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千住真理子 岩手県の被災地を訪問 [CSR活動報告]

 9月12日から13日にかけて、千住真理子は岩手県の宮古市・陸前高田市・大船渡市の被災地を巡りました。
 宮古市立津軽石中学校は、今年3月に行った東日本大震災支援チャリティコンサート~クラシック・エイドVol.2において、集まった募金で電子ピアノを寄贈したところです。 
千住真理子と伴奏の丸山滋ともに、3月のチャリティコンサートに出演しており、寄贈先の中学校体育館で全校生徒が集まる中、電子ピアノを使用して演奏をしました。
また、学校側からは、生徒全員で「夢の世界を」を合唱し、生徒さんの代表からお礼のことばをいただきました。

宮古市立津軽石中学校で、「G線上のアリア」他を演奏


全校生で「夢の世界を」を合唱

 約1年ぶりに訪れた陸前高田では、がれきや、流されてしまって基礎しか残っていない建物を覆い隠すように雑草が生い茂っていて、一面草原のようなさまに、いまだ復興の兆しすらみえていません。
 大船渡保育園は山の途中にあり、足元まで津波が押し寄せ危機一髪で助かった場所です。津波が来たとき、山へ逃げろという声を背に、身内を助けに戻ったり、遅れて走ってくる親を待つ子供は皆助かりませんでした。助かった園児たちも、「家族と一緒に逃げられなかった、、、」と、先の見えない不自由な仮設住宅の生活のなかで、苦しみや悲しみを心に秘めて、健気にふるまっていました。作曲家である兄の千住明は大船渡保育園の園児たちのために震災後、園歌を作曲することを約束しました。 その場所に、今回千住真理子は訪れて、「アベマリア」や日本の歌などを演奏しました。そして園児たちは、兄の明が作曲した園歌「坂道をのぼって あの雲をつかもう」と高らかに歌いました。
 「坂道を登って~」と何度も何度も繰り返すかわいい声に、この子達は今度津波が来たら、迷わず懸命に坂道を登るに違いない、と思うと千住真理子も訪れたスタッフたちも涙が止まりませんでした。

「坂道を登って~100年後の子供たちへ」チラシ

 県立大船渡病院は、災害拠点病院となったところで、千住真理子が慰問に訪れたときには、外来、入院患者、地元住人の方々200名が待合室に集まりました。
千住明が編曲した「浜辺の歌」の演奏の際には、「傷ついた東北の美しい浜辺を思い出しながら弾いて欲しい」という編曲者の言葉を紹介し、優しい音色で会場の人々を包み込みました。
 演奏後千住真理子は、皆さんからの熱い拍手に、「心から音楽を受け止めてくださり胸があつくなりました。」と語っていました。
 他に、宮古市末広町商店街交流施設「りすあ亭」、陸前高田市コミュニティーセンター、陸前高田市慈恩寺を訪ねました。被災地ビジットは今後も続きます。