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【2019年来日公演情報】ヌーノ・コエーリョ(指揮)

ヌーノ・コエーリョ 2019年来日公演情報◆山形交響楽団 第279回 定期演奏会
2019年8月31日(土)19:00開演 山形テルサホール
2019年9月1日(日)15:00開演 山形テルサホール
≪プログラム≫
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492 序曲
長生 淳:サクソフォン・クヮルテットとオーケストラのための協奏曲 《Prime-Climb-Drive(プライム・クライム・ドライブ)》
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」作品74
≪出演≫
ヌーノ・コエーリョ(指揮) / トルヴェール・クヮルテット(サクソフォン四重奏) / 山形交響楽団
公演詳細はこちらから

◆大阪交響楽団 第232回 定期演奏会
2019年9月6日(金)19:00開演 ザ・シンフォニーホール
≪プログラム≫
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピタ-」
≪出演≫
ヌーノ・コエーリョ(指揮) / ヌホァン・モンラ(ヴァイオリン) / 大阪交響楽団
公演詳細はこちらから

◆ヌーノ・コエーリョのプロフィールなどアーティストの詳細
https://www.japanarts.co.jp/artist/NunoCOELHO
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『アンナ・カレーニナ』東京公演初日レポート

7月20日、待望のエイフマン・バレエ『アンナ・カレーニナ』が東京公演の初日を迎えました。ロシア文学の傑作、トルストイ原作の『アンナ・カレーニナ』をもとにした本作品は、エイフマン・バレエの代表作でもあります。踊りも、物語の展開も非常に完成度が高く、観劇後はしばらく物語の世界から抜け出せそうにありませんでした。
汽車のおもちゃで幼い息子アレクセイが遊ぶ場面から物語が幕を開けます。アンナ(レズニク)と、夫カレーニン(ヴォロブーエフ)の気持ちがすれ違ってしまう様子が、お互いのかみ合わない視線で巧みに表現されます。そんな中アンナは若く魅力的なヴロンスキー(スボーチン)と出会い、その愛にひた走りおぼれていきます。ヴロンスキーは青年将校らしく胸を張り、誇らしげに顔を上げるポーズを繰り返します。跳躍や回転といった見せ場も多く、鮮やかです。
二人が出会う場面をさらに彩るのは、上流社会の男女の群舞です。リフトが繰り返され、多声的に展開される踊りはとても華やかです。アンナの踊りは、ヴロンスキーとの出会いでより自由に、軽やかに、開放的になっていきます。そんなアンナを、厳格で感情を表に出そうとしない夫カレーニンが厳しく諫めます。冷めきってしまったカレーニンへの想いと、燃え上がる新たな恋心が、アンナの内なる烈しさに火をつけ、アンナの踊りは次第に歪んでいきます。アンナが夫と息子とともにいるスポットライトの光の輪を抜け、もう一つの光の輪、おもちゃの汽車が回る線路の中に立ち、彼女の上に雪が降る場面で一幕は終わります。雪の中鉄道自殺を遂げる悲劇的な結末を見事に暗示した演出です。
二幕は酒場のシーンで始まり、お酒の入った男たちの踊りは妙にリアルで面白く、椅子を効果的に用い、盛り上がりました。アンナがついに家庭を捨ててしまうと、カレーニンは苦悩のモノローグを踊ります。カレーニンが抑えていた感情――アンナの不貞と別離による心の痛み――がひしひしと伝わってきます。一方、ヴロンスキーとアンナが二人だけの時間を過ごすために向かったヴェネツィア旅行の場面は、群舞の煌びやかなカーニヴァルの踊りで始まります。続いて、ゆったりと椅子に腰掛け蠱惑的なポーズをとるアンナ。妻として、母親としてではなく、女性として生きることを選んだのだと感じました。ヴロンスキーは彼女を愛おし気に眺めキャンバスに筆を走らせます。2人はしかし心から逃避行を楽しめません。アンナは鞄にひそませたアレクセイの人形をこっそりと手に取り、ヴロンスキーは将校としての生活を思い出します。

家庭を捨ててまで恋愛を選ぶ人生を、社会が決して許さなかった時代。社交界に戻っても、彼らを待っていたのは人々の冷たい目でした。2人は追い詰められてゆき、アンナの烈しさもどんどん狂気を帯びていきます。ヴロンスキーは足にすがりつき懇願するアンナについていけなくなります。アンナは悪夢の中で、一糸まとわぬ姿で髪を振り乱し、同じように裸の男女たちに囲まれ身体を歪ませ、振り回されます。アンナが内なる官能の狂気に呑み込まれていく様子が、極限まで折り曲げられたり、伸ばされたり、ねじられた身体で見事に表現されていました。
列車は、群舞の小刻みなステップや回る車輪のような腕の動きで表現されます。アンナが橋の上から鉄道(=群舞)に身を投じると、彼らはすぐさま彼女の周りに集まり死を悼む群衆に姿を変えます。列車をダンサーで表現する独創性ももちろんのこと、この場面転換の巧みさやすばやさにも驚きました。群衆の中から、うつ伏せに担架に乗せられたアンナの遺体の足の裏が、こちらを向いて白く浮かび上がります。
結末がわかっていても非常にショッキングなラスト・シーンでした。上流社会も、夫も、息子も捨てて、まさに命を懸けてしまったアンナの許されざる烈しい恋の、残酷な末路でした。

7月21日の『アンナ・カレーニナ』は、2019年エイフマン・バレエ日本ツアーの最終公演です。
皆さまお楽しみいただければと思います。

取材・文:梶彩子

当日券は12時45分より東京文化会館当日券販売窓口にて発売いたします。

また開演30分前より、U25(公演当日に25歳以下)の方を対象にした特別鑑賞券も発売いたします

詳しくはこちら
※当日券が売切れになった場合は、取扱いございませんのでご了承ください。
※お支払いは現金のみです。

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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019

7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212

エイフマン・バレエ 日本公演2019 特設サイトはこちらから



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【キャスト表】「アンナ・カレーニナ」エイフマン・バレエ

2019年7月20日(土)17:00開演 東京文化会館
2019年7月21日(日)14:00開演 東京文化会館
《アンナ・カレーニナ》<全2幕>
台本・振付・演出:ボリス・エイフマン
原作:レフ・トルストイ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
舞台装置:ジノーヴィ・マルゴーリン
衣装:ヴャチェスラフ・オークネフ
照明:グレプ・フィリシチンスキー

世界初演:2005年3月31日

アンナ:ダリア・レズニク
カレーニン:セルゲイ・ヴォロブーエフ
ヴロンスキー:イーゴリ・スボーチン
他  エイフマン・バレエ

▼こちらからPDFでキャスト表をご覧頂けます▼
2019年7月20日(土)キャスト表
2019年7月21日(日)キャスト表

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【上演時間】 約2時間     【終演予定】 19:00(7/20)、16:00(7/21)
第1幕 50分 - 休憩 25分 - 第2幕 50分

作品の詳細はプログラムをご覧ください。ダンサーの紹介など魅力満載です。
ロビーにて1,500円で販売しております。

* 音楽は特別録音音源を使用いたします。
* 出演者は変更になる場合がございます。
* 客席内での携帯電話の使用も固くお断りいたします。客席内では、必ず電源をお切り下さい。
* 背もたれから背中を離したり身を乗り出してのご鑑賞は、回りの方( 特に後の方) の視界を遮ることがございます。どうぞご配慮をお願いいたします。
* カーテンコールを含め、場内での写真撮影・録音・録画等は固くお断りいたします。他のお客様や出演者に迷惑となるこうした行為には多数の苦情が寄せられています。これらの行為に対してはカメラや記録装置等の機材をお預かりし、フィルム、テープを無償提供いただきます。また状況によりご退場いただくこともございます。公演会場でのマナーをぜひともお守り下さいますよう、改めてお願い申し上げます。
* ホール内は耐震構造となっており、基本的には安全です。万が一、公演中に地震が発生した場合、揺れが収まり係員の誘導があるまで席でお待ちください。
* 各幕切れの拍手は上演効果を損なわないよう、音楽が完全に終わりきるまでお控えくださいますようお願い申し上げます。

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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019

7.20 [土] 17:00 「アンナ・カレーニナ」
7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212

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『アンナ・カレーニナ』出演ダンサー インタビュー

『アンナ・カレーニナ』東京公演に先立ち、出演者インタビューを行いました。
ダリア・レズニク(アンナ役)、イーゴリ・スボーチン(ヴロンスキー役)、セルゲイ・ヴォロブーエフ(カレーニン役)に、作品への思いや役作り、エイフマン作品を踊る難しさなど、大変興味深いお話を伺いました。

■ ダリア・レズニク/アンナまずは先立つびわ湖ホールでの『アンナ・カレーニナ』公演の成功おめでとうございます。
ありがとうございます。最初は客席が静かで手ごたえがわからなかったのですが、最後の拍手喝采をいただいてうまくいったのだと思いました。とてもうれしかったです。

『アンナ・カレーニナ』というバレエはダリアさんにとってどんな作品ですか?
エイフマン・バレエに入団して最初に頂いた役でした。身体的にも、精神的にもとても難しい作品です。特に感情面が、アンナの人生や悲劇を、自分を通して経験することが難しいです。世界中が知っている偉大な作品でもありますよね。あらゆる人にとって重要な意味を持つバレエだと思います。

アンナは美しく高貴で知的な女性。何もかも持っていたはずなのに、なぜ彼女のヴロンスキーへの愛が、悲劇を生むほどの破壊力を持ってしまったのでしょうか。
まさにアンナが持っていなかったものこそが、愛、熱情でした。結婚して子供もいたけれど、愛を知らなかった。ヴロンスキーと出会って愛を知り、家族も息子も、周囲の目も、周りの意見も忘れてしまったのです。彼女を破滅させたのは女性の熱情です。子供と熱情を両天秤にかけて選ぶことができなかった。だからこそ彼女は悲劇的な末路をたどります。
そんなアンナの熱情をどう演じられるか楽しみにしています。エイフマン作品は技術的にも心理的にも踊るのがとても難しいと思います。どのように役に入り込んでいますか?
舞台上で流れる音楽が、大きな助けになっています。音楽を通じて役に入っていくことができます。もちろん、身体を折り曲げるようなエイフマンさんの振付も。これは心、感情も壊れていきます。身体の折れ曲がりを通して、主人公アンナの感情を表現できます。

エイフマン作品を踊る難しさとは?
技術的にも、難しいデュエットなどがありますが、ダンサーであると同時に俳優でいなければならない点です。エイフマン作品では、常に感情の高揚や爆発があります。最後に日本の観客の皆さんに一言を願いします。
『アンナ・カレーニナ』の振付だけでなく、アンナの運命や物語を見てみてください。アンナの内面がどう爆発するのか。原作のあらすじを追うのではなく、一人の女性であるアンナを見てください。

ありがとうございました。東京公演のご成功をお祈りしています。


■ イーゴリ・スボーチン/ヴロンスキー大津公演のご成功おめでとうございます。東京観光はされましたか?
ありがとうございます。渋谷のハチ公などを見てきました。でもずっと雨で・・・まるで雨と一緒にツアーをしているみたいです(笑)。

日本公演からどんな印象を受けましたか?
来日は二回目ですが、日本のお客様は、静かですよね。自制されているというか、礼儀正しさを感じます。それが最後に割れんばかりの拍手で、とても嬉しいです。あたたかく迎え入れてくれることにいつも感謝しています。

イーゴリさんにとってエイフマン・バレエの『アンナ・カレーニナ』はどんな作品ですか?
バレエ作品でありながら、同時にドラマでもあります。三角関係を演じるのは面白いです。毎回、イーゴリ・スボーチンとしてではなく、アレクセイ・ヴロンスキーとして彼の人生をステージ上で生きるようにしています。毎回異なる、新しい作品を生きています。毎回新たな感覚、満足を得ています。ドラマ的に何かより多くを達成できたりします。技術的なことではなく、感情をいかに伝えるかを大切にしています。技術面よりも、やはり感情表現の追求が難しいのでしょうか?
例えばジャンプを成功させるとか、そういうことを克服するのはできます。でも感情面は、ドラマティックに演じることはとても難しいです。完璧にできるようになったとはもちろん言えませんが・・・。マイヤ・プリセツカヤが出演する映画や、アメリカ映画、トルストイの原作を読んで研究しました。もちろんそれぞれ手が加わっていますが、それぞれを比べ、エイフマンさんがさらにどのような見方をしているのか考えました。

そして自分なりの解釈をやはりされている?
もちろんです。エイフマンさんの解釈に加えて、いつも何か自分のオリジナルなものを追求しています。いつもこのような相互的なプロセスがあります。

カレーニン役も踊られたということですが、ヴロンスキー役とカレーニン役はどう違いますか?
カレーニンを踊ったのは一回だけで、今のところはヴロンスキーをメインに演じています。ヴロンスキーは愛人というポジションですが、カレーニンはさらに抑制され、同時に高圧的な役柄です。政府でも高い地位にいますし、妻の裏切りに耐えるのは辛いことです。アンナがカレーニンの元を去ったとき、苦悩のモノローグがあります。テクニック的には上手く踊れても、観客が信じるような感情を出し切るのはとても難しいです。どのように役になりきりますか?
ここのところは、本番前は感情を抑制して準備しています。半日くらいは静かにあまり人とも話さないようにしています。反対に、にこにことおしゃべりして楽しくしていたい気分の時もあります。メイクをした自分を鏡越しに見ることも役に立ちます。

ありがとうございます。本番のご成功をお祈りします。


■ セルゲイ・ヴォロブーエフ/カレーニン今回カレーニン役を日本で演じられるのは二回目だそうですね。
はい。新国立劇場でも踊りました。

東京観光はされましたか?
観光らしい観光は…皇居も行ってみましたが閉まっていて守衛さんを見てきました。銀座を散歩して、豊洲も行きましたが閉まっていました。

バレエ『アンナ・カレーニナ』はどのような作品ですか?
一番良い質問です!これはエイフマン・バレエの代名詞であり、他にも素晴らしい作品はありますが、やはり一番と言っていいでしょう。

テクニックももちろんですが、俳優としても高い要求がされると思います。どのような役作りをされていますか?
ドラマトゥルギーを伝えるのはとても難しいです。みんな最大限その役に没頭します。本を読んで、映画を見て…もちろん私の話ではありませんが…

ご自身ではどうされていますか?
私はエイフマンさんを全面的に信頼していますし、彼が何を求めているかわかるのです。それにこたえるだけです。
カレーニンはどんな役ですか?
ヴロンスキーも踊りましたが、カレーニンは私にとってより身近な役です。私自身家庭的なのです。子供も4人います。気持ちの面で、より近いと言えます。ヴロンスキーは表面的な人間で、欲望に忠実なところがあります。カレーニンは家庭的で、厳しい人生を送る人物です。

原作よりもバレエのカレーニンの方が、より苦悩し同情を誘う役柄になっていますよね。
観客の共感を得られれば良いなと思いますよ。何でこんな素晴らしい夫からアンナが去ったのかと、よく驚かれます。それでいて、カレーニンがより感情を抑え、家族関係でも節度ある人物だということを伝えられるようにしています。やはり政治的な人ですし、社会的に控えめな人です。アンナはまさにこの日々の変わらない生活にうんざりして、より激しい感情を追い求めてしまうのです。エイフマン作品では、クラシックにはない複雑でアクロバティックな踊りがたくさんありますね。 皆さんロシア・バレエの基礎をお持ちですが、踊るのは大変だと思います。
はい、エイフマンさんはいつもバレエでお決まりの動きを避け、新たな形、新たなラインを模索しています。危険もありますが、いつも限界を超えないように気を付けています。リハーサルに大きな時間を割き、たくさん練習を積み重ねます。こういった要素はとても効果的です。でももちろん、基礎はロシア・バレエです。世界中のバレエ学校からダンサーを集めていたら、きっと実現できないでしょう。

興味深いお話をありがとうございます。東京公演のご成功をお祈りします。
アリガト!

取材・文:梶 彩子

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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019

7.20 [土] 17:00 「アンナ・カレーニナ」
7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212

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エイフマン・バレエ《ロダン~魂を捧げた幻想》東京初日公演終演後インタビュー (7月18日)

7月18日、『ロダン~魂を捧げた幻想』で主演したオレグ・ガブィシェフ(ロダン役)、リリア・リシュク(ローズ役)、リュボーフィ・アンドレーエワ(カミーユ役)、芸術監督ボリス・エイフマン氏に終演後インタビューを行いました。

ガブィシェフとリシュクは幕が下りた後、衣装のままでインタビューに答えてくれました。『ロダン』東京初演おめでとうございます!今日の公演はいかがでしたか?

ガブィシェフ:良かったと思います!そう信じたいです(笑)!特に最後は客席からのパワーを感じました。踊っている間は、観客の皆さんが作品の雰囲気を壊すのを恐れ、自分を抑えているような気がしました。それが最後には無くなったのを感じました。

リシュク:私もとてもうまくいったと思います。観客の皆さんがすぐに帰ることなく、もう一度幕があがったのは想定外でした!まさかと思ってもう楽屋に戻りかけたダンサーもいました。今回この作品を踊ることができて嬉しいです。私たちが感じた通り、観客の皆さんが集中していて、そのために上演中静かであったのであればいいなと思います。明日19日は『ロダン』最終日ですね。観客の皆さんに一言お願いします

ガブィシェフ:ぜひ明日、ロダンを観る前に、西洋美術館の庭園にも足を運んで、ロダンの彫刻作品を見てみてください。そしてそれから、バレエの物語を堪能していただければ。明日をロダン・デーにしてみてはいかがですか?リシュク:まだロダンを観ていない方にもぜひ観ていただきたいです!そして皆さんが満足してくれたら幸いです。それと、私たちのことをずっと覚えていてくださいね。

また是非日本にいらしてください!

ガブィシェフ:私たちのバレエ団のレパートリーは様々で、ロシアものだけでなく、イギリス(
『ピグマリオン・エフェクト』)やアメリカ(『夜はやさし』が原作の『アップ・アンド・ダウン』)のお話もあるのですよ。

リシュク:でも、ロシアのお話ももちろんお見せしたいです!
ガブィシェフ:日本の皆さんにはやはりロシアについての作品が良いと思います。ドストエフスキー(『カラマーゾフの兄弟』が原作の『罪悪の彼岸に』)は世界的な作家だし・・・

日本でもドストエフスキーは人気です。

リシュク:チャイコフスキーもとても人気だと伺いました。ガブィシェフのチャイコフスキー役もきっと皆さんに気に入ってもらえると思いますよ!

今日は本当に素晴らしい公演をありがとうございました。明日の『ロダン』の成功をお祈りしております。

カミーユ・クローデル役を見事に演じきったリュボーフィ・アンドレーエワ。初来日の彼女も、快くインタビューに応じてくれました。『ロダン』東京初演成功おめでとうございます!今の思いをお聞かせください。

アンドレーエワ:ありがとうございます。今日は本当に緊張しました。21年バレエ団が日本公演を行ってこなかったこと、私自身初来日であることに加えて、昨日エイフマンさんが全面的に私の踊りを改訂し、ヴァリエーションは完全に変わったのです!今日は東京初演だけでなく、私にとってはこの新しいヴァージョンの初演でもありました。最後、観客の皆さんの反応から、全部うまくいったのだと感じました。ありがとうございます。明日の公演の成功を願っています。

ボリス・エイフマン氏からも、終演後に一言コメントをもらいました。エイフマンさん、「ロダン」東京初演おめでとうございます。今のお気持ちを一言お聞かせください。

エイフマン:日本に戻ってくることができて本当に幸せです。バレエ・ファンの皆さんがこんなにもあたたかく受け入れてくれることがとてもうれしいです。なぜなら日本のお客さまはバレエをよくご存じで、愛しているからです。日本の皆さんが受け入れてくれることは、私たちにとってとても重要なことです。非常にうれしい気持ちでいっぱいで、ぜひ今後もこの関係が続くことを願います。

取材・文:梶 彩子

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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019

7.19 [金] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.20 [土] 17:00 「アンナ・カレーニナ」
7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212

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