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インタビュー:ゲヴァントハウス弦楽四重奏団に聞く

まもなく来日するゲヴァントハウス弦楽四重奏団。今回の来日プログラムについてのインタビューです。

今回の曲目を選んだ理由は?
まず、仲道郁代さんとの共演曲、シューマンの「ピアノ五重奏曲」は我々はよく演奏していますし、この曲をご存知のお客様も多いことと思います。
決まった1曲から全体のプログラムをどう決めるかですが、長年、日本で演奏をしている経験から、日本のお客様は、ハイドン、モーツァルトに代表されるようにウィーン古典派や、ロマン派の音楽が好きであるという事に気がつきました。
我々がヨーロッパで演奏するときは現代曲も取り入れますが、日本では伝統的な曲を好むようです。ですから世界で最も歴史と伝統のある我々にそういった曲目を求めるのだと思います。
そして、ハイドンの<ひばり>、ドヴォルザークの<アメリカ>のように「タイトル」がついた曲が多いようですね。大体は作曲家自身がつけたのではなく、演奏家や聴衆がそういう“あだ名”をつけたのです。そういったタイトルが付くと覚えやすいですしね。
ですから「通」なお客様だけでなく、普段クラシックコンサートにあまり行かないお客様も楽しめるコンサートだと言えます。
そういったお客様と、このプログラムで架け橋を作れるかもしれません。聴きに来て頂いて後悔はしない内容だと思います(笑)

仲道郁代さんとの共演に期待することは?
彼女とは実のある調和の取れた共演を期待します。
初めて共演する方との最初のリハーサルはいつもドキドキしますが、過去の経験からすると、日本のソリストたちとの共演はいつも音楽的にすぐに相互理解ができますので心配はしていません。
音楽的に出会い、理解しあい、共に生き生きと音楽を奏でることができるでしょう。
言葉はいらない。これが我々の素晴らしいところです。音楽の言語がありますからね。言葉が必要だとしたら日本語は難しいので、我々はギブアップしているところです。
彼女との共演は素晴らしいものになると信じています。

来場されるお客様へメッセージをお願いします。
日本のお客様、友人へ。作品の成り立ち、背景、知識は必要ありません。学者である必要もありません。コンサートにいらして音楽を聴き、心を素直に開いてください。色々なことを感じるでしょう。
今幸せな時期を過ごしている方、悲しい出来事があったばかりの方では全然違う様に心に響くことでしょう。我々が願うのは、それぞれの方に感動してもらう事です。
音楽を聴いて楽しんで感動してください。
コンサート会場でお会いできますことを心から楽しみにしています。

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脈々と引き継がれてきた伝統の響き、世界最古のクァルテット
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団&仲道郁代

2016年9月29日(木) 19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール
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