東京クヮルテット
熟成の極み、調和の芸術  12年振りのベートーヴェンを今  東京クヮルテット Tokyo String Quartet
 
曲目  チケット情報  プロフィール  スケジュール
 
[日時] 2007年2月17日(土) 午後2時開演  紀尾井ホール  
 

2:00p.m., Saturday February 17 at Kioi Hall

   
 

2007年2月18日(日) 午後2時開演  フィリアホール

 

2:00p.m.,Sunday February 18 at Philia Hall

   
   
[主催] ジャパン・アーツ
[共催] フィリアホール(2/18公演)
[協力] (株)キングインターナショナル、東武ランドシステム(株)
   
[出演]

マーティン・ビーヴァー Martin Beaver (ヴァイオリン/Violin)

池田菊衛 Kikuei Ikeda (ヴァイオリン/Violin)

磯村和英 Kazuhide Isomura (ヴィオラ/Viola)

クライヴ・グリーンスミス Clive Greensmith (チェロ/Cello)

公式ホームページhttp://www.tokyoquartet.com/
公式ブログ: http://blog.goo.ne.jp/japanarts/


曲目 2007年2月17日(土) 午後2時開演  紀尾井ホール


ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調作品59-1 「ラズモフスキー第1番」
Beethoven : Quartet VII in F major Op.59,No.1 “Razumovsky No.1”

------- * --------

武満徹:ア・ウェイ・ア・ローン
Toru Takemitsu : A Way A Lone

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番 ハ長調作品59-3 「ラズモフスキー第3番」
Beethoven : Quartet IX in C major Op.59,No.3 “Razumovsky No.3”



※曲目は変更する場合がございます。ご了承下さい。

 

2007年2月18日(日) 午後2時開演  フィリアホール

モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番 ニ長調K.575 「プロシア王第1番」
W.A. Mozart K.575 in D Major “King of Prussia”

ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 作品10
Debussy: Quartet Op.10 in g minor

------- * --------

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調作品59-2 「ラズモフスキー第2番」
Beethoven: Quartet XIII in E minor Op.59,No.2 “Razumovsky No.2”


チケット情報

[発売]
@ 10月07日(土) 10:00a.m.〜発売  夢倶楽部メール会員 インターネットでお申込

A 10月08日(日) 10:00a.m.〜発売  夢倶楽部会員 電話でのお申込

B 10月09日(月) 10:00a.m.〜発売  ジャパン・アーツぴあメール会員 インターネットでお申込

C 10月15日(日) 10:00a.m.〜発売  一般 電話でのお申込 インターネットでお申込


[料金]
S\7,000 A\5,500 B\4,000 学生席\3,000

ジャパン・アーツ夢倶楽部会員料金  S\6,300 A\5,000 B\3,600


フィリアホール 
www.philiahall.com
10月24日(火)フィリアホールメンバーズ先行予約締切

11月11日(土)前売開始

[料金]
S\6,500 A\5,000

ジャパン・アーツ夢倶楽部会員料金  S\5,900 A\4,500



インターネットでのチケット購入 ホームページからのチケットお申込


電話でのお申込 …ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5237-7711 その他プレイガイド
インターネットでお申込 …インターネットでお申込


≪特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付/★は電話予約が必要です)≫
◎青少年のための学生席\3,000 (25歳までの小・中・高・大学生が対象です。社会人等の学生は除きます。当日は学生証をお持ち下さい)
★ S・A・B席グループ・チケット=同じ日の同じ席種を同時に4枚以上お求め頂くと会員価格になります。
★ 団体チケット=同じく10枚以上お求め頂くと、更に割引になります。
  2/17公演:S\6,100 A\4,800 B\3,500 
  2/18公演:S\5,700
★シニア・チケット(対象 S・A席)=65歳以上の方は1枚でもS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
★車椅子席ご利用の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。


<次のことをあらかじめご承知の上、チケットをお求め下さいませ>
@やむを得ない事情により、出演者、曲目が変更になる場合がございます。
Aお買い求めいただきましたチケットの、キャンセル・変更等はできません。
B開演時間に遅れますと休憩まで客席に入ることはできません。
C未就学児の同伴はご遠慮下さい。なお、ご入場には1人1枚チケットが必要です。
D場内での写真撮影・録音・録画・携帯電話等の使用は、固くお断りいたします。
Eネットオークションなどによるチケットの転売は、トラブルの原因になりますのでお断りいたします。


スケジュール
来日公演スケジュール
   
 
2月15日 (木)
松本市音楽文化ホール
ザ・ハーモニーホール
0263-47-2004
   
 
2月19日 (月)
王子ホール
王子ホールチケットセンター
03-3567-9990
   
   

プロフィール

さらなる深みへ 東京クヮルテットの今

音楽評論家 岡本稔

 今年の夏、札幌で開催されたPMFで東京クヮルテットの演奏会を聴いて、大きな感銘を受けた。この四重奏団は幾度も聞いている。でも、現在のメンバーになってからはこれが初めて。四重奏団の場合、メンバー変更は必ずしもプラスのイメージをもたらすものではない。でも、彼らの場合、それはもっとも良い意味での転機をもたらすものとして作用し、さらなる深い熟成へのステップになっていることが実感された。

  ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第4番、ブラームスの第3番では、4つの声部が自在に語らいあい、室内楽を聴く醍醐味をもたらしてくれる。もちろんアンサンブルはぴったりと合っているのだが、それは意識して縦の線をあわせるという次元のものではなく、阿吽の呼吸で伸び伸びと語らいあう中でごく自然なハーモニーを醸しているのである。その間に置かれた武満徹の「ア・ウェイ・ア・ローン」もしかり。東京クヮルテットの結成十周年の委嘱作として書かれた作品で録音もある。でも、常に新しい表現の可能性を模索する彼らは以前とはまた違った細やかなニュアンスと色彩を放つ生まれたばかりの音楽として表現した。

  東京クヮルテットの結成メンバーはいずれも桐朋学園、ジュリアード音楽院の出身者で占められ、その演奏では同じメソードで学んだ人たち特有の均質性が際だっていた。もちろん、それも素晴らしい可能性を秘めており、彼らは瞬く間に世界のトップに駆けのぼった。でも、異なった個性がより音楽に多様性と深みをもたらすことがある。現在の東京クヮルテットではそれが際だった特徴となっている。2002年に加わった第1ヴァイオリン、マーティン・ビーヴァーはトロント音楽院出身、1999年に加わったチェロのクライヴ・グリーンスミスはイギリスのマンチェスターで学んでいる。この二人の間の声部を池田菊衛と磯村和英がつとめる。音楽の多彩な表情は、出身、そして年代の違いがもたらすものだろう。

  リハーサルでは新たなメンバーに「東京クヮルテットではこのように弾くのだ」と強制することは決してない。全て各自の頭で考え、話し合いながら進めていくという。これは非常に大きな労力を要する作業に違いない。でも、そこから生まれる豊穣な世界、それこそが東京クヮルテットの身上である。単なる合奏の次元に留まる室内楽演奏が多い中、真の室内楽の醍醐味をもたらしてくれる数少ない団体の一つ、彼らとの再会が待ち遠しい。

 

東京クヮルテット

東京クヮルテット 桐朋学園で故斎藤秀雄によって多大な影響を受けた日本人4名により1969年ジュリアード音楽院で結成。1970年ミュンヘン国際コンクールで圧倒的優勝以来、世界の楽壇で最高峰の弦楽四重奏団として、卓越した技巧と優美な演奏スタイルで観衆を魅了し続けている。現在は、創設者の1人でもある磯村和英(ヴィオラ)、池田菊衛(ヴァイオリン/1974年〜)、クライヴ・グリーンスミス(チェロ/1999年〜)、マーティン・ビーヴァー(ヴァイオリン/2002年〜)で構成されている。本拠地をニューヨークに置き、毎年欧米を中心に100以上のコンサートを行っている。
今シーズンは、欧米でのコンサート・ツアーの他、2003年からレジデンスを務める「ニューヨーク92ストリート Y」で、モーツァルト生誕250周年記念プロジェクト、シティ・オブ・ロンドン音楽祭にて「ブラームス&日本の現代作曲家」シリーズを実施。エクサン・プロヴァンス、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル)、ラヴィニアなどの音楽祭にも参加。

  現代作品への取り組みも積極的で、武満徹、林光をはじめとする日本人作曲家の作品も数々初演。2007年にはケルンで細川俊夫の新作を初演する。教育活動は、1976年以来、イエール大学のレジデンス・カルテットとし後進の育成に携わるほか、欧米とアジアで定期的にマスタークラスを開催している。
ドイツ・グラモフォン、BMG/RCA、EMIからリリースされた録音は、ベートーヴェン、シューベルト、バルトークの全曲集を含め、30を超える記録的な数を誇っている。それらのうち、ブラームス、ドビュッシー、ドヴォルジャーク、ハイドン、モーツァルト、ラヴェル、シューベルトの録音は、「ディスク・モントルー・グランプリ」、「ステレオ・レヴュー」、「グラモフォン」において「年間最優秀室内楽録音賞」を受賞。また7つのグラミー賞にノミネートされている。最近では、ビダルフ社からモーツァルト「プロシア王四重奏曲全曲集」をリリース。その後ハルモニア・ムンディと専属契約を結び、昨年完成した「ラズモフスキー四重奏曲全曲集」を含め、2008年までにベートーヴェン全曲を録音する予定である。
1995年以来、日本音楽財団から「パガニーニ・カルテット」(パガニーニが所有し、演奏に使用していたことから名付けられたとして知られる有名な1セットのストラディヴァリウス)を貸与されている。

*パガニーニ・クヮルテット
世界で6セットしかないストラディヴァリのカルテット・セットの1つ。ストラディヴァリの有名なコレクターであるパガニーニが 所有していた。彼の死後、ワシントンDCコーコラン美術館に納められていた後、94年に日本音楽財団が購入、東京クヮルテットに長期貸与されている。


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