コンスタンチン・リフシッツ

ピアノ
Konstantin Lifschitz, Piano
コンスタンチン・リフシッツ
©中島正之

バイオグラフィー

 2015年、リフシッツによる「ゴルトベルク変奏曲」の新録音がリリースされた。
彼は最近、ラインガウ音楽祭におけるJ.S.バッハの鍵盤楽器作品の全曲チクルスでも、この曲を演奏した。
なお、リフシッツが17歳の時に録音した同曲の最初のCDは、グラミー賞にノミネートされ、彼が今日の一流ピアニストの一人であることを確かなものとした。

 1976年ウクライナのハリコフ生まれ。5歳でモスクワのグネーシン特別音楽学校に入学し、タチアーナ・ゼリクマンのもとで勉強を開始した。
その後さらに、ロシア、イギリス、イタリアで、アルフレッド・ブレンデル、レオン・フライシャー、チャールズ・ローゼンなどに学んだ。
 モスクワでのデビュー以来、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロンドン響などの有名オーケストラや、ロストロポーヴィチ、マリナー、ハイティンク、ノリントン、ユロフスキ、ヤノフスキ、スピヴァコフ、テミルカーノフなどの指揮者と共演。
また、世界中の主要な音楽祭やコンサートホールでリサイタルを行っている。

 室内楽にも熱心に取り組み、コパチンスカヤ、クレーメル、ヴェンゲーロフ、ジョセフォウィッツ、マイスキー、ロストロポーヴィチ、ハレル、グートマン、レーピン、シトコヴェツキーなどと共演。2014年1月には、樫本大進との共演によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集が、ワーナー・クラシックスからリリースされた。
 膨大なディスコグラフィーには、彼の幅広いレパートリーが反映されており、その多くが極めて高い評価を獲得している。主なディスクには、バッハの「音楽への捧げもの」や「フーガの技法」、アイネムの協奏曲、ブラームスの協奏曲第2番とモーツァルトの協奏曲第18番などがある。なお「フーガの技法」は、何年にもわたって重点的に取り組んでいる作品である。またバッハ、シューマン、メトネル、スクリャービンの作品を収録したデビューCDは、ドイツのエコー・クラシック賞を受賞した。
 2008年には、マイアミ国際ピアノ・フェスティバルでライヴ収録されたバッハの「平均律クラヴィーア曲集」全曲のDVDが、VAIレーベルからリリースされた。また彼は、バッハの鍵盤楽器のための協奏曲全7曲を、シュトゥットガルト室内管を弾き振りして録音している。このほか指揮者としての活動も増えており、モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、イ・ソリスティ・ディ・ナポリなど多くのアンサンブルを指揮。2015年2月には、日本センチュリー響を弾き振りしてオール・モーツァルト・プログラムの演奏会を行った。
 彼は、ロンドンの王立音楽アカデミーのフェローであり、2008年からはルツェルン音楽大学の教授を務めている。

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