日本・スロヴェニア友好プロジェクト

阪田知樹 × ブラームス– カーキ・ソロムニシヴィリ指揮 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団 –

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文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演


令和7年度文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演

こちらでご案内する公演は、子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。子供無料招待席を設け、広く募集いたします。 この貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちが本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただければ幸いです。

阪田知樹 × ブラームス
– スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団 –

2025年11月28日(金) 19:00開演 東京芸術劇場コンサートホール
先着先行受付:2025年6月28日(土)10:00~公演前日17:00
・申込資格:平成19年(2007年)4月2日~平成31年(2019年)4月1日に生まれた方(小学校1年生相当~高校3年生相当)
※公演当日18歳以下であっても上記生年月日の範囲外の方は対象外となります。
・推奨年齢:中学生~高校生 ・保護者同伴者席はございません。
応募受付はこちら
(応募期間前は表示されません。)
申込詳細・注意事項等はこちら

令和7年度文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演

当公演は18歳以下(平成19年(2007年)4月2日以降に生まれた方)無料招待対象公演です。申込詳細は後日当HPに掲載いたします。

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 6月21日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 6月28日(土) 10:00a.m.~発売 一般 
    TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

2025/11/28

一般

通常価格

SS席
S席
残席あり

15,000円

A席
残席あり

12,000円

B席
残席あり

9,000円

C席
残席あり

6,000円

D席
E席
学生席
全席指定
特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
     S席¥14,000 A席¥11,000
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
  • 東京芸術劇場ボックスオフィス www.geigeki.jp 0570-010-296 ※休館中のため、9/6(土)以降の販売となります。
  • チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 299-535]
  • イープラス eplus.jp
  • ローソンチケット l-tike.com [Lコード 33753]
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

  • ユーリ・ミヘヴェツ: 《妖精の子》ジングシュピール序曲
  • ブラームス: ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op. 15 [ピアノ] 阪田知樹
* * *
  • ブラームス: ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op. 83 [ピアノ] 阪田知樹

公演によせてMessage

 クラシック音楽を生で聴きに行く醍醐味は何か?
それは一期一会の化学反応を体験することだ。
 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団と、咋年首席指揮者に就任したばかりのカーキ・ソルムニシヴィリ、そこに阪田知樹が加わった時、若さと異文化からのアプローチが伝統の上で反応する。互いを刺激し、創り上げていく彼らの共演は、さる4月リュブリャナの聴衆や楽団関係者をも興奮させた。
 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団は1701年、バッハがまだ学生の頃に創設され、ドイツ音楽の発展と共に育ってきた。例えば今回聴けるブラームスもこの楽団のソサエティ会員だったが、その時には既に150年以上の伝統を誇っていた世界最古のオーケストラなのだ。
 旧ソ連のジョージアで、ロシア音楽を基礎とした教育を受けたソルムニシヴィリは「ドイツ音楽の構築力をこの楽団で磨かせてもらっている」と話すが、楽団側も、慣習的演奏に囚われず新しい視点で分析した表現方法に、新発見を得ることもあるだろう。リュブリャナでの終演後、指揮者が突然出した指示で驚かせたことをコンサートマスターに詫びる場面に偶然居合わせたが、その二人の様子から、最高の表現を追求する結束が感じられた。
 そして阪田知樹のピアノが、そんな改革期の楽団に繊細さと安定感を与える様は、和歌や能の日本伝統文化を想起させる。ピアニストでもあるソルムニシヴィリは、まるで自分が弾いているかのように熱くなると、阪田も指揮の経験を生かし、弾き振りするかのように落ち着かせる。各々の役割を超えて、ただ溶け合って最上の音楽を求めるのだ。阪田のピアノが美しく歌うと、オーケストラも研ぎ澄まされる。速度が上がっても阪田は皆を走らせず、冷静さを保ちながら全員でクライマックスに達し、聴衆の心には独特の結晶が残った。
 阪田は、2023年にラフマニノフ、今年1月はリストの全協奏曲をまとめて演奏し、今回の日本ツアーではブラームスの両協奏曲を続けて聴けるのだ。リュブリャナでは第1番を聴いただけであれだけ満足したのだから、2曲続けて聴いたら頭が飽和状態になるかもしれない。帰り道は注意散漫にならないよう、くれぐれもお気をつけいただきたい。

中東生(スイス在住ジャーナリスト)

全国公演日程National performance

日時
2025/11/24(月・祝)
会場
横浜みなとみらいホール ♦
お問い合わせ先

神奈川芸術協会
045-453-5080

日時
2025/11/27(木)
会場
東京芸術劇場コンサートホール ♦
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

日時
2025/11/28(金)
会場
東京芸術劇場コンサートホール ★
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

日時
2025/11/29(土)
会場
ザ・シンフォニーホール
お問い合わせ先

ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

日時
2025/11/30(日)
会場
武蔵野市民文化会館
お問い合わせ先

武蔵野文化生涯学習事業団
0422-54-2011

★阪田知樹(ピアノ) ♦アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ)

プロフィールProfile

阪田知樹 Tomoki Sakata (ピアノ, Piano)

2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール第1位、6つの特別賞。 2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞。東京芸術大学を経て、ハノーファー音楽演劇大学大学院ソリスト課程に在籍。第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて弱冠19歳で最年少入賞。ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンゲン国際ピアノオリンピックでは日本人初となる第1位及び聴衆賞。 国内はもとより、世界各地20ヵ国以上で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品アルバムをリリース。阪田知樹ピアノ編曲集「ヴォカリーズ」を2022年5月に、「夢のあとに」を2023年7月に、阪田の作曲した「アルト・サクソフォーンとピアノのためのソナチネ」が23年11月に音楽之友社より出版。国内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。 2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2023年第32回出光音楽賞、第72回神奈川文化賞未来賞、第20回ベストデビュタント賞を受賞。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/tomokisakata/
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カーキ・ソロムニシヴィリ Kakhi Solomnishvili (指揮/スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者, Conductor/Principle Conductor of Slovenian Philharmonic Orchestra)

1990年5月9日、ジョージアのトビリシに生まれる。ソロムニシヴィリの音楽人生は、コンサートとフェスティバルに活発に参加するピアニストとして始まった。2011年にトビリシ・オペラ・バレエ劇場のアシスタント指揮者の役割を担う。2014年より同劇場の指揮者を務めている。2016年からジョージア・フィルハーモニー管弦楽団との活発な共演活動に従事し、2017年に指揮者に就任する。2023年よりスロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団と活発に共演し、2024年には首席指揮者に就任。その他にもポーランド・バルティック・フレデリック・ショパンフィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・シンフォニエッタ、ジョージアン・シンフォニエッタ等、様々な国立オーケストラや国際的なオーケストラと共演している。

オフィシャルウェブサイト
https://kakhisolomnishvili.com/
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スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団 Slovenian Philharmonic Orchestra

前身であるアカデミア・フィルハーモニコルム、フィルハーモニー・ソサイエティ、初代スロヴェニア・フィルハーモニーと共に、スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団は同種の団体としてはヨーロッパで最古の一つであり、豊かな伝統を誇る。1947年に本格的に動き出し、それ以前の1世紀半の間フィルハーモニー・ソサイエティによって特徴づけられた豊かなコンサートの日常をよみがえらせた。カルロス・クライバー、リッカルド・ムーティ、シャルル・デュトワ、ダニエル・ハーディング等の客演指揮者のみならず、スロヴェニア人常任指揮者、さらに国際的な名声を誇る偉大なソリスト達に負うところが大きい。2019年からはリュブリャナ・フェスティバルのレジデント・オーケストラを務めている。

オフィシャルウェブサイト
https://filharmonija.si/
プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/slovenianphilharmonicorchestra/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
協賛
YASUKAWA
後援
スロヴェニア共和国大使館
協力
株式会社ネスティ

 

文化庁令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業

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