河村尚子の「ハンマークラヴィーア」

河村尚子 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト Vol.3 (全4回)

日時・場所:
2019年4月25日(木) 19:00
紀尾井ホール
7:00p.m. Thursday, April 25
Kioi Hall
出演:
河村尚子 Hisako Kawamura(ピアノ,Piano)

曲目・演目

<オール・ベートーヴェン・プログラム>
ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op. 90

ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 Op. 81a「告別」

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ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 Op. 106「ハンマークラヴィーア」

公演に寄せて

河村尚子の「ハンマークラヴィーア」に期待

河村尚子の演奏を聴いていつも思うのは、“知情意”が高い次元で統合されていることだ。作品の様式や構成を知的に捉え、作品の情感を感じ取り、それらを総合しつつ揺るぎない意思で音と化す彼女の姿勢は実に厳しいものがあり、その音楽は常に強い説得力を持っている。
その彼女が2018年からベートーヴェンのソナタ・プロジェクトをスタートさせた。まさにベートーヴェンこそ“知情意”の高度なバランスが求められる音楽だ。だからこそ河村はこれまでベートーヴェンのソナタに対して慎重な姿勢をとってきた。ベートーヴェンの音楽の高みと底知れぬ深さ、それゆえの難しさを充分に認識しているからこそ、その作品をじっくりと吟味してきたに違いない。
果たして2018年5月の第1回(11月の第2回は本稿執筆時点では未聴)は、長年暖めてきた彼女のベートーヴェンヘの深い洞察が彫琢され尽くした表現のうちに示された稀に見る名演だった。テンポやダイナミクス、フレージングやアーティキュレーション、音色の変化まできめ細かく練り上げ、全体を堅固に構築しながら、各曲を的確に性格付けたその演奏は、ベートーヴェンのソナタの本質に斬りこんだもので、彼女の描く確伯に満ちたベートーヴェン像にすっかり圧倒されたものだ。
今度の第3回はベートーヴェンのソナタの中でも最も長大にして難解である「ハンマークラヴィーア」がメインで、河村がこの甚深な傑作にどう肉迫するのか、興味が尽きない。それとは性格が全く異なる叙情的な第27番と第26番を組み合せた点も心憎いものがある。

寺西基之(音楽評論家)

チケット詳細

【チケット残席状況】◯残席あり/△残席少/×売り切れ
公演日 S席 A席 - - - - -
4月25日 - - - - -
4月25日 学生席 - - - - -
  • 公演日
    4月25日
  • S席
  • A席
  • 公演日
    4月25日 学生席
  • S席
  • A席
【チケット料金】()内は夢倶楽部会員価格
4月25日 紀尾井ホール
S席:6,000円(5,400円)/A席:4,500円(4,000円)
4月25日 学生席
S席:3,000円(3,000円)/A席:2,250円(2,250円)
【備考】
*残券がある場合、12/1(土)10:00より受付を開始いたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
 (学生証がない場合、一般料金との差額をいただきます。)
 ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。

シニア・チケット=65歳以上の方は会員料金でお求めいただけます。
車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
学生席・シニアチケット購入

チケット発売情報

① 11月24日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 11月25日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 11月28日(水) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 12月1日(土) 10:00a.m.~発売 一般   


… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

【その他プレイガイド】
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード131-171]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード32425]

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プロフィール

河村尚子 Hisako Kawamura(ピアノ,Piano)
ハノーファー国立音楽芸術大学在学中の2006年ミュンヘン国際コンクールで第2位を受賞、翌年、クララ・ハスキル国際コンクールで優勝を飾り、一躍泄界の注目を浴びる。ドイツを拠点に、欧州で積極的にリサイタルを行う傍ら、ウィーン響、バイエルン放送響、チューリヒ・トーンハレ管、サンクトペテルブルク・フィルなどと共演。室内楽では、C.ハーゲン(チェロ)とのデュオで知られるほか、M.ホルヌング(チェロ)とロンドン・ウィグモアホール、R.オルテガ・ケロ(オーボエ)とニューヨーク・カーネギーホールにデビューするなど、同世代の実力派アーティストたちとも積極的な活動を展開している。
日本では、2004年東京フィル定期演奏会でデビュー。P.ヤルヴィ指揮NHK響など国内主要オーケストラと共演を重ねる傍ら、フェドセーエフ指揮モスクワ放送響、ルイージ指揮ウィーン響、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルなどの日本ツアーに参加。その他、ノリントン、インバル、ラザレフ、テミルカーノフなど多くの指揮者から度々再演の指名を受けている。
文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、新日鉄音楽賞、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞、ホテル・オークラ賞を受賞。主なCDに「夜想(ノットゥルノ)~ショパンの世界」「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ」「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」ほか、2018年4月にリリースした最新譜「ショパン:24の前奏曲&幻想ポロネーズ」がある(RCA Red Seal)。2018年5月より2シーズンにわたり、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクトを日本各地で展開し、高評を得ている。これまで、ウラディーミル・クライネフ、澤野京子、マウゴルジャータ・バートル・シュライバーの各氏に師事。現在、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学教授。
河村尚子オフィシャル ・ホームページ:http://www.hisakokawamura.com/

主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
協力:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル