ポーランド・ピアニズムの正統なる継承者

クシシュトフ・ヤブウォンスキ ピアノ・リサイタル

日時・場所:
2019年1月21日(月) 19:00
東京オペラシティ コンサートホール
7:00p.m. Monday, January 21
Tokyo Opera City Concert Hall
出演:
クシシュトフ・ヤブウォンスキ Krzysztof Jabłoński (ピアノ、piano)

曲目・演目

オール・ショパン・プログラム

ポロネーズ 第7番「幻想ポロネーズ」変イ長調 Op. 61

ノクターン 第13番 ハ短調 Op. 48-1

エチュード 第12番「革命」ハ短調 Op. 10-12

幻想曲 ヘ短調 Op. 49

バラード 第4番 ヘ短調 Op. 52

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ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)

ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2

ノクターン 第17番 ロ長調 Op. 62-1

ノクターン 第18番 ホ長調 Op. 62-2

バラード 第3番 変イ長調 Op. 47

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op. 22

公演に寄せて

-深い意味合いを持ったオール・ショパン・プログラム―

 1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールは、世界的にたいへんな注目を浴びた。日本でも、NHKの臨場感あふれる名ドキュメンタリーは、ワルシャワというショパンの聖地に集う若き芸術家たちの真摯な情熱をつぶさに伝え、大ブームを巻き起こした。
 この時のコンクールは多くのスターを生んだ。中でも第3位に入賞した1965年生まれのポーランドの新鋭クシシュトフ・ヤブウォンスキは、その体躯を駆使した大型なピアニズムで、その後のポーランド・ピアノ界をけん引していく存在として、深く人々の心に残ったのである。事実、その後の彼は順調にキャリアを築き、今やツィメルマン、ブレハッチ、パレチニ、ポブウォツカ等とともに、現代ポーランドを代表するピアニストとなっている。
 一方、ポーランドにとって1918年は「第二共和制ポーランド」として独立を果たしたたいへん重要な年である。翌年にはただちに日本との国交が樹立された。それから100年を経て「ポーランド芸術祭」が日本で行われることは、たいへんな慶事である。そのオープニングとして置かれたヤブウォンスキのリサイタルは、「ショパンの国ポーランド」のヤブウォンスキのピアノへの信頼の証とも言えるだろう。
 そのプログラムは、深い意味合いを持ったオール・ショパンである。晩年の傑作《幻想ポロネーズ》から始まり、ハ短調という神の受難を表す調の2曲である《ノクターン第13番》と《エチュード「革命」》が続く。これらは、ショパンの祖国ポーランドへの慟哭の想いである。さらに、《幻想曲》、《バラード第4番》というシリアスな名作が前半に配された。後半は、映画「戦場のピアニスト」でも有名になった《ノクターン嬰ハ短調》、同じ調性の《ワルツ第7番》、そして晩年の傑作《2つのノクターン作品62》、《バラード第3番》がならぶ。それらは、短調から長調へ美しく移り変わっていき、あたかも苦悩から祖国復興の光に向かうポーランドの姿のようである。そして、栄光に満ちた《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》の大団円を迎える。
 ヤブウォンスキは2020年第18回ショパン国際コンクールの審査員を務めることも決定しているという。今回のリサイタルは、自身の同コンクール入賞から35年を前にしての記念の公演ということにもなろう。彼のピアノの持つダイナミック・レンジの広さ、豊かな音色、そしてなによりポーランドへの愛に満ちた温かなカンタービレによって蘇るショパンの名曲の数々は、「ポーランド芸術祭2019 in Japan」のオープニングを飾るのにまことにふさわしい。

下田 幸二(音楽評論家・ピアニスト)


素晴らしいテクニックとヴィルトゥオージティ、そして作曲者への限りない敬意。
彼の感性と魂が紡ぎだす音楽は、すべてが自然で、しなやかで、深い喜びとともに聴衆の耳と心に届くだろう。
アンジェイ・ヤシンスキ (ショパン国際ピアノコンクール元審査員長/ポーランド国立カトヴィッツェ音楽院 教授)

なぜ私は、ヤブウォンスキの演奏に心地よく耳を傾けるのだろう?
それは、彼が率直な人柄で、素晴らしい心からの親友であるからだけでなく、
何よりピアノを演奏する上で不可欠なすべての要素、すなわち、動機、指、心、頭、彼はそのすべてを持ち得ているからだ。
クリスチャン・ツィメルマン(ピアニスト)

チケット詳細

【チケット残席状況】◯残席あり/△残席少/×売り切れ
公演日 S席 A席 B席 - - - -
1月21日 - - - -
学生席 - - - -
  • 公演日
    1月21日
  • S席
  • A席
  • B席
  • 公演日
    学生席
  • S席
  • A席
  • B席
【チケット料金】()内は夢倶楽部会員価格
S席:6,000円(5,400円)/A席:4,500円(4,000円)/B席:3,000円(2,700円)
学生席
S席:3,000円/A席:2,250円/B席:1,500円
【備考】
*残券がある場合、9/29(土)10:00より受付を開始いたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
 (学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
 ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。

シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
学生席・シニアチケット購入

チケット発売情報

① 9月22日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 9月23日(日・祝) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 9月26日(水) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 9月29日(土) 10:00a.m.~発売 一般   


… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

【その他プレイガイド】
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード126-347]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード33491]


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全国公演日程

日程 ホール お問い合わせ先 詳細リンク
1月21日(月) 東京オペラシティ コンサートホール ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040  
1月24日(木) サントリーホール 新日本フィル・チケットボックス 03-5610-3815  
  • 日程
    1月21日(月)
  • ホール
    東京オペラシティ コンサートホール
  • お問い合わせ先
    ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
  • 詳細リンク
     
  • 日程
    1月24日(木)
  • ホール
    サントリーホール
  • お問い合わせ先
    新日本フィル・チケットボックス 03-5610-3815
  • 詳細リンク
     
新日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール・シリーズ 第598回定期演奏会
2019年1月24日(木)サントリーホール
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op. 21 (指揮:ヤン・パスカル・トルトゥリエ)

プロフィール

クシシュトフ・ヤブウォンスキ Krzysztof Jabłoński (ピアノ、piano)
クシシュトフ・ヤブウォンスキは、1985年ワルシャワにおけるショパン国際ピアノコンクールで入賞、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクールでゴールド・メダルを受賞したほか、ミラノ、パーム・ビーチ、モンツァ、ダブリン、ニューヨーク、カルガリーにおける各国際ピアノコンクールで数々の賞を受賞している。
30年以上にわたってソロ、室内楽、およびオーケストラ共演など、活発に演奏活動を行い、ベルリン・フィルハーモニーの「マスター・コンサートシリーズ」を始め、世界各地の主要ホールで演奏している。
室内楽奏者としても、堤剛、アルト・ノラス、コンスタンツィ・アンジェイ・クルカ、テン・リーなどのアーティストと共演。1962年にウワディスワフ・シュピルマンによって創設された「ワルシャワ・ピアノ五重奏団」のメンバーも務めている。
2013年2月には、ゲルギエフ指揮ヘルシンキ・フィルとチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏し、ライブでネット中継が行われた。
2015年にはデビュー30周年を記念し、下野竜也指揮読売日本交響楽団、ヤツェク・カスプシック指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団とショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏。
最近ではポーランド国立ショパン研究所より、現代ピアノとピリオド・ピアノ両方によるショパン作品全曲演奏の録音を委任されている。既にスタインウェイピアノ、エラールピアノでそれぞれエチュードを収録したCDがリリースされており、2020年に向けて全曲演奏の完遂を目指している。
これまで、ヤニナ・ブートルとアンジェイ・ヤシンスキ教授に師事。2004年から2017年にかけてはワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学の教授を務めた。
世界各地でマスタークラスやレクチャーを行い、数々の国際ピアノコンクールの審査員としても活躍。2020年ショパン国際ピアノコンクール審査員。

主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
後援:ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター