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恵まれた国際的名声を誇るヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィルを含む世界最高のオーケストラと定期的に共演している。
今シーズンはミュンヘン・フィルのアーティスト・イン・レジデンスを務めており、ミュンヘンのみならずヨーロッパ各地でも演奏する。

高い評価を受けた近年の演奏に続き、今シーズンはバーデン・バーデンで再びサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルとし、ロンドン交響楽団への例年の出演ではジャナンドレア・ノセダと演奏する。
デヴィッド・ツィンマン指揮ウィーン・フィル、セミョン・ビシュコフ指揮チェコ・フィル、パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団とも共演。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管とは、アンドリス・ネルソンス指揮の下アムステルダムのほかルーマニアのエネスク・フェスティバルにも出演する予定。
2015年12月に再びパーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団とのツアーに参加。スウェーデン放送交響楽団と再共演を行い、ダニエル・ブレンドゥルフ指揮ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団とエリアソンのヴァイオリン協奏曲を初めて演奏する。

熱心な室内楽演奏者でもあるヤンセンは、2015/16シーズン、ピアニストのアレクサンダー・ガヴリリュク、イタマール・ゴランと共にヨーロッパ全土で多数のリサイタルを行う。さらに、ヤンセン自身が設立し企画を務めるユトレヒトの国際室内楽音楽祭が毎年6月に開催され、大成功を収めている。

デジタル・ミュージック・チャートでの成功で特に知られるヤンセンは、デッカ・クラシックで独占的に録音している。今後のリリース予定は、LSO共演のバルトークのヴァイオリン協奏曲第1番、聖チェチーリア音楽院共演のブラームスのヴァイオリン協奏曲(指揮は共にパッパーノ)など。これまでの録音には、ユロフスキ指揮ロンドン・フィルとのバッハの協奏曲とソナタ、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番を収録したアルバムや、パーヴォ・ヤルヴィと共演したベートーヴェンとブリテンの協奏曲集、リッカルド・シャイーとのメンデルスゾーンとブルッフ、ダニエル・ハーディングとのチャイコフスキーなどがある。他にもシューベルトの弦楽五重奏曲、シェーンベルクの「浄められた夜」を含む多数の室内楽のCDをリリースしている。

これまでにエディソン・クラシック賞を4度、エコー賞を3度、ドイツレコード批評家賞、芸術的功績を称えるNDR音楽賞、最近のコンセルト・ヘボウ賞を含め、多数の賞を受賞している。また、個人の功績に対してVSCD クラシック音楽賞、英国での公演に対してロイヤル・フィルハーモニック・ソサイエティ器楽奏者賞を受賞。コーシェ・ウィーゼンビーク、フィリップ・ヒルシュホーン、ボリス・ベルキンに師事。

使用楽器はストラディヴァリウスの「Baron Delbrouck」(1727)。ベアーズ国際ヴァイオリン協会より貸与されている。

ディスコグラフィDiscography

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