グラミー賞受賞ヴァイオリニストにして、世界のコンサートシーンに欠くことのできないアーティストであるヒラリーは現在26才。
成熟した知性と感性を兼ね備えた若手クラシック演奏家として、2001年にはタイム誌の「America’s Best」の一人に選出され、ヨーロッパ、アジア、北米の各地で世界の一流オーケストラとステージを共にする多忙な日々を送る。
ヴァージニア州レキシントン生まれ。3才でボルティモアに移り、ヴァイオリンを始める。幼少期は、レニングラード英才音楽学校で教鞭を取ったクララ・ベルコヴィチ女史に学ぶ。その後、フィラデルフィアのカーティス音楽院に弱冠10才で入学を認められ、イザイの最後の門下生として知られるヤッシャ・ブロツキー氏に師事。在学中、ボルティモア響のステージに立ちオーケストラ・デビューを果たし、さらにクリーブランド管、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響との共演、1993年には名門フィラデルフィア管にデビュー。そして1995年15才でロリン・マゼール率いるバイエルン放響と共演してドイツデビュー。1996年にはカーティス音楽院の学士号取得に必要な単位を全て修了したが、その後も語学や文学の選択科目を聴講しながらジェイミー・ラレード氏のもとで研鑽を積み、さらにフェリックス・ガリミール、ゲイリー・グラフマン各氏に室内楽を師事。1999年19才で音楽学士号を取得して卒業した。
またソロ活動に偏ることなく、頻繁にスカニアトレス室内楽祭や、マールボロ音楽祭に参加するなど室内楽にも力を注ぎ、96年からアーティスト会員としてリンカーン・センター室内楽協会の室内楽指導プログラムにも参加。現在もゲストとして協力を続けている。
2005−2006シーズンは、ニューヨーク・カーネギーホール、ウィーン、ミュンヘン、ソウル、東京をはじめとするアメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要都市にてリサイタルを開催、また欧米の主要オーケストラとの共演も多数予定している。
レコーディング活動は、ドイツ・グラモフォンの専属アーティストとして、2005年にリリースされた最新アルバム「モーツァルト:ソナタ集」の他、「エルガー:ヴァイオリン協奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:あげひばり」(コリン・デイビス指揮ロンドン交響楽団)、ジェフリー・カヘイン指揮ロサンゼルス室内管らとの「バッハ:協奏曲集」をリリースしている。 また、デビュー・アルバム「バッハの無伴奏ソナタ・パルティータ集」(ディアパゾン・ドール賞)を含む5枚の録音をソニー・クラシカルに残しており、グラミー賞にノミネートされた2作目「ベートーヴェン:協奏曲、バーンスタイン:セレナード」(独エコー・クラシック賞、ディアパゾン・ドール賞)、3作目「バーバー、メイヤー:協奏曲」(独シャルプラッテン賞、カンヌ・クラシカル・アワード)そしてついに、2001年「ブラームス、ストラヴィンスキー:協奏曲」によりグラミー賞を獲得、併せてル・モンド・ラ・ムジークのショック・アワード受賞、4作品連続のベストセラーとなった。
ドイツ・グラモフォンへの次回のレコーディングとしては、モーツアルトのソナタを予定している。
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