2016/4/25

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ウィーン少年合唱団 芸術監督ゲラルト・ヴィルトからのメッセージ

いよいよ4月30日の京都公演から日本ツアーが始まるウィーン少年合唱団。ウィーン少年合唱団の芸術監督ゲラルト・ヴィルトからメッセージが届きました。

ウィーン少合唱団は、この20年余りでますます国際的になっています。これは本当です。グローバル化の反映といえるでしょう。私達の世界はますますひとつになり、大きくなりますが、それによる素敵なことのひとつとして、人々と人々、個人、国、文化の交流というすばらしい可能性が生まれています。ウィーン少年合唱団には世界中の少年達から入団申し込みが届きます。アメリカ、カナダ、インド、日本、それにアフガニスタンやカザフスタンからもです。ニュージーランドからは二人の少年が在籍しています。これは私達にとって大きな賛辞であり機会です。私達は互いに学び、進化し、成長します。

私達の主な目的のひとつは、私達の日頃のケアと教育を通じて、少年達に私達ができ得る最高の教育を与えることです。

2012年に合唱団の本拠地アウガルテンに誕生したコンサートホール「MuTh(ムート)」は、私達の聴衆、ウィーン市民、旅行者との重要な接点となっています。劇場がかなり小さいために、聴衆が感じていることや反応もその場で感じられ、音楽を聴衆と分かち合うことができます。演奏者が聴衆と共に成長し進化することは極めて重要なことです。私達がしていること、私達の芸術は、聴衆があってこそのものなのですから。舞台上のアーティストと聴衆の互いのふれあいが、本物の音楽を生み出すのです。

嬉しいことに、私達の最近の活動は、たくさんの善意と精神的な支援ぶおいて成り立っているといえます。私達の最も重要な任務は、人生の中で遭遇するだろう難問に対応できる力を、少年達に身につけさせることです。そして私達が教えようとしているひとつの不可欠な教訓は、合唱のように、皆で力を合わせれば山でも動かせるのだということです。

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2016年はシューベルト組が来日!!
ウィーン少年合唱団
5月3日(火・祝) 14:00 サントリーホール
5月4日(水・祝) 14:00 サントリーホール
5月31日(火)19:00 東京芸術劇場
6月17日(金)13:30 東京オペラシティ コンサートホール
6月18日(土)14:00 東京オペラシティ コンサートホール
6月19日(日)14:00 東京オペラシティ コンサートホール
公演詳細はこちらから

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