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<スロヴァキア室内オーケストラ プロフィール>
1960年に創立されて以来、スロヴァキア室内オーケストラは、スロヴァキアのクラシック音楽の分野で最も人気のあるアンサンブルのひとつ、海外に自国の芸術を伝える重要な団体のひとつに発展している。

スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の一員であったボフダン・ヴァルハル教授は、1950年代末に弦楽オーケストラの創立を思い立ち、スロヴァキア・フィルの弦楽器奏者から精鋭を9人選んだ。

この新アンサンブルはたちまちコンサートの常連客や評論家の関心を引き、じきに他の名高い室内管弦楽団と肩を並べる存在となった。

スロヴァキア室内オーケストラは常に、ヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、オーストラリアの重要なコンサートや音楽祭に出演しており、多くの世界的な実力派ソリストと共演している。

また彼らの演奏に触発された複数のスロヴァキア国内の作曲家が、彼らのために新曲を作っており、スロヴァキア室内オーケストラが自国に加え、海外のレーベルより発表した録音は、様々な時代の100以上の作品におよんでいる。2001年1月以来、エヴァルト・ダネルが芸術監督を務める。

<エヴァルト・ダネル(芸術監督・ヴァイオリン) プロフィール>
チェコ共和国のオストラヴァ音楽院と、ブラティスラヴァの音楽演劇アカデミーにてヴァイオリンと指揮を学び、ボフダン・ヴァルハル教授のもとで博士課程を修了。

ウィーン国立音楽大学でもカール・エスターライヒャー教授の指揮クラスに出席した。

学業を終えた後は2年にわたって、スロヴァキア放送交響楽団とスロヴァキア国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターを務め、1985年から2000年までは、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団でコンサートマスターおよびソリストとして活躍。
1995年にスロヴァキア・フィルの指揮者としてデビューし、以来、世界的な名作からスロヴァキアの作曲家による初演作品まで、様々なレパートリーを導入してきた。
また、1997〜98年にはブラジルのサンパウロ市立交響楽団の客演コンサートマスターを務めており、広島交響楽団にも、コンサートマスターおよびソリストとして、長年にわたって出演している。 2001年、創立者で前芸術監督のボフダン・ヴァルハルの後任として、スロヴァキア室内オーケストラの芸術監督に就任した。
スロヴァキア・ピアノ・トリオの共同創立者、スロヴァキア四重奏団の首席奏者として、室内楽の豊富な経験を積んでいるほか、1992〜96年ブラティスラヴァ市立室内管弦楽団「カペッラ・イストロポリターナ」の芸術監督を務め、クランク・ヴェルワルトゥンク・ミュンヘン、ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ、東京ハルモニア室内オーケストラ、秋田室内合奏団などにも参加している。
これまで演奏で訪れた国はヨーロッパ諸国から日本、韓国、エジプト、チュニジア、パナマ、ブラジル、アメリカにおよび、また、1987〜98年にはブラティスラヴァ音楽演劇アカデミーの教授、1999〜2003年には名古屋の愛知県立芸術大学の客員教授も務めていた。

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