デビュー20周年 ポーランドの心に触れるひととき

江崎昌子 ピアノ・リサイタル 「ポーランド芸術祭2019 in Japan」参加公演

チケット詳細Ticket Information

① 12月15日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 12月16日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 12月20日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 12月23日(日) 10:00a.m.~発売 一般   

… ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
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曲目・演目Program

【第1部】
ユリウシュ・ザレンブスキ:バラと棘 ~ピアノのための5つの即興曲~ 作品13

ミウォシ・マギン:3つのポーランド舞曲

フレデリック・ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60

【第2部】
フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28

  • ショパン:マズルカ 作品41-2
  • ショパン/ミハロフスキー編:小犬のワルツ
  • ザレンプスキ:子守歌

公演によせてMessage

ポーランドの心に触れるひととき
~日本・ポーランド国交樹立100周年、デビュー20周年、記念リサイタルに寄せて~

十数年前、留学先のポーランドから帰国し、本格的に演奏活動を始めて間もない江崎昌子さんに雑誌のインタビューでお話を伺ったことがある。特に印象深かったのは、留学前からポーランド音楽に強い関心を持ち、ワルシャワでの夏期講習やレッスンにショパンのマズルカをたくさん準備して行った、というエピソードだった。リサイタルやコンクールで聴き映えのするような作品ではなく、迷いなくマズルカを持って行った、という選択に、江崎さんのポーランド音楽への並々ならぬ情熱を感じた。自ら異文化に飛び込み、貪欲な姿勢で学び取った成果は、ポーランド人から「ポーランド語で語られた演奏」と認められているところである。
 帰国後は、ショパンの全曲録音(現在進行中)をはじめ、ポーランドの作曲家の紹介に精力を注いでいる。まさにポーランドと日本の文化の架け橋となっているピアニストである。
 日本・ポーランド国交樹立100周年となる2019年は、江崎さんのデビュー20周年にもあたる。この記念すべき年のリサイタルでは、前半がポーランドの作曲家の作品、後半に録音が予定されているショパン《24の前奏曲》が演奏される。ポーランドの作曲家からはザレンプスキとマギンという、日本ではあまり馴染のない作品も入っている。江崎さんは、マギンと交流があったという。
 ショパン《24の前奏曲》は、ショパンがJ.S.バッハの伝統を継承、発展させた作品、そしてザレンプスキとマギンはショパンの影響を強く受けた作曲家たちである。まさに、ショパンを中心に、ショパンが学んだ音楽、「ショパン後」のポーランド音楽を俯瞰したプログラムとなっている。
 江崎さんの演奏は、端正で気品がある。特にショパンは、行き届いた表現のなかにも、冷静な解釈が垣間見れる。ショパン自身は、標題音楽を好まず、自分の作品が文学的に解釈されることを嫌っていたと言われている。また感情表現についても抑制を効かせた解釈を望んでいたことが記録に残っている。江崎さんのような静謐な演奏に接すると、ショパンが求めていた演奏は、このようなものではなかったか、と気づかされる。
 江崎さんが演奏活動の全精力を注いで学んできたと言っても過言ではない「ポーランドの心」。記念の年に触れられることを心から待ち望みたい。

湯浅玲子(音楽学)

プロフィールProfile

江崎昌子 Masako Ezaki (ピアノ,Piano)

桐朋学園大学を卒業後、ポーランド・ワルシャワショパンアカデミー研究科修了。 これまでに北村陽子、バルバラ・ヘッセ・ブコフスカ、タチアナ・シェヴァノワ、ジャン・エフラム・バブゼ、セルゲイ・エデルマンの各氏に師事。1995年第6回ミロシ・マギン国際ピアノコンクール第1位(フランス)、1997年第4回シマノフスキ国際ピアノコンクール第1位及び最優秀シマノフスキ演奏賞(ポーランド)、1998年第21回サレルノ国際ピアノコンクール第1位及び最優秀ドビュッシー演奏賞(イタリア)、2005年第31回日本ショパン協会賞受賞。2010年、ポーランド政府より、外国人に贈られる文化勲章“グロリア・アルティス”を受勲。 ポーランド各地のオーケストラとの共演や、モスクワ放送響、プラハ放送響、チェコフィル、ウルサン交響楽団(韓国)、東京交響楽団、新日本フィル、日本フィル、大阪フィルなどと共演。横浜招待国際ピアノ演奏会、NHK・FMリサイタルなどに出演。 CD録音もオクタヴィア・レコードよりポーランドの作品集をはじめ、ショパンのエチュード全曲集、マズルカ全曲集、ソナタ全集、ノクターン全集、バラード&即興曲集、小林仁編曲オーケストラ付き作品集の室内楽版、飯森親範指揮、山形交響楽団とのピアノ協奏曲第2番、また2018年春には日本センチュリー交響楽団とのピアノ協奏曲第1番をリリースするなど、ショパン全曲録音を展開中。 これまでにレコード芸術誌において特選盤となるなど高く評価されている。 各地でレクチャーコンサートや公開レッスン、ショパンコンクール・イン・アジアをはじめとする様々なコンクールの審査員も行っている。現在、洗足学園音楽大学・大学院准教授、日本ショパン協会理事。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
後援:駐日ポーランド共和国大使館 、ポーランド広報文化センター 、洗足学園音楽大学・大学院、一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会、日本ショパン協会
協力:オクタヴィア・レコード

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