック”にピアノの金子三勇士が、出演します。「LIVING ROOM CAFE by eplus」“サンデー・ブランチ・クラシック”金子三勇士
ピアニスト金子三勇士と過ごす音楽の時間~1日限りの音楽室へようこそ!~

日時:2019/3/24(日) 13:00~13:30
会場:LIVING ROOM CAFE by eplus(渋谷区)
出演:金子三勇士(ピアノ)
公演詳細は下記ロゴ画像をクリック!!


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「ショパン VS リスト」
金子三勇士 ピアノ・リサイタル
2019年7月18日(木) 13:30~ 東京オペラシティ コンサートホール
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”エイフマン・バレエとは…” ボリス・エイフマン スペシャル・インタビュー Vol.3

Vol.1Vol.2を通して、日本公演の2つの演目について、掘り下げてお話しいただきました。連載最終回のVol.3は、ずばり“エイフマン・バレエ”の何が他のバレエカンパニーと一線を画すのか。その秘密の一端が解き明かされます。音楽の秘密
エイフマンさんのバレエでは、音楽との親和性も感動的なものです。どのように音楽を構成されていらっしゃるのでしょうか。

ボリス・エイフマン(以下B.E.):それは、とても大変なプロセスです。今まさに、ヨハン・シュトラウスの音楽を使って≪ピグマリオン・エフェクト≫というバレエを製作中です(2019年2月に世界初演を果たしました)。ヨハン・シュトラウスの曲は、とても有名なものが多いですが、この半年以上、ポルカ、ワルツ、ギャロップなど、彼の音楽を聴き続け、未知の音楽がまだあることに気付かされています。
音楽の中には、作曲家自身、思いもかけなかったようなドラマが秘められていることがあります。ですから、ワルツやポルカも、人間の深層心理を表現することが出来るのです。
もしこれらの曲をコンサートホールで聴いたら、全く別の印象を受けるでしょう。しかしそれを、劇音楽として聴くと、全く違ったイメージが浮かんできます。音楽が、違う響き方をしてくるのです。
以前、ある指揮者と話をしました。彼は私のバレエ≪チャイコフスキー≫を見て、その後、チャイコフスキーの交響曲5番をコンサートで指揮しなければならなかったそうです。彼は「頭の中にバレエのシーンが浮かんできてしまって、なんと指揮がしにくかったことか…」と言っていました。(※注:チャイコフスキーの交響曲第5番はバレエ「チャイコフスキー」の中で印象的に使用されている楽曲)
良く知られた音楽であっても、バレエの中の身体の動きと同一化します。それが、皆さんが驚嘆することなのです。馴染み深い音楽のはずなのに、突然、知られていなかった秘密のベールが開くような。
チャイコフスキーは、私のために音楽を書いてくれたのでは、と思うほどに感じます。作品の進化
エイフマンさんは、ご自身の作品のタイトルを変えたり改訂したりということを頻繁になさっています。作品に常に進化を求めていらっしゃるのですか?

B.E.:おっしゃる通りです。一つの演目を常に新しく変え続けているのは、世界でも私一人くらいではないでしょうか。
この数年でも、≪チャイコフスキー≫≪レクイエム≫≪カラマーゾフの兄弟≫≪赤いジゼル≫≪ロシアン・ハムレット≫などを更新しています。
バレエは、古くなっていくものです。ですから、私がまだ現役でいられる間は、聴衆に、いつも新しい新鮮な何か、息吹を感じてもらえるようにし続けたいと考えています。

それは、時代性もあって?

B.E.:それだけではありません、すべてが変化しています。バレエの技術も、アーティストも、そして私自身も変わります。私は、自分の古いバレエを見る気にはなりません。
最後に日本公演を行ったのは、約20年前でしたね。当時の日本では、私たちのバレエの捉えどころを見出すことが出来ないでいるように感じました。エイフマン・バレエとは?古典バレエなのか?現代バレエなのか?
私たちは、この20年間で、独自の個性・歴史を築いてきた非常にユニークな新しいバレエ団になりました。20年前とは全く違うバレエ団として、私たちは再来日いたします。なぜなら、私たちは常に進化し、常に新しいものを追い求めてきたからです。技術的にも、ロシアの伝統的な古典バレエと世界のモダンバレエのスタイルを融合させ、そこに、テクノロジー、人間の抱く感情や気持ち、エネルギーなど、すべてを込めているのが、エイフマン・バレエです。古典でもない、モダンでもない、まさに「エイフマン・バレエ」スタイルなのです。
世界中の聴衆が感動してくださるように、日本の皆さんの心にも、感動をお届けすることが出来ればと願っています。日本の聴衆は素晴らしいですから。芸術の“特典”
まさにエイフマンさんがされていることは、言葉の壁や国境を超越したことだと思います。

B.E.:言葉、とおっしゃいましたが、私は言葉は好きです。でも、身体が物語る言葉(身体の動きで表現するコトバ)こそ、より強く、よりオープンに、人々の秘密を表現できるのではと私は考えています。身体は、嘘をつきません。身体は真実しか語りません。
日本語とロシア語で、私たちが理解し合うためには、通訳が必要です。でもバレエの世界では通訳は必要ありません。これは、とても大切なことです。
ですから、私のバレエは、現代の世界でとても重要な存在意義を持っています。
(バレエを通じて)互いに近しい存在となり、互いに分かり合うことが出来る。みんなの共通語です。それは、芸術が持つ大きな“特典”ともいえますね。
私は、このような才に恵まれたことを、とても誇りに思います。私のバレエによって、様々な民族、文化、宗教を越えて、人々が一つになることができるのですから。

いかがでしたでしょうか?
含蓄ある言葉のひとつひとつが、ボリス・エイフマンが歩んできた創作人生の重みを物語ります。
世界で唯一無二の“エイフマン・バレエ”。生きた感動を、そしてエネルギーをチャージしに、是非劇場にお越しください。

Vol.1はこちら
Vol.2はこちら

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エイフマン・バレエ
「ロダン ~魂を捧げた幻想」

2019年7月18日(木) 19:00
2019年7月19日(金) 19:00
「アンナ・カレーニナ」
2019年7月20日(土) 17:00
2019年7月21日(日) 14:00
会場:東京文化会館
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高関健が、第50回サントリー音楽賞を受賞!!

この度、高関健が「サントリー音楽賞」を受賞いたしました。「サントリー音楽賞」は、わが国の洋楽の発展にもっとも顕著な業績をあげた個人または団に贈られるもので、1969年の第1回以来、今回が50回目となります。
サントリー音楽賞については、こちらから

高関健の今後の活動に、ご注目いただきますようお願い申し上げます。

プロフィールなどの詳細は、下記をご参照ください
https://www.japanarts.co.jp/artist/KenTAKASEKI
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中野翔太が、お食事を楽しみながら音楽を ”サンデー・ブランチ・クラシック”に出演

お酒や食事を楽しみながら音楽やアートを楽しめる”サンデー・ブランチ・クラシック”にピアノの中野翔太が、サクソフォーンの田中拓也さんと共に出演します。「LIVING ROOM CAFE by eplus」“サンデー・ブランチ・クラシック”中野翔太(ピアノ)& 田中拓也(サクソフォーン)
日時:2019/3/17(日) 13:00~13:30
会場:LIVING ROOM CAFE by eplus(渋谷区)
出演:中野翔太(ピアノ)、田中拓也(サクソフォーン)
公演詳細は下記ロゴ画像をクリック!!
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”世界中で大ヒット《アンナ・カレーニナ》の謎”~ボリス・エイフマン スペシャル・インタビュー Vol.2

前回のVol.1では、≪ロダン~魂を捧げた幻想≫に込めたものをお話くださいました。Vol.2では、世界中で大ヒットしている≪アンナ・カレーニナ≫の謎を解き明かします。≪アンナ・カレーニナ≫でエイフマンさんが一番表現したかったことは、何なのでしょうか?

ボリス・エイフマン(以下B.E.):『アンナ・カレーニナ』は、トルストイの有名な小説です。描かれているのは、夫、妻、愛人という平凡な三角関係のストーリー。しかし、平凡であるにも関わらず、なぜ、多くの映画監督や舞台演出家、バレエ振付家が、この物語がこんなにも取り上げるのでしょうか。

それは誰もが、アンナ・カレーニナという女性の秘密を謎解きたいと思うからでしょう。どうして彼女は、自分や周囲の人々の精神を壊し、社会や神に逆らってまでも、子供を、家族を捨てるまでになってしまったのでしょう。

トルストイは、自作の中で、女性の心理分析を行っています。その分析を私なりに再度分析した結果、私がこのバレエで表現したのは、アンナという女性が、男たちとの愛、愛から生じる“情熱”というものの犠牲になってしまったということです。大きな破壊力となり得る“情熱”によってアンナの心は病んでしまい、変わっていきます。小説の中に、このようなシーンがあります。アンナが鏡に向かって言うのです。「これは私ではない、別人だ」と。彼女の中で、別の人間が生まれてしまっているわけです。そして最後には、すべてを破壊してしまったその女性(つまり自分)を殺すという選択をします。
二重人格というのは、一人の人間の中に、二人の人格が共存することをさしますね。その表現方法として、二人のダンサーを使うこともありますが、≪アンナ・カレーニナ≫では、一人のダンサーが2つの人格演じ分けることによって、その精神状態を表現しています。2幕で、アンナが裸(ボディタイツ)姿で踊るシーンです。あのシーンのアンナは、“情熱”という病に囚われた別人なのです。そして夫カレーニンもまた、その犠牲となった一人です。
カレーニンは、アンナの裏切りを正当化するために、悪者として描かれることが多くありますが、私が描くカレーニンは、まだハンサムで若い、そして深く傷ついた人間です。
先ほどから申し上げている“情熱”とは、一体何なのでしょう。それは、ある時突然人の心に棲みつき、台風のようにすべてを破壊してしまう非合理的なものです。カレーニンは何も悪くない、非合理的な力による犠牲者です。それはヴロンスキーにもいえることです。
トルストイは、作中で「なぜ?」「何のために?」という疑問を頻繁に投げかけます。すべては非合理的な力が働いたがゆえに起きたことなのです。

これまでのお話を聞いていると、最後にアンナが列車に身を投げるシーンは、まるでアンナの魂の解放のように感じられます。

大切ポイント!
B.E.:その通りです。アンナは、自殺という手段を選ぶことで、同時に、自分を苦しめていたもう一人の女性を殺したのです。自分の中に棲みついてしまった邪悪な力に終止符を打ち、解放されたのです。そして、自分自身のみならず、夫や愛人をも解き放つことができました。

注目ポイント
もう一つ、私の≪アンナ・カレーニナ≫の特徴をお教えしましょう。先ほど申し上げた通り、この原作をバレエ化したものは多くあります。
当然、アンナを最後に轢き殺してしまう汽車を、大道具として舞台に登場させる演出もあります。でも私は、物質的な力で、つまり大道具の力を借りてアンナを殺すのではなく、あくまでも振付の力で、アンナを死なせることに拘りました。私のバレエに、汽車の大道具は登場しません。結果的に、この最後のシーンは、振付による心理描写の一番強いシーンとなっています。≪ロダン≫も≪アンナ・カレーニナ≫も、お話をうかがっていると、エイフマンさんが作品をつくるインスピレーションの源は、「なぜだろう?」という謎にあるように思います。

重要!“心理バレエ”という新たなジャンルの追求
B.E.:私たちエイフマン・バレエは、“心理バレエの劇場”と呼ばれます。演劇の世界における心理劇の一番のリーダーは、チェーホフですね。私たちは、バレエの世界における新たなジャンルとして、“心理バレエ”を追求し続けています。私たちが求めているのは、身体という“言葉”を通して、人の内面の世界を表現することです。
通常、バレエが見せるのは、人の身体の美しさや動きの美しさ、つまり外面的な美です。しかし私たちは、人の心をより深く掘り下げ、その内面の世界を動きで表現しようとしています。私は、人の身体とは、心の世界を表現するための最良の道具だと考えているのです。

私たちのバレエが、アジアやアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど、世界各国で好評いただいているのは、バレエというお馴染みの芸術でありながら、まったく新しいバレエに触れることができるからでしょう。テレビやインターネットでは決して得ることができない、大きなエネルギーを受け取ることが出来るのです。情報は簡単に手に入っても、生きた感動をなかなか得ることが出来ない昨今、私たちのバレエで大きな力を得ることが出来る。だから、世界中の皆さんが、私たちのバレエを見に来てくださるのです。さながらエネルギーを充電するために。

次回Vol.3では、ボリス・エイフマンが、“エイフマン・バレエ”スタイルを解き明かします。

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エイフマン・バレエ
「ロダン ~魂を捧げた幻想」

2019年7月18日(木) 19:00
2019年7月19日(金) 19:00
「アンナ・カレーニナ」
2019年7月20日(土) 17:00
2019年7月21日(日) 14:00
会場:東京文化会館
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