デビュー20周年記念東京公演 愛と平和への祈りをこめてVol.7

森麻季ドラマティック・コンサート オペラ・アリアを歌う

チケット詳細Ticket Information

① 3月18日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 3月19日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 3月23日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 3月25日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
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曲目・演目Program

モーツァルト:モテット“踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ”

モーツァルト:ディヴェルティメントK. 136 第2楽章 ★

ヘンデル:歌劇「リナルド」より“涙の流れるままに”

ヘンデル:水上の音楽より「ア・ラ・ホーンパイプ」 ★

ヘンデル:歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より“つらい運命に涙はあふれ”

ロッシーニ:セヴィリアの理髪師 Ov. ★

ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」より“今の歌声は”

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ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」第2幕への間奏曲 ★

ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より“慕わしき人の名は”

ヴェルディ:歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲 ★

ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“ああ、そは彼の人か~花から花へ”

マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより 間奏曲 ★

ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」より ”私の心の光”

★ オーケストラのみ

  • オッフェンバック:歌劇<ホフマン物語>より”生垣に小鳥たちが”
  • プッチーニ:歌劇<ラ・ボエーム>より”私が街を歩けば”

公演によせてMessage

いつまでも消えないこだま

 ソプラノ、森麻季を初めて聴いたのは1996年11月のこと。ある国際オペラ・コンクールの予選会場に現れた彼女が、ピアノのエキゾチックな前奏に続いて口を開いたその瞬間、聴いたこともないほどに柔らかく優美な響きがあふれ出た。曲は《ラクメ》の難曲〈鐘の歌〉。神秘的なヴォカリーズがどこまでも伸びてゆくようで、本当に心奪われた。その歌声はいまも耳の奥にあり、いつまでも消えないこだまになっている。
 それから20年、森麻季の活躍ぶりは目覚ましく、まさに日本を代表するソプラノの一人に成長したが、驚くべきは彼女のその柔らかい持ち味がいまも失われず、なおかつ、チャレンジ精神や内面の勁さが歌に自然に滲み出るようになったこと。例えば、イギリスでの演奏旅行の折にヘンデルのアリアで斬新な装飾法を展開し、ヘンデル通を自任する英国人たちから「貴女の目覚ましい歌いかけに目を見張りました」と賞賛されたのもその一例である。また、ヴェルディの《椿姫》の大アリアで、ヴィオレッタが抱える葛藤を勢いあるコロラトゥーラに映し出せるのも、いまの彼女ならではの美点であろう。
 かの大歌手プラシド・ドミンゴに歌声を認められ、海外でのオペラ出演も多い森は、ワシントンの《リゴレット》でアンナ・ネトレプコと競演するなど、邦人歌手として華やかな経歴を誇る一人だが、それはすなわち、現場の厳しさも人一倍味わってきたことをも意味するものである。コンディションを維持しつつ、心の健康も保ちながら、自分の声に合うレパートリーを慎重に選んできたからこそ、彼女は第一線で活躍し続けられるのだろう。今回の記念リサイタルでも、モーツァルトのモテットや、ロッシーニやドニゼッティの名アリアで華麗な歌いぶりを披露する一方で、「これからの森麻季」を予言する新しい表現力で聴かせてくれるに違いない。大いに期待したい。

岸 純信(オペラ研究家)

プロフィールProfile

森麻季 Maki Mori (ソプラノ, soprano)

東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ「 後宮からの逃走」でアメリカ・デビュー以来、ワシントン・ナショナル・オペラとロサンジェルス・オペラにおいて、リゴレット、パルシファル、ホフマン物語、こうもり、ウェルテェルでドミンゴ、フォン・シュターデ、アラー ニャ、ケント・ナガノ、ジューン・アンダーソン、ブレンデル、オブラスツォワ等と共演。ルイジ指揮ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」、エディンバラ音楽祭「 リナルド」、ノセダ指揮トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」で、フリットリやアルヴァレスと共演し、国際的な評価を得る。2015年、兵庫県立芸術文化センター10周年記念オペラ「椿姫」のヴィオレッタは、連日のスタンディングオベーションの絶賛を博した。コンサートでは、アシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、チョン・ ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ、ハーディング等の著名指揮者やウィーン・フィル、ベルリン・フィルのメンバー、フランクフルト放響、サンクトペテルブルグ・フィル、NHK交響楽団等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架教会合唱団と共演し成功を収める。古典から現代まで幅広いレパートリーを誇り、コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ、NHK「明日へ」 東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を歌うなど、日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。最新CDは「春の声」(エイベックス・クラシックス)。ワシントン・アワード、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞。2016年は二期会オペラ「電話」でデビューから20年、2017年は日韓オペラ「リゴレット」のジルダ役で本格的デビューから20年、そして、2018年は「オペラリア」入賞、ワシントン・ナショナル・オペラでアメリカ・デビューから20年を迎える。

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岩村 力 Chikara Iwamura (指揮, Conductor)

早稲田大学理工学部電子通信学科、および桐朋学園大学演奏学科を卒業。マスタープレイヤーズ指揮者コンクール優勝ほか数多くの国際コンクールにて入賞。これまでにハンガリー響、N響等内外のオーケストラを指揮するほか、アルゲリッチの要請によりパドヴァ室内管弦楽団と共演し国際的に活躍。2000-07年NHK交響楽団アシスタントコンダクター。2010年より兵庫芸術文化センター管弦楽団レジデント・コンダクター。2015年、兵庫県功労者表彰(文化功労)受賞。

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東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra

1911年創立。約130名のメンバーを擁する、日本最古の歴史と伝統をもつオーケストラ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者はアンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他の放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。海外公演も積極的に行い、最近では日韓国交正常化50周年を記念し2015年12月にソウルと東京の2都市でソウル・フィルと合同演奏会を行った。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
協力:エイベックス・クラシックス

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