ケルン放送交響楽団 指揮:マレク・ヤノフスキ ピアノ:チョ・ソンジン

巨匠ヤノフスキ、ベートーヴェンの真髄に迫る!

ケルン放送交響楽団 指揮:マレク・ヤノフスキ ピアノ:チョ・ソンジン

チケット詳細Ticket Information

① 4月20日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 4月21日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 5月9日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 5月11日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

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曲目・演目Program

  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」(ピアノ:チョ・ソンジン)
  • ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
  • ブラームス:6つの小品 間奏曲 Op.118-2 イ長調(ピアノ:チョ・ソンジン)
  • ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93より 第2楽章 (ケルン放送交響楽団)

公演によせてMessage

モダン・ベートーヴェンの極致

マレク・ヤノフスキが指揮するベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を、ライヴで体験した時のこと。筆者は感嘆し、氏に敬意を表すべく楽屋を訪ねた。「本当にたくさん聞こえてきました。これまで聴いたことのなかった音が」と伝えると、間髪入れずにこう返ってきた。「全部ベートーヴェンが書いた音ですよ。」
ベートーヴェンのオーケストラ曲というと、近年では、19世初頭の音響イメージに近づくべく、小編成にして、ピリオド(時代)楽器を用いる場合も少なくない。せめて一部の楽器だけでもそうするという、折衷方式も、かなり広まってきた。しかるにヤノフスキは、これを一顧だにしない。総奏では木管楽器を倍に増やして吹かせさえする。そう、完全に「20世紀モダン・オーケストラ路線」なのである。現代人の耳とホール環境にとって、これで不都合なことは何もない、という考えであろう。
実際、結果は楽屋での会話のとおり。なんら不都合はない。音の塊で塗りつぶすといった愚には陥らず、むしろ透明である。みっちり目が詰まっているのに、透明。これを実現するのは、とても難しいことだ。
もし20世紀型ということで、悠揚迫らぬテンポをイメージされたなら、それも違うと言っておこう。彼のベートーヴェンは、概して速い。その点で、筆者も仰天せんばかりになったのが、交響曲第7番の終楽章である。火のような燃焼度と、機関車のような重量感を維持しつつ、目にもとまらぬ速さで突き進む。この楽章は4分の2拍子で書かれているが、ベートーヴェンが1小節=1拍で数えて欲しいと願ったことは、彼が記したメトロノーム指定から分かる。ヤノフスキは、そこを酌んでいるのだ。
透明度と推進力。それはピリオド系の人々が取り戻そうとしたものでもあった。とすれば、御年80のヤノフスキもまた、因襲をたえず省みる21世紀の音楽家にほかなるまい。

舩木篤也(音楽評論)

全国公演日程National performance

日時
2019/11/23(土)
会場
メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) ★
お問い合わせ先

チケットセンター 0985-28-7766

日時
2019/11/24(日)
会場
アルモニーサンク 北九州ソレイユホール ★
お問い合わせ先

北九州国際音楽祭事務局 093-663-6567

日時
2019/11/25(月)
会場
東京文化会館 ★
お問い合わせ先

都民劇場 03-3572-4311

日時
2019/11/26(火)
会場
サントリーホール ★
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ0570-00-1212

日時
2019/11/28(木)
会場
札幌コンサートホール Kitara
お問い合わせ先

Kitaraチケットセンター 011-520-1234

★:共演 チョ・ソンジン

プロフィールProfile

マレク・ヤノフスキ Marek Janowski (指揮,Conductor)

ワルシャワ生まれ。現代におけるドイツ伝統音楽の巨匠の一人。 1939年ワルシャワ生まれ。ドイツで教育を受け、フライブルグ、ドルトムントの歌劇場で音楽総監督を務めた。ドルトムント在任中、その芸術性が高く評価され、ヨーロッパの主要な歌劇場に招かれるようになる。1970年代後半以降、世界の主要な歌劇場のうちヤノフスキが定期的に客演しない歌劇場は一つもないほどになり、その活躍の場はニューヨークのメトロポリタン歌劇場からミュンヘンのバイエルン国立歌劇場へ、シカゴやサンフランシスコからハンブルクへ、ウィーンやベルリンからパリへと広がった。これまでにフランス国立放送フィル音楽監督、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団首席指揮者、ベルリン・ドイツ響第1客演指揮者、モンテカルロ・フィル音楽監督、ドレスデン・フィル首席指揮者、ベルリン放送響芸術監督を務める。ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、ブルックナー、ブラームス、ヒンデミット、および新ウィーン楽派の解釈では世界的に定評があり、この幅広いレパートリーを網羅する多数の優れた録音を残している。2018/2019シーズンには、ドレスデン・フィル、ベルリン・フィル、ケルン放送響、フランクフルト放送響、NDRエルプフィル、ライプツィヒMDR、スイス・ロマンド管、オスロ・フィル、N響、サンフランシスコ響などを指揮予定。 現在ヨーロッパと北アメリカの主要なオーケストラで特に高い評価を得ており、楽団を世界的な一流オーケストラへと育て上げる手腕を持つ指揮者としても知られている。

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チョ・ソンジン Seong-Jin Cho (ピアノ,Piano)

2015年10月第17回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝、ポロネーズ賞も同時受賞し、国際的な脚光を浴びる。卓越したテクニックと透明で美しい音色、身体中から溢れ出る音楽性が聴く人の心を打ち、若き世代で最も際立つピアニストの一人として、高く評価されている。1994年ソウル生まれ。2008年モスクワ・ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝、2009年浜松国際ピアノ・コンクールでは15歳で最年少優勝を果たし、2011年チャイコフスキー及び2014年ルービン・シュタイン国際コンクールで第3位受賞。これまでにチョン・ミュンフン、マゼール、ヤンソンス、ゲルギエフ、プレトニョフ、アシュケナージ、ラトルなどの著名な指揮者の指揮の下、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ミュンヘン・フィルフィル、ハーモニア管、などの世界一流のオーケストラと共演。また、カーネギー・ホールをはじめとする世界を代表するコンサートホールでリサイタルを行っている。現在ベルリン在住。老舗ドイツ・グラモフォン・レーベルと専属契約を結び数々のCDが発売されており、最新録音は「モーツアルトのピアノ協奏曲第20番、ピアノ・ソナタ第3番、第12番」。

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ケルン放送交響楽団 WDR Sinfonieorchster Köln

1947年創立。以来70年以上に渡り、ヨーロッパの主要な放送管弦楽団のひとつとして地位を確立。広大なレパートリー、芸術的完成度をトレードマークとする。大都市ケルンの主要なコンサート・ホールや音楽祭と数多く提携し、海外ツアー、数々のCDのリリースなど、その活動はドイツのオーケストラ界を代表する存在として国際的に重要視されている。また多数の現代作品の世界初演を行うことで音楽史に貢献。これまでにストラヴィンスキー、ベリオ、シュトックハウゼン、ペンデレツキといった偉大な作曲家が自作を指揮している。さらに、テレビ・ラジオ放送、デジタルメディア、教育プログラムを通してクラシック音楽の普及に邁進している。1983年、マレク・ヤノフスキと初共演。2018年2月には、ヒンデミット作品を収録したCDがペンタトーンからリリースされた。また2018年9月よりベートーヴェン・チクルスを開始し、2019年2月ヤノフスキ80歳の誕生日には、ソリストにチョ・ソンジンを迎え、ドイツ全国のツアーを行った。

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主催・協賛

主催:フジテレビジョン、ジャパン・アーツ
特別協賛:TDK株式会社
後援:ドイツ連邦共和国大使館
協力:ユニバーサル ミュージック

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