プロフィールProfile

日比野愛次氏の手ほどきにより4才からヴァイオリンを始める。桐朋学園「子供の為の音楽教室」に入室し、篠崎功子女史に師事。また西山重三氏にも学ぶ。1977年、第33回日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会第1位受賞。1979年、桐朋学園高等学校音楽科入学。1980年、第49回日本音楽コンクール入賞。1982年にイギリスに渡り、ロンドンのギルドホール音楽院に入学、名匠イフラ・ニーマン教授に師事。同音楽院およびマイラ・ヘス財団のスカラシップを獲得。同音楽院卒業後はナタン・ミルシュタイン、ルッジェーロ・リッチ、イヴリー・ギトリスの三人の巨匠に師事し研鑽を積んだ。
1983年、イタリア・ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリン・コンクールにて審査員全員一致で優勝。1984年にはロンドンで開かれているカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールにて最高位を獲得し、W.H.スミス賞と聴衆賞を受賞。これを機に英国の音楽界の注目を集めた。1985年、パリで開かれたメニューヒン国際コンクールでサロン音楽特別賞を受賞。1987年には、前年度に英国内でオーケストラとコンチェルトを演奏した将来性のある優れた演奏家に贈られる『ロイヤル・オーケストラ協会シルバー・メダル』を授与され、ロンドンで記念演奏会を行った。1988年にはベルリンで開催されたルッジェーロ・リッチ国際マスター・コンクールで優勝。1990年にはアメリカのパーム・ビーチ招待国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。
1984年より本格的な演奏活動を開始する。日本、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア、中東で精力的にコンサートを行う。協奏曲のレパートリーは40曲に及び、これまでにロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン交響楽団、ロンドン・モーツァルト管弦楽団、オックスフォード・プロスム交響楽団、ポーランド国立放送交響楽団、グレーター・パーム・ビーチ交響楽団、リュブリアナ歌劇場管弦楽団、ルーマニア国立ジョージ・エネスコ管弦楽団、モスクワ放送交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等、数多くのオーケストラと共演している。
サンレモ、アテルフォラム、グリーンベルト、オールドバラ、インターリンク、オウンサロ等、国際音楽祭への参加も多く、2003年のカシス音楽祭ではイヴリー・ギトリス、ルッジェーロ・リッチ、マルタ・アルゲリッチと共演した。
BBC(英国)、ラジオ・フランス、RAI(イタリア)、RTSI(スイス)等のテレビ、ラジオに出演。1994年には往年の大ヴァイオリニスト、ミッシャ・エルマンのパートナーとして活躍した名ピアニストのジョーセフ・サイガー氏を迎え、リサイタル・ツアーを行い、東京公演はNHKテレビで放映された。1994年には名器ストラディヴァリウス8台を集めた「第2回ストラディヴァリウス・サミット・コンサート」を行い、イヴリー・ギトリス、堀正文等、各国より集った名手達と共演、NHKテレビで取り上げられた。1998年にはフランスでイヴリー・ギトリスと共演し、フランス、スペインにて放映された。2001年のコンサート「パガニーニの魅力」は、テレビ朝日ブロードバンド・ライブ・サイトにて配信された。
CD、DVDをオクタヴィア、サウンド&ミュージック クリエーション他より多数リリースしており、2003年にはパガニーニ奇想曲第25番「別れの奇想曲」を日本初演及び録音した。
名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを経て、1993年より日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任。2002年より同交響楽団ソロ・コンサートマスターに就任。
2013年より東京音楽大学教授に就任。また桐朋学園、武蔵野音楽大学講師として後進の指導にあたっている。JASTA(一般社団法人日本弦楽指導者協会)理事。
使用楽器は恩師ルッジェーロ・リッチから譲り受けた1776年製ロレンツォ・ストリオーニ。

オフィシャル・ホームページ:http://masakino.jp/ (プロフィールにはホームページアドレスを記載していただきますよう、お願い申し上げます。)

(2020年6月現在、1,535字)

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