チケット詳細Ticket Information

① 5月13日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 5月14日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 5月18日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 5月20日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
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【その他プレイガイド】
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード330-071]
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード33364〕
イープラス eplus.jp
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

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チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
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曲目・演目Program

ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第14番 「月光」

ドビュッシー : 「映像」 第2集
《Ⅰ: 葉ずえを渡る鐘の音 / Ⅱ: 荒れた寺にかかる月 / Ⅲ: 金色の魚》

ショパン : アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ

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ムソルグスキー : 組曲 「展覧会の絵」

※曲目は変更になる場合がございます。

  • ドビュッシー:ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」

公演によせてMessage

輝く目! 躍動する指! 寺田悦子さん! 

 1969年、私は井口秋子先生から若く美しいピアニストを紹介された。その方がウィーンから戻ったばかりの美少女~寺田悦子さんで、その大きな眼の輝きに見とれたが、その輝きは今も変わらない。
 その年行われた東京でのリサイタルは大成功を納めたが、続いて彼女はウィーン国立アカデミーを最優秀賞で卒業、更にアメリカに渡りジュリアード音楽院大学院、インディアナ大学など11年間も研鑽を続け、その間ルービンシュタイン国際コンクールで3位金賞、日本ショパン協会賞受賞などと続き、後者は私も関係していたので、満場一致の受賞を今も懐かしく思い出す。こうして寺田さんはピアノ界の大スターとなられ現在に至って居られる訳だが、そのスッキリとしたたたずまいは、初めてお会いした時と少しも変わらない。
 彼女のリサイタルは毎回、例えばショパンが愛したプレイエル・ピアノと現代のスタインウェイ・ピアノとを弾き比べる「春の夜会」とか、また「調の秘密」など心を誘う題と内容に満ちているが、今回は「五線譜に描かれた情景」とある。これらの曲はどれも師ルービンシュタインお得意のもので、師への想い出、また師へ捧げるオマージュ-献辞として選ばれたものだ。しかも今年は師と結び付いた1971年の《ルービンシュタイン国際コンクール》入賞から40周年目と言う節目の年にも当たる。一方「煌めきの音画」というのも意味深重だ。絵と直接的に結びつくのは、ムソルグスキーが夭逝した親友の遺作展から刺激を得たと言う『展覧会の絵』だろうが(寺田さんは昔聴いたリヒテルの演奏が忘れられないとか)、その前の3曲も幻影が自ずと浮かんでくる。ベートーヴェンの『月光』は、スイス・ルツェルン湖に揺れる月の影とも評されたことがあり、ドビュッシー『映像』~特に第2曲『荒れた寺にかかる月』、第3曲『金色の魚』などは、題名だけでも絵の面持ちがある。またショパンの『華麗なる大ポロネーズ』は、オーケストラ無しでも燦然たる効果を挙げる。
美と言えば、私はピアノを弾かれる寺田さんそのものが、美しく、また厳しい絵になっていると思う。先ず優れた容姿、訴えるように輝く大きな眼、鍵盤を操る腕と指、そして毎回変わる新しいドレス。舞台に現れる瞬間から、寺田さんは聴衆の心を掴む。
 秋、9月28日、紀尾井ホールにその姿と音が現れる。待ち遠しいその日だ・・。

三善清達(音楽評論家)

プロフィールProfile

寺田悦子 Etsuko Terada (ピアノ, Piano)

一晩の曲目を同じ「調」の作品で構成し作曲家や時代での違いを聴き比べる ”調の秘密”シリーズ、ショパンとシューマンの生誕200周年記念「ショパンのマズルカ&ノクターン全曲とシューマンの代表作を年代を追って演奏」した5回のリサイタル、モーツァルト生誕250周年記念ピアノ・ソナタ全曲演奏(全4夜)、100年前のプレイエルと現代のスタインウェイを弾き比べた2014年5月のショパン・リサイタル、ニューイヤー・デュオなどで聴衆を魅了する寺田悦子は、16歳でウィーンに留学。ウィーン国立アカデミー、ジュリアード音楽院大学院、インディアナ大学ほかで研鑽を積み、1977年、ルービンシュタイン自身が審査した第2回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位金賞、1978年リーズ国際ピアノ・コンクール入賞、日本ショパン協会賞等を受賞。 「プラハの春」などの国際音楽祭出演、東京・名古屋・大阪をはじめとする国内各地や英国、ドイツ、フィンランド、ロシア、ラトヴィア、アメリカでのソロ・リサイタル、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏、国内外の主要オーケストラとの共演 (昨年5月には小林研一郎氏指揮のもと渡邉規久雄とともにモーツァルトの2台ピアノのための協奏曲を共演して日本フィル創立60周年記念公演に華を添えたことは記憶に新しい)、渡邉規久雄とのデュオ・リサイタルなど、色彩感溢れる華やかなステージで国際的に幅広く活躍しています。 オクタヴィア・レコードからショパン作品集「ノアン」「ノアン?」、「デュオ・ピアノで聴く“春の祭典&ラフマニノフ”」などをリリース。日本大学芸術学部大学院研究科教授。日本音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール全国大会、東京音楽コンクールなどで審査員を務めている。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
後援:被災地へピアノをとどける会
  (本公演のチケット代の一部を同会に寄付いたします。)

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