チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 6月21日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 6月28日(土) 10:00a.m.~発売 一般 
    TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

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2025/11/26

一般

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曲目・演目Program

  • シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
* * *

  • シューマン:4つの夜曲 Op.23
  • ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

公演によせてMessage

初めてイゴール・レヴィットの公式ウェブサイトを開いたとき、ドキッとした。そこには彼の演奏姿の写真のうえにこう記されていた——「Igor Levit – Citizen. European. Pianist.」。
ロシア生まれドイツ育ちの天才ピアニストは、複雑に動き続けるこの社会のなかで、ピアニストとして、ヨーロッパ人として、そしてひとりの市民として自らの責務は何かということを問い続けながら活動している。単に美しく上質な演奏を行なっているだけではない。音楽のあり方そのものをも問うている。たとえばパフォーマンスアーティストと協働した公演ではコンサートの構造自体を転換させるような前衛的な試みをしたし、これまでにリリースしてきたアルバムでは哲学的な問いを立てたプログラムを組んできた。
今回の来日公演では、有名作曲家たちの名前が並ぶ。一見すると単なる名曲プログラムのように思えてしまうかもしれないが、そうではない。ザルツブルク音楽祭などでも同様のプログラムが組まれている。練りに練ったものなのだろう。この選曲にはなんだか恐ろしい、直截的ではない死の気配が、薫りが、漂う。
まずはシューベルト最後の《ピアノ・ソナタ第21番》だ。これは「ふつうの曲」ではない。美しい音楽の合間に覗かせる、真っ黒な深淵。静謐で長大なソナタだ。聴き手も集中力を必要とされるだろう。
続くのはシューマンの《4つの夜曲 Nachtstücke》op.23。ロマンチックな夜想曲のイメージとは異なる作品だ。冒頭、葬送行進曲のようなリズムで下降し続けるところから始まる。当初は「葬列の幻想」と名付けようとしたが、E.T.A.ホフマンの同名の小説『小夜物語 Nachtstücke』(1817年)に着想を得て、このタイトルとなった。
そして、ショパンの最後の《ピアノ・ソナタ第3番》である。名曲にして、大曲。レヴィットはこれまでショパンを選んでこなかった。公式の場でショパンを演奏するのはなんと今年が初めてだという。
レヴィットは真の芸術家である。彼はなぜ今年の夏秋、このプログラムで世界をまわろうとしているのか。大曲が並ぶから聴き手のこちらも気合が入る。その真価をホールで体験することが楽しみでならない。

布施砂丘彦(音楽批評家)

プロフィールProfile

イゴール・レヴィット Igor Levit (ピアノ, Piano)

俊敏で批判的な精神を持ち、芸術を社会的な出来事と深く関連させて捉えるレヴィット。ニューヨーク・タイムズ紙は彼を「同世代で最も重要なアーティスト」と評価した。ハイデルベルク春の音楽祭の共同芸術監督を務め、ルツェルン音楽祭では25年で3回目となるピアノ・フェスティバルを立ち上げた。2024-25年は、ウィーン楽友協会やベルリン・フィルハーモニー、カーネギーホールなどでリサイタルが予定されている。録音では、2019年にベートーヴェンの全32曲のソナタ集で高い評価を得た。2023年10月のハマス攻撃に対して、メンデルスゾーンの「無言歌」のセレクションをレコーディング。24年10月にはティーレマン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのブラームスのピアノ協奏曲のライヴ録音をリリース。1987年、ニジニー・ノヴゴロド生まれ。8歳のときに家族と共にドイツに移住。ハノーヴァー音楽演劇メディア大学で学ぶ。2020年10月、ドイツ連邦共和国功労勲章を授与された。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/igorlevit/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
共催
公益財団法人東京オペラシティ文化財団

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