心に響く、深遠なる音楽
ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル
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チケット詳細Ticket Information
●東京公演発売日程
① 12月16日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 12月17日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 12月21日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 12月23日(土) 10:00a.m.~発売 一般
●川崎公演発売日程
① 2月10日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 2月11日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 2月15日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 2月17日(土) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可
●東京公演チケット購入はこちら
●川崎公演チケット購入はこちら
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
【その他プレイガイド】
神奈川芸術協会 045-453-5080 www.kanagawa-geikyo.com/index.html(川崎公演のみ)
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999 (東京公演のみ)
ミューザ川崎シンフォニーホール 044-520-0200 http://muza.pia.jp/ (川崎公演のみ)
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード100-694(東京)/106-225(川崎)]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード32640(東京)/31963(川崎)]
【チケット購入にあたっての注意事項】こちらからご一読ください
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード●●●-●●●] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
- 東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/ 03-5685-0650
- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
モーツァルト:ロンド イ短調 K. 511
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K. 300d
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op. 101
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シューマン:ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 Op. 22
ショパン:4つのマズルカ
第14番 ト短調 Op. 24-1
第15番 ハ長調 Op. 24-2
第16番 変イ長調 Op. 24-3
第17番 変ロ短調 Op. 24-4
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 「英雄」 Op. 53
- ブラームス:6つの小品op.118-2間奏曲
- ショパン:前奏曲第7番op28-7
公演によせてMessage
東京でのリサイタルをキャンセルせざるを得なかったことが、どんなに無念だったか・・・
この気持ちを言葉で上手く説明することさえ、難しく感じています。
体調は徐々に戻りつつあり、皆さんが回復を願ってくださっていることに、心から感謝申し上げます。
そして(今回のキャンセルによって)、皆さんを残念な気持ちにさせてしまったこと・・・
私はよく理解しています。
なぜなら「大好きな東京のお客さまのために演奏する」という心からの願いを叶えることができず、
私自身がとても残念に思っているからです。
皆さんが、私の音楽を聴きたい、と思っていてくださること・・・
私はとても光栄なことと感じています。
この機会を得る事ができ、心より嬉しく思います。
ラファウ・ブレハッチ
新たなレパートリーを組んだブレハッチこだわりのプログラムで、成熟した美しきピアニズムを堪能する
ブレハッチが東京に帰ってくる!
体調を崩して2017年秋の東京公演が見送られたが、彼はその事実に非常に心を痛め、なるべく早く東京公演を実施したいと考えていた。それがいよいよ実現する運びとなった。
ラファウ・ブレハッチのピアノは聴き手の心の深いところに浸透し、感動の泉を清らかな水で満たす。その演奏は、あまりにも純粋で一途で、何度聴いても「もう一度聴きたい」という気持ちにさせられる。ブレハッチの演奏を初めて聴いた2005年のショパン国際ピアノ・コンクールのときから、私はずっとこの気持ちにとらわれている。彼のショパンは作曲家の魂に肉薄する完璧なる美の表現で、リズム、フレージング、アーティキュレーション、ルバートなどすべてが「自然さ」に彩られていた。あるべき音がそこにあり、シンプルで素朴で温かい。事実、審査員のほとんどが「ブレハッチの演奏をもう一度聴きたい」と口をそろえ、感動の涙で頬を濡らした。
コンクール後は自身の演奏をより磨くことに徹し、レパートリーも厳選し、来日するたびに進化と深化を示している。そんなブレハッチが今回組んだプログラムは、調性や内容、作曲技法などの有機的なつながりを備えている作品ばかり。モーツァルトが家族の死に遭遇して心の内を吐露したかのようなロンドイ短調とピアノ・ソナタ第8番イ短調を冒頭に置き、悲劇性と深い哀しみの表情を描き出す。ブレハッチが常に「ベートーヴェンは生きる意味を問いかける」と話すベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番イ長調へと続け、のちにシューマンが好んで用いるようになる循環形式を明確に示した作品と対峙する。そのシューマンのピアノ・ソナタ第2番ト短調で幕開けする後半は、悲壮感と疾走するようなテンポと演奏者を追い上げるような高揚感がただよう。そして最後は得意とするショパンのマズルカとポロネーズで幕を閉じるという趣向だ。「作曲家が生きた時代を表現したい」と語る伝統にのっとったエレガントなショパンは、心に深く響く。聴き込むほどに一期一会の演奏に深い感銘が胸に押し寄せ、またもや涙腺がゆるむに違いない。
伊熊よし子(音楽ジャーナリスト)
プロフィールProfile
ラファウ・ブレハッチ Rafał Blechacz (ピアノ, Piano)
2005年、第15回ショパン国際コンクール優勝。マズルカ賞、ポロネーズ賞、コンツェルト賞、ソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマンにより創設)、オーディエンス賞と全てを同時受賞し、同世代で最高のショパン弾きと認められた。それから12年の時を経て、ブレハッチは真に世界的な名声を誇るアーティストの地位を確立している。彼のレパートリーはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、リスト、ブラームス、ドビュッシー、シマノフスキと拡大を続け、その中からドイツ・グラモフォンより6枚のアルバムがリリースされた。この間の活動が高く評価され、2014年1月には、「ピアノのノーベル賞」とも称されるギルモア賞(アメリカ)を受賞。 1985年ポーランドのナクウォ・ナデ・ノテション生まれ。5歳からピアノを習い始め、第5回A・ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクール第2位(2002年、ビドゴシチ)、第5回浜松国際ピアノ・コンクールの1位なしの第2位(2003年)など数々の賞を獲得。 ショパン・コンクール優勝後は、ウィーン楽友協会、ベルリン・フィルハーモニー、コンセルトヘボウ、サル・プレイエル、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ミラノ・スカラ座など世界の名だたるホールで演奏活動を始め、ザルツブルク、ヴェルビエ、ルール・クラヴィーア、ギルモアといった主要音楽祭にも招かれている。デュトワ、ゲルギエフ、ハーディング、P. ヤルヴィ、ルイジ、ナガノ、ネルソンス、プレトニョフ、ヴィット、ジンマンなど世界的な指揮者と共演。 2006年よりドイツ・グラモフォンと専属契約。ポーランド人演奏家として、クリスチャン・ツィメルマンに続く2人目となった。2010年にはショパン生誕200年を記念してセムコフ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管と録音したショパンのピアノ協奏曲1番、2番でドイツ・レコード批評家賞を受賞。2013年の「ショパン:ポロネーズ賞」は発売と同時にゴールド・レコードに輝き、再びドイツ批評家賞を獲得。 批評家たちからはこれらの芸術的功績を讃えてキジアナ音楽院国際賞(イタリア)を2010年に贈られる。2014年、4年に1度最も優れたアーティストに贈られるギルモア賞を受賞。2015年、ポーランド共和国大統領メダルであるポーランド復興勲章カヴァレルスキ十字勲章を授与された。J. S. バッハの作品集が今年2月にリリースされ、話題となっている。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ、神奈川芸術協会(3/30のみ)
共催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
後援:駐日ポーランド共和国大使館 / ポーランド広報文化センター
協力:ユニバーサルミュージック、ミューザ川崎シンフォニーホール(3/30のみ)