ソプラノとオルガンの天上の響き
森麻季(ソプラノ)&鈴木優人(オルガン、ピアノ)
- ピアノ
- 声楽
チケット詳細Ticket Information
① 6月9日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 6月10日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 6月14日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 6月17日(日) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
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【その他プレイガイド】
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ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード34776]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
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チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- J.S.バッハ:あなたがそばにいたら
- J.S.バッハ:プレリュード 変ホ長調 BWV552(オルガン独奏)
- G.カッチーニ:麗しのアマリッリ
- A.ヴィヴァルディ:来て、いとしい人よ
- A.チェスティ:さようなら、コリンド
- M.ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ(ピアノ独奏)
- R.アーン:クロリスに
- R.アーン:至福のとき
- H.デュパルク:旅への誘い
- F.リスト:B-A-CーHの名によるプレリュードとフーガ(オルガン独奏)
- F.ヘンデル:歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より“つらい運命に涙はあふれ”“嵐の海で難破した小船は”
- G.F.ヘンデル:歌劇「リナルド」より“涙の流れるままに”
- P.マスカーニ:アヴェ・マリア
※曲目・曲順は変更の可能性がございます
- シューマン(リスト編曲):『ミルテの花』より“献呈”
- 久石譲:『坂の上の雲』テーマ曲 “Stand Alone”
公演によせてMessage
「旬」のふたりが織りなす極上の時間
忘れられない瞬間がある。
花の蜜のように甘く、真珠のうえをすべる光のように輝きながら飛翔するソプラノの声が、深く艶やかなメッゾソプラノの声にからめとられ、ゆっくりと沈んでいく。ふたりを支えるチェンバロの、愛のため息のような響きとひとつになって。それは、なんと官能的な瞬間だったことだろうか。
時よ、止まれ。心のなかでそう呟いた。何度も、何度も。
昨年秋、モンテヴェルディ生誕450年を記念して上演されたオペラ《ポッペアの戴冠》。ローマ皇帝ネローネとの道ならぬ恋を成就させたポッペアは、幕切れでネローネととろけるような愛の二重唱を歌う。内外の第一線の歌手が集った舞台でひときわ光っていたのがポッペアを歌った森麻季であり、指揮と通奏低音で全体を牽引した鈴木優人だった。何より印象的だったのは、ふたりの間に音楽的な共感にみちたケミストリーがあったことだ。
その後ふたりはコンサートやテレビ番組でたびたび共演し、音楽的な絆を深めていった。そして今回、ついに本格的な共演が実現する。きらめく声と華やかな容姿で圧倒的な人気を誇る日本を代表するスター・ソプラノと、国際的なバッハ演奏家鈴木雅明の息子にして、父とはまた異なる個性を発揮して八面六臂の活躍を続けるクラシック界のサラブレッド。なんと贅沢で魅惑的な顔合わせだろうか。プログラムも、幅広いレパートリーと柔軟な音楽性を持つふたりにふさわしく、バッハ、ヘンデルからフランス音楽、テレビ番組のテーマソングまで多彩だ。
自在でしなやかなオルガンやピアノと、純粋と官能をあわせもつ至上の声が織りなす午後のひととき。
極上の時間は、約束されている。
加藤浩子(音楽評論家)
プロフィールProfile
森麻季 Maki Mori(ソプラノ, soprano)
東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ 《後宮からの逃走》でアメリカ・デビュー。ドレスデン国立歌劇場に《ばらの騎士》ゾフィー役でデビュー、エディンバラ音楽祭、トリノ王立歌劇場に出演し国際的な評価を得る。2015年佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ《椿姫》、2017年鈴木優人指揮BCJオペラ《ポッペアの戴冠》では、タイトルロールをつとめいずれも絶賛を博した。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放響等の内外の主要オーケストラと共演し成功を収める。コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ、文部科学省主催公式プログラム「The Land of the Rising Sun」(宮本亜門演出)など、日本を代表するオペラ歌手として多方面に活躍。CD「春の声」ほかをリリース(エイベックス・クラシックス)。ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞
鈴木優人 Masato Suzuki (指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニスト,conductor, composer, pianist, harpsichordist and organist)
1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。 鍵盤奏者(チェンバロ、オルガン、ピアノ)として国内外の公演に多数出演。指揮者としてはこれまでバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)、九州交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団等と共演。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開。作曲家としても数々の委嘱を受けると同時に、J.S.バッハ BWV 190喪失楽章の復元や(Carus)、モーツァルト『レクイエム』の補筆・校訂が(Schott Music)、高い評価を得ている。NHK-FMの「古楽の楽しみ」にレギュラー出演。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、作曲とその活動に垣根はない。2017年11月には、モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇「ポッペアの戴冠」を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック音楽の新機軸として高い評価を得た。2018年2月のBCJ定期演奏会では指揮者として、J.S.バッハ:ヨハネ受難曲に出演。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
協賛:株式会社山本商店(カファレル総輸入代理店)