音楽が誕生する神秘の瞬間に立ち会う

2006年 6月8日(木)7時開演 東京オペラシティコンサートホール
7:00pm. Thursday, June 8 at Tokyo Opera City Concert Hall

 

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 Op.27−1
<ヨーゼフ・シゲティに献呈>
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25「ルーマニア民俗風」
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ミルシュテイン:ヴァイオリンのためのパガニーニアーナ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調 K.301
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調Op.12−3

Hirary Hahn Violin Recital

YSAE:Sonata for violin solo No. 1 in G minor, Op. 27, No. 1
ENESCO:Sonata for violin & piano No. 3 in A minor
(“dans le caractere populaire roumain”), Op. 25
MILSTEIN:Paganiniana for Violin
MOZART:Sonata for violin & piano in G Major, K. 301
BEETHOVEN:Sonata for violin & piano No. 3 in E flat major, Op. 12, No. 3


S\7,500 A\6,500 B\5,500 C\4,500 D¥3,500 学生席\2,500
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員料金S¥6,800 A¥5,900 B¥5,000 C¥4,100 D\3,200

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【チケット発売日時】

1月29日(日) 前売開始
<ジャパンアーツ夢倶楽部会員(web) 1月21日(土)>
<ジャパン・アーツ夢倶楽部会員(tel) 1月22日(日) >
<ジャパン・アーツぴあメール会員(web) 1月23日(月) >

【お問合せ・お申込み】
ジャパン・アーツぴあコールセンター 03−5237−7711 www.japanarts.co.jp/
東京オペラシティチケットセンター 03−5353−9999
電子チケットぴあ 0570−02−9990 http://pia.jp/t
イープラス eee.eplus.co.jp/
ローソンチケット 0570−000−407
CNプレイガイド 0570−08−9990
東京文化会館チケットサービス 03−5815−5452

【特別割引チケットはジャパン・アーツぴあのみで受付。/★は電話予約が必要です。】
◎学生席は小中高大学生(社会人学生を除く25歳以下)が対象。当日は学生証をお持ち下さい。
★S・A・B席グループ・チケット=同じ席種を同時に4枚以上お求め頂くと会員価格になります。
★S・A・B席団体チケット=同じく10枚以上の時は更に割引になります。S\6,600 A\5,700 B¥4,800
★シニア・チケット=65歳以上の方は1枚でもS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
★車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引きになります。


次のことをあらかじめご承知の上、チケットをお求め下さいませ。
@ やむを得ない事情により、出演者・曲目等が変更になる場合がございます。
A お買い求めいただきましたチケットの、キャンセル・変更等はできません。
B 未就学児の同伴はご遠慮下さい。なお、ご入場には1人1枚チケットが必要です。
C 場内での写真撮影・録音・録画・携帯電話等の使用は、固くお断りいたします。

<日本公演スケジュール>
2006年    
6月5日 アクロス福岡 082−725−9112
6月7日 トッパンホール 03−5840−2200
6月8日 東京オペラシティ ジャパンアーツぴあ03−5237−7711
6月10日 サラマンカホール 058−277−1110
6月11日 名古屋・しらかわホール 052−222−7110

【当社での個人情報の取扱について】
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主催:ジャパン・アーツ  協力:ユニヴァーサル・ミュージック
 
 


ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
グラミー賞受賞ヴァイオリニストにして、世界のコンサートシーンに欠くことのできないアーティストであるヒラリーは今年26才。若手クラシック演奏家として、2001年にはタイム誌の「America’s Best」の一人に選出された。
ヴァージニア州レキシントン生まれ。3歳でボルティモアに移り、ヴァイオリンを始める。フィラデルフィアのカーティス音楽院に弱冠10歳で入学を認められ、イザイの最後の門下生として知られるヤッシャ・ブロツキー氏に師事。在学中、ボルティモア響のステージに立ちオーケストラ・デビューを果たし、さらにクリーブランド管、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響との共演、1993年には名門フィラデルフィア管にデビュー。そして1995年15歳でロリン・マゼール率いるバイエルン放響と共演してドイツ・デビュー。その後もゲイリー・グラフマンに室内楽を師事。
2005−2006年のシーズンは、パリ、ベルリン、ミュンヘン、ウィーンを含むヨーロッパ、アジア、北米の主要都市でリサイタルを開く一方、オーケストラは、ロスアンジェルス・フィル、BBC響、ケルン放響、モントリオール響、ロシア・ナショナルフィル、フランクフルト放響などと共演予定。
レコーディング活動は、デビュー・アルバム「バッハの無伴奏ソナタ・パルティータ集」(ディアパゾン・ドール賞)を含む5枚の録音をソニー・クラシカルに残しており、グラミー賞にノミネートされた2作目「ベートーヴェン:協奏曲、ほか」(独エコー・クラシック賞、ディアパゾン・ドール賞)、3作目「バーバー、メイヤー:協奏曲」(独シャルプラッテン賞、カンヌ・クラシカル・アワード)そして、「ブラームス、ストラヴィンスキー:協奏曲」によりグラミー賞を獲得、併せてル・モンド・ラ・ミュージックのショック・アワード受賞、4作品連続のベストセラーとなった。
その後、ドイツ・グラモフォンに移籍し、2004年にリリースされた「エルガー:ヴァイオリン協奏曲、ほか」(コリン・デイヴィス指揮ロンドン響)は、ドイツ批評家協会賞を受賞。最新アルバムは、モーツアルトのソナタ集である。

 

 

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ハーンの音楽家としての姿勢

白石美雪


凛とした立ち姿が美しい。20代半ばの清純な輝きをはなちながら、ヒラリー・ハーン はしっとりと穏やかな、成熟した音楽を奏でる。どこにも無理のない、なめらかな運弓 で愛器を鳴らし、聴き手を作品の深部へと誘い込んでいく。2005年5月のリサイタルは 、まるで音楽が誕生する神秘の瞬間に立ちあっているような気持ちにさせてくれた。 天才としてもてはやされてきた少年少女がしばしば十分に素養を身につける暇もなく 、未熟にとどまってしまうなか、ハーンは例外的な存在と言っていい。生演奏を体験する前から彼女のCDを聴いてきたが、新しいアルバムを開けるとき、録音とともに楽しみなのがジャケットだ。聴衆へのメッセージ、そして内容の充実した曲目解説がすべて 彼女自身の言葉で綴られ、その一行一行から音楽への情熱と献身が伝わってくる。
今回の日本公演は19世紀から20世紀にかけて活躍したベルギーの名手、ウジェーヌ・ イザイの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番」で幕をあける。バッハの無伴奏にも比 べられる精神性の高い作品だが、じつはハーンにとってイザイは音楽的祖父というべき音楽家だ。10歳から17歳まで師事していたヤッシャ・ブロツキーはイザイの最後の門下 生。彼は晩年、ハーンと心の通い合った親しい師弟関係を結び、華麗な演奏技巧ではな く、イザイから継承した伝統に根ざして、作品の本質を深く掘り下げていく正統な解釈 を伝授したのである。欧米のメジャー・オーケストラと共演を重ねた忙しい少女時代、 才能をすり減らすことなく、音楽家としての基本的な姿勢を養うことができたのは、ブロツキーに負うところが大きかったと思われる。 ピアノとの対話が楽しみなモーツァルトのソナタ、モーツァルトの影を宿した若きベ ートーヴェンのソナタをメインに、民俗色の濃いエネスコのソナタ、パガニーニのカプ リース第24番に基づくミルシュテインの技巧的な変奏曲という20世紀の作品を交えたプログラムは、これまで以上に、ハーンの音楽作りの幅をみせてくれるにちがいない。