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2011年6月 メトロポリタン・オペラ

 ニューヨーク、メトロポリタン・オペラが5年ぶり7回目の来日公演を行いました。来日を決断したピーター・ゲルブ総裁は団員の不安を払拭し、来日を実現するために、放射能の専門家による説明を総勢350人のメンバーに行いました。記者会見において、ゲルブ総裁は「わたしたちの決断が、日本の現状を世界に正しく伝える一翼になることを祈っている。芸術の真の力を示す歴史的な公演にしてみせる」と発言し、素晴らしい公演を観客に見せてくれました。
 ルチアを歌ったディアナ・ダムラウは赤ちゃんを連れての来日でした。来日できなかったアーティストの代役として急遽出演となったロランド・ヴィラゾンは1公演のため海外の公演先から駆けつけ『ランメルモールのルチア』でエドガルド役を熱唱し大いに観客を魅了しましたが、その出演料はチャリティに寄付をしてほしいと希望しました。たくさんの人々が素晴らしい演奏と共に、アーティストの心意気を見せてくださいました。

©三浦興一