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オルガ・スミルノワのインタビュー [ボリショイ・バレエ]

昨日(6/7)から「白鳥の湖」が開幕した、ボリショイ・バレエ。終演後のオルガ・スミルノワのインタビュー、是非ご覧ください。オルガ・スミルノワは東京公演で12日にもう一度、「白鳥の湖」でオデット&オディールを踊ります!

『白鳥の湖』初日でオデット/オディールを踊り、客席を完全に魅了したオルガ・スミルノワ。これが彼女にとっての日本デビュー公演となり、ヴェールに包まれた大型新人の全貌が明らかになった。ワガノワ・バレエ・アカデミー首席卒業で、2012年にボリショイに入団して以来、世界的なバレエの賞を数多く獲得し、2016年にプリンシパルに昇格。その実力はまさに「本物の輝き」で、幽玄な白鳥と艶麗な黒鳥の演技からは、桁外れの才能が溢れ出していた。将来が楽しみな宝石のようなバレリーナだ。終演後の忙しい中、少しだけお話を聞きました。
――日本デビュー大成功おめでとうございます!
「ありがとうございます」

――スミルノワさんはチュージンさんとロシア国外でヌレエフ版の『白鳥の湖』も踊っておられますが、グリゴローヴィチ版とヌレエフ版ではどちらがお好きですか?
「私にとって最高と思えるのはグリゴローヴィチ版です。王子の性格の明るい面と暗い面、さらには無意識までも描いていて、感情面での表現が完璧なのです。一番好きなヴァージョンですね」

――まだ大変お若いですが、舞台でのスミルノワさんを見ていると既に熟練したバレリーナの風格を感じます。どのような練習を重ねてこられたのでしょう?
「そう言っていただいて嬉しいです。私は自分をつねに変化させてきたと思います。成長の過程で、少しずつ自分に『変更を加えている』という感覚があります。何度も何度も変化を経験してきたことが、今現在の自分の踊りに反映しているのではないかと思います」

――なるほど。スミルノワさんはワガノワ・バレエ・アカデミー出身ですが、ペテルブルクからモスクワへ渡り、ボリショイで踊ることになったときも、それまで自分が学んできたことを「変更させる」経験をされたのでしょうか?
「ボリショイが私のスタート地点で、すべてここから始まりました。入団した当時は全く経験が足りなくて、演技も足りなくて、全部をボリショイで学んで成長してきたのです。ペテルブルクとモスクワの違いという点では、それぞれの純粋な様式は、今ではもう存在しないと思っています。ペテルブルクの冷たい感じと、ボリショイの感情的な表現は、もはや混じっていて区別がないのです。ワジーエフ監督ご自身がマリインスキーの監督を務められてきた方ですし、完全に溶け合っているのだと思います」

――なるほど…よく分かりました! 本当に今日のスミルノワさんの演技は素晴らしかった。世界一のバレリーナになる方だと予感しています。
「まさか…そこまではいきませんよ! その日の公演を一生懸命踊るだけです」

――大阪での『白鳥の湖』(6/18)にも期待しています!
インタビュー:小田島久恵(音楽ライター)
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初来日から60年、バレエの殿堂が魅せる輝きと進化。
ボリショイ・バレエ
6月8日(木)13:00「白鳥の湖」ステパノワ/オフチャレンコ
6月8日(木)19:00「白鳥の湖」ザハーロワ/ロヂキン
6月11日(日)18:00「白鳥の湖」ステパノワ/オフチャレンコ
6月12日(月)18:30「白鳥の湖」スミルノワ/チュージン
6月14日(水)19:00「パリの炎」クリサノワ/ラントラートフ
6月15日(木)19:00「パリの炎」クレトワ/ワシーリエフ
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