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アンネ=ゾフィー・ムターの東日本大震災復興支援について[CSR活動報告]

 2013年6月3日(月)のアフタヌーン・コンサートでは、ムターがヴァイオリンを弾くだけではなく、カラヤンとの出会い、楽器や今回のプログラムのこと、そして東日本大震災で被害にあった方々への思いなどをお話ししました。
 その中でも特に印象的だったのは、東日本大震災に心を痛め、「音楽で支えたい」ということからシューベルトが晩年に作曲した「幻想曲」を選んだということでした。(ムター自身が来日直前のインタビューで、この作品には“愛と別離”というテーマがある、と話しています。)
 さらにムターは、これまでにもさまざまなチャリティコンサートに参加してきましたが、今回の日本公演の出演料の一部を、世界中の子供たちのための活動を支援している公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとソニー株式会社が協働で立ち上げた「Restart Japan」に寄付することを発表し、授与式も行いました。ここで終わる予定の舞台でしたが、最後にムターは急遽、グノーの「アヴェ・マリア」を演奏。彼女の深い追悼の思いを客席全体が受けとめました。
 会場ロビーでは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによる募金箱設置とグッズの販売を行い、お客様から寄せられた53,912円も「Restart Japan」に寄付いたしました。

会場ロビーの展示、授与式、ムターからのメッセージをご紹介させていただきます。



セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの活動や、ムターからのメッセージ、ムターの小さいときから今までの活動をパネルにして、会場ロビーに展示しました。


公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン「Restart Japan」へ、ムターより寄付を授与


左から、上野俊子様(上野製薬最高顧問)、アンネ=ゾフィー・ムター、深田宏様(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン副理事長)、ランバート・オルキス(ピアニスト)。


ムターからの東日本大震災復興への寄付について
 アンネ=ゾフィー・ムターは、今回の日本ツアーの中の出演料の一部を、被災した子供たちへ届けるため「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付いたしました。そしてここに、ムターからのメッセージをご紹介いたします。

親愛なる友人の皆様へ

 「セーブ・ザ・チルドレン」は、最低5年間の実施を方針とした大規模な東日本大震災復興支援プロジェクト「Restart Japan」を通して、すでに2年以上にわたり東北地方の子供たちとその家族を支援してきました。1919年に創設された「セーブ・ザ・チルドレン」は、世界で最も歴史が古く、また最も規模が大きな子供たちの権利を守るための独立した援助団体です。地震に端を発し、それに続く津波、さらには福島の原子力発電事故が重なるという三重の大惨事は、長期間におよぶ様々な被害を引き起こしました。この被災地への支援においても、「セーブ・ザ・チルドレン」は全ての子供たちの将来に主眼を置いた活動を行っています。

 私は1981年から、この素晴らしい国、日本を演奏旅行で訪れ、熱心な音楽愛好家の皆様の前で演奏を行ってきました。2011年3月11日に始まった大惨事は、私の心を深い悲しみと不安で満たし、また、私の心の中に、何かお手伝いがしたいという強い気持ちを呼び起こしました。

 「セーブ・ザ・チルドレン」は、私たち全てにとって協力する価値のある団体であり、私はその力強い支援活動を大変素晴らしいと思っています。私自身、2人の子供を持つ母親として、「子供」には特別な思いがありますが、当然のことながら、子供たちのご両親や、犠牲者のご遺族の方々など、全ての被災者の方々にも強い絆を感じています。したがって、「Restart Japan」に意義のある寄付をすることにしました。どうぞ皆様も、「セーブ・ザ・チルドレン」の活動がいかに重要で、いかに不可欠なものであるかを、お心にお留め置きください。子供たちは私たちの未来です。しかし、同時に、子供たちは私たちの精いっぱいの愛と支援を必要としているのです!

あなたの
アンネ=ゾフィー・ムターより

Dear friends,
Save the Children has been supporting children and their families in the Tohoku region for more than two years ? the wide-ranging programme "Restart Japan" is planned for a minimum of five years. Save the Children, founded in 1919, is the oldest and largest independent organisation worldwide which promotes children's rights. Also when coping with the longer-term consequences of the triple catastrophe which started with an earthquake, was followed by the tsunami and culminated in the nuclear accident at the Fukushima power plant, the future of all boys and girls is focussed on by Save the Children.

I started travelling to this wonderful country in order to make music for an exceptionally art-loving public in 1981. The catastrophes which began on March 11, 2011, have filled me with a deep sadness and worries and awakened the burning desire in me to help.

I am very happy with the strong commitment from Save the Children which deserves support from all of us. As a mother of two children, I feel a very special tie to children, but naturally also to the parents and all the victims' surviving dependants. For this reason, I will donate the fee for my concert in Tokyo on June 3, 2013 to "Restart Japan". Please remind yourself how invaluable and absolutely necessary the work by Save the Children is. The children are our future ? but at the same time they need all the love, help and support we can give them!
Anne-Sophie Mutter