人類最高の音楽遺産
聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団 J.Sバッハ『マタイ受難曲』
- 日時
- 2016年3月9日(水) 18:30
- 会場
- サントリーホール
ピックアップ
■ 調べてみました。聞いてみました。 Vol.3 聖トーマス教会合唱団のQ&A(2016年3月)
■ 調べてみました。聞いてみました。 Vol. 2バッハのスペシャリストに聞く(2016年2月)
■ 調べてみました。聞いてみました。 Vol. 1 聖トーマス教会合唱団「マタイ受難曲」(2016年3月)
チケット詳細Ticket Information
① 10月9日(金) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 10月10日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 10月15日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 10月17日(土) 10:00a.m.~発売 一般
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
3月9日 サントリーホール
チケット購入はこちら
3月11日 東京芸術劇場 コンサートホール
チケット購入はこちら
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可
【その他プレイガイド】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 <3/9公演のみ>
東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 <3/11公演のみ>
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード273-923(3/9) 273-924(3/11)]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード38421(3/9、3/11)〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
【特別割引チケット】
※ジャパン・アーツぴあコールセンター及びWEBジャパン・アーツぴあで受付/事前に予約が必要です
◎学生席(各ランクの半額/限定)
*残券がある場合、1/8(金)10:00より受付を開始いたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
チケット購入はこちら
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード●●●-●●●] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
- 東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/ 03-5685-0650
- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
J.S.バッハ:マタイ受難曲
J.S.Bach: Matthäus-Passion(BWV244)
原語上演 / 日本語字幕付
公演によせてMessage
バッハの精神を体現した合唱団
音楽が「職人の時代」だった18世紀、ヨハン・セバスティアン・バッハの後期の膨大な傑作群は、ライプツィヒでの生活サイクルから生まれた。自らカントール(音楽監督)を務めた聖トーマス教会合唱団を活動の母体に、バッハは日曜日の礼拝で歌う教会カンタータや受難曲の大作を書き、一方で子供たちを指導し、彼らと一緒の宿舎で寝泊まりしながら亡くなるまでの27年間を過ごしたのである。
800年以上の歴史を持つ聖トーマス教会合唱団は、いわばバッハの受難曲のもっともオーセンティックな継承者といえる。興味深いことに、彼ら団員の生活サイクルもまたバッハの時代とほとんど変わらない。付属のトーマス学校で学ぶ傍ら厳しい歌のレッスンを受け、週末はトーマス教会でもう一つの名門ゲヴァントハウス管弦楽団とカンタータを共演する。ソプラノやアルトのあどけない少年たちが、年長の生徒と共に過ごす寮生活の中で成長を遂げ、やがて「バッハの合唱団」としての精神を体現してゆく。
音楽史上の最高傑作として崇められることの多いバッハのマタイ受難曲を聖トーマス教会合唱団の演奏で聴くと、バッハが神という超越的な存在を念頭に置きながらも、紛れもなく生身の人間とのコミュニケーションを通して生み出した作品なのだと実感する。ゴットホルト・シュヴァルツが指揮を務める今回の来日公演においても、「マタイ」の中に横溢する愛や他者への連帯のメッセージは、時代や宗教の垣根を越えて私たちを慰め、力づけてくれるに違いない。
中村真人(ジャーナリスト/在ベルリン)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2016/3/9(水)
- 会場
- サントリーホール
- お問い合わせ先
(問)ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2016/3/11(金)
- 会場
- 東京芸術劇場 コンサートホール
- お問い合わせ先
(問)ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2016/3/12(土)
- 会場
- ミューザ川崎シンフォニーホール
- お問い合わせ先
(問)神奈川芸術協会 045-453-5080
- 日時
- 2016/3/13(日)
- 会場
- 兵庫県立芸術文化センター
- お問い合わせ先
(問)芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
プロフィールProfile
聖トーマス教会合唱団 Thomanerchor Leipzig
聖トーマス教会合唱団の歴史は800年以上前から始まる。同合唱団はライプツィヒ市最古の文化団体となっている。
1212年、オットー4世は、マイセン辺境伯ディートリヒによって建てられた聖トーマス教会付きアウグスティノ修道院の創設を承認した。修道院には付属の学校があり、当初は聖職者を育成する目的で教育を行っていたが、その後まもなく、修道院に寄宿していない少年たちも受け入れるようになった。少年たちが教会で毎週行われる礼拝で歌えるように、教育内容には当初より典礼の歌が含まれていた。1539年の宗教改革のころには、ライプツィヒは音楽と文化の中心地としての名声を得ていたが、これは少なからず聖トーマス教会の優れたカントール(教会の音楽監督)の功績によるものである。
聖トーマス教会合唱団の主要な目的は、「ムジカサクラ(宗教音楽)」の保存である。1723年6月1日にトーマス・カントールに就任し、1750年に生涯を終えるまでの27年間、その職にあったヨハン・セバスティアン・バッハの作品演奏が、現在、同合唱団の音楽活動の中心となっている。しかしながら、同合唱団のプログラムには、グレゴリオ聖歌から現代の合唱曲にいたる、音楽史におけるあらゆる時代の合唱作品が網羅されている。
今日、同合唱団は、ドイツおよびヨーロッパの音楽界で確固たる地位を築き、さらには世界中で名を知られた文化大使となっている。定期的にツアーを行い、アメリカ、カナダ、中国、日本、オーストラリア、ブラジル、アルゼンチンなどを訪れている。
ゲヴァントハウス管弦楽団 Gewandhausorchester
1743年ライプツィヒの市民により設立され、1781年からゲヴァントハウス(織物会館)で演奏会が定期的に行われるようになったのが、250年以上もの誇り高き歴史を持つ世界最古の民間オーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団の起源である。
メンデルスゾーンが「マタイ受難曲」を、初演からちょうど100年目にあたる1829年にベルリンで復活上演し、彼がこのオーケストラの常任指揮者となったことで、オーケストラの実力は飛躍的に向上、以後もバッハ演奏の伝統が作り出されてきた。
歴代のカペルマイスター(音楽監督)は、メンデルスゾーンから、ライネッケ、ニキシュ、フルトヴェングラー、ワルター、アーベントロート、アルベルト、コンヴィチュニー、ノイマン、マズア、ブロムシュテットと続き、現在の音楽監督であるリッカルド・シャイーは、歴代のカペルマイスターの築いた比類のない音楽文化を基盤にしつつ、新たな時代へと導いている。
聖トーマス教会合唱団との共演は150年以上も前にさかのぼるが、以来緊密な関係が保たれており、祝祭日に行われる礼拝には、合唱団と共に、このオーケストラの楽団員が参加して演奏するという重要な役割を担っている。
ゴットホルト・シュヴァルツ Gotthold Schwarz (トーマス・カントール / Thomaskantor)
1952年ザクセン州ツヴィッカウ生まれ。ドレスデン教会音楽学校とライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学で学ぶ。声楽をゲルダ・シュリーファー、オルガンをヴォルフガンク・シェテリッヒと元聖トーマス教会オルガニストのハンネス・ケストナー、指揮をマックス・ポンマーとハンス=ヨアヒム・ロッチュに師事。また、ペーター・シュライヤー、ヘルムート・リリング等にマスタークラスの指導も受けている。
シュヴァルツは長年に渡って指揮者としても広く活躍している。近年聖トーマス教会合唱団を定期的に指揮しており、2015年よりトーマス・カントールに就任した。聖トーマス教会においてはモテット、カンタータ、オラトリオ、教会音楽を指揮している。さらに、ゲヴァントハウス管弦楽団との共演による聖トーマス教会合唱団のコンサート、ベルリン古学アカデミー、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、ライプツィヒ・バッハフェスト、コンツェルト・ケルンを指揮。聖トーマス教会合唱団においては、2011年の復活祭、2012年秋、2013年夏、2014年5月~7月のツアーでも指揮をした。
ほかにも、シュヴァルツ自身が創立したアンサンブルであるライプツィヒ・コレギウム・ヴォカーレ、ザクセン・バロック・オーケストラを指導、またバッハ・コンソート・ライプツィヒのリーダーを務めている。
歌手としては、近年もウィーンの楽友協会、ザルツブルク音楽祭を含むヨーロッパ各地での演奏会に加え、日本、イスラエル、ブラジル、アルゼンチン等で活躍。アメリカではヨハン・セバスティアン・バッハに焦点を当てたリサイタルとマスタークラスの両方で広く賞賛を浴びた。
ヨーロッパで定期的に共演している著名アーティストやアンサンブルには、ペーター・シュライヤー、ミヒャエル・シュナイダー、ペーター・ノイマン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ジョン・エリオット・ガーディナー、聖トーマス教会合唱団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ドレスデン聖十字架合唱団、マインツ・バッハ合唱団、フライブルク・バロック・オーケストラなどがある。
また、バロックから現代に至るまでレパートリーも幅広く、数多くのCDで著名な指揮者・団体と共演し、ラジオ放送での演奏会にも出演している。2004年にはライプツィヒの国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクール(声楽部門)で審査員を務めた。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
協力:ドイツ連邦共和国大使館 / 東京ドイツ文化センター