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【マリインスキー・オペラ】『マゼッパ』公演前レクチャーレポート

10月18日(金)の午後、都内にて、マリインスキー・オペラ2019来日公演に先駆けた特別レクチャーイヴェントを開催しました。今回、チャイコフスキーの知らざれる傑作《マゼッパ》についてお話下さったのは、音楽評論家の東条碩夫(とうじょうひろお)さん。1993年のキーロフ・オペラ(現在のマリインスキー・オペラ)初来日以来、同劇場とマエストロ・ゲルギエフをよくご存知です。

イントロダクションとして、《エフゲニー・オネーギン》(ボリス・ポクロフスキー演出/2000年ボリショイ劇場)の豪華絢爛な舞台や、《オルレアンの少女》でジャンヌ・ダルクが処刑される最後の場面のスペクタクルな映像(ボリス・ポクロフスキー演出/1993年ボリショイ劇場)を見せてもらい、海外の大型オペラの移り変わりが伺えます。《マゼッパ》はプーシキンの叙事詩「ポルタヴァ」を元にした、史実に基づく作品です。
東条さんは、マエストロゲルギエフが40代の頃、1996年にマリインスキー劇場で上演された舞台映像を進めながら、この壮大な歴史絵巻をわかりやすく説明します。マリアが『私はマゼッパの何もかもが好きだわ』と歌うアリア、父コチュベイの苦悩、第3幕の冒頭の盛大なファンファーレ、最後の場面で正気を失ったマリアが歌う哀しい子守歌・・・。
お客様は、東条さんのお話に熱心に耳を傾け、時に頷いていらっしゃいました。レクチャーの後半最後は、《スペードの女王》。幾つもの異なる演出で見どころを紹介し、講義の面白さはクライマックスへ。かつてモスクワのヴィーナスと噂されるほどに美しかった伯爵夫人が、主人公ゲルマンからカードの秘密を聞き出そうと脅されショック死してしまう場面では、過去の演出ハプニングをこっそりを教えてくれたりも・・・。時には客席に笑いがこぼれる、充実したレクチャーとなりました。12月2日(月)に行われるオペラ《マゼッパ》日本公演は、コンサート形式で行います。
マエストロ・ゲルギエフが24歳のときにマリインスキー劇場の指揮台で、プロコフィエフの《戦争と平和》の次に指揮した作品が《マゼッパ》だったそうです。オーケストラ、合唱が雄弁に物語を導いていく、チャイコフスキーの魅力の全てを感じられる深く大きな作品。サントリーホールで目一杯音楽に集中してお聴きいただけます。

ぜひ会場へお越しください。
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巨匠ゲルギエフ&ロシア芸術の殿堂 マリインスキー歌劇場が総力を結集して贈る
マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019
▼画像をクリックするとPDFで詳細をご覧頂けます▼
歌劇「スペードの女王」
2019年11月30日(土) 15:00 東京文化会館
2019年12月1日(日) 15:00 東京文化会館
歌劇「マゼッパ」(コンサート形式)
2019年12月2日(月) 18:00 サントリーホール
マリインスキー 歌劇場管弦楽団 演奏会
2019年12月5日(木) 19:00 サントリーホール(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ)
2019年12月6日(金) 19:00 東京文化会館(ヴァイオリン:五嶋龍)
2019年12月7日(土) 13:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン、辻井伸行)
2019年12月7日(土) 18:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン)
特設サイトはこちらから

マリインスキー 歌劇場管弦楽団 日本公演 <東京以外の公演>
2019年11月28日(木) 19:00 福岡シンフォニーホール(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112
2019年11月29日(金) 19:00 レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール(ピアノ:松田華音)
(問)県民ホールサービスセンター 087-823-5023
2019年12月3日(火) 19:00 アクトシティ浜松 大ホール(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)公益財団法人浜松市文化振興財団 053-451-1114
2019年12月8日(日) 14:00 フェニーチェ堺 大ホール(堺市民芸術文化ホール)(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)フェニーチェ堺 072-228-0440