チョ・ソンジン

ピアノ
Seong-Jin Cho, Piano
チョ・ソンジン
©Harald Hoffmann/DG

バイオグラフィー

 圧倒的な才能と生来の音楽性で、急速に世界的な活躍を繰り広げているチョ・ソンジンは、同世代の中で最も際立つアーティストの一人と認められている。思慮深く詩的で堂々としながらやさしく、ヴィルトゥオーゾ的で色彩豊かなソンジンの演奏は、貫禄と純粋さを兼備しており、強い印象を与える自然なバランス感覚によって生み出されている。
 2015年秋にワルシャワで行われたショパン国際ピアノコンクールで念願の優勝を果たし、国際的な脚光を浴びる。このコンクールを機に演奏活動を開始した世界的なアーティストには、マルタ・アルゲリッチ、マウリツィオ・ポリーニ、ギャリック・オールソン、クリスチャン・ツィメルマン等がいる。ひと月も経たずにコンクールのライブ録音のハイライト集がドイツ・グラモフォンからリリースされると、ソンジンは一躍韓国でスターとなった。韓国中のCD店に買い求める客が押しかけ、発売から1週間でプラチナ・セールスを達成した。このCDは韓国のポッブ・チャートの1位になり、これまでに世界で15万枚を売り上げている。
 2016年1月、デビューCDの成功に続いて、ソンジンはドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶ。続く録音では、ロンドン交響楽団、ジャナンドレア・ノセダとの共演によるショパンの協奏曲第1番と4つのバラードが収録され、2016年11月にリリースされ高い評価を受けた。2017年11月にはドビュッシーのソロ・アルバムがリリースされている。
多忙なピアニストであるソンジンは、世界で最も著名なコンサートホールでリサイタルを行っている。2017年にはカーネギー・ホール大ホールでのヴィルトゥオーゾ・シリーズ(完売)、アムステルダムのコンセルトヘボウのマスター・ピアニスト・シリーズ、東京のサントリーホール、ソウルのロッテ・ホール、パリのラ・セーヌ・ミュージカル、エジンバラ国際フェスティバル、メニューイン・フェスティバル・グシュタート、ルツェルン・カルチャー・コングレス・センター、ペテルブルクのマリインスキー歌劇場でリサイタル・デビューを果たした。
 ワレリー・ゲルギエフ、エサ=ペッカ・サロネン、ジャナンドレア・ノセダ、アントニオ・パッパーノ、チョン・ミョンフン、ウラディーミル・アシュケナージ、ユーリ・テミルカーノフ、クシシュトフ・ウルバンスキ、マレク・ヤノフスキ、ヴァシリー・ペトレンコ、ヤクブ・フルシャ、レナード・スラットキン、ミハイル・プレトニョフ等、最高レベルの指揮者と共演しており、オーケストラでは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団、ロンドン交響楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、デンマーク国立交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団等の世界一流オーケストラと共演している。
 2017/18シーズン及び2018/19シーズンの主なコンサート活動には、ラン・ランの代役を務めたサイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との初共演及びドイツとアジアのツアー、アントニオ・パッパーノ指揮/聖チェチーリア管弦楽団とのツアー、マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ロンドン交響楽団、マレク・ヤノフスキ指揮/ケルン放送交響楽団と、ジャナンドレア・ノセダ指揮/EUユース・オーケストラとの共演、さらに BBCプロムス、ベルリン・コンツェルトハウス、アムステルダム・コンセルトヘボウでのコンサートが含まれる。
またオーケストラの定期演奏会への出演では、バービカン・センターでロンドン交響楽団と、ケネディ・センターでナショナル交響楽団と、共にジャナンドレア・ノセダの指揮で演奏する。さらにレナード・スラットキン指揮/デトロイト交響楽団、ダーヴィト・アフカム指揮/フィラデルフィア管弦楽団、ユーリ・テルミカーノフ並びにチョン・ミョンフン指揮/スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ワレリー・ゲルギエフ指揮/マリインスキー歌劇場管弦楽団、アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮/フランクフルト放送交響楽団、クシシュトフ・ウルバンスキ指揮/NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧北ドイツ放送交響楽団)、ハンヌ・リントゥ指揮/フィンランド放送管弦楽団と共演する。
 リサイタルでは、フランクフルトのアルテ・オーパー、ミュンヘンのプリンツレーゲンテン劇場、ヴェルビエ音楽祭、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ラインガウ音楽祭、サンフランシスコのハーブスト・シアター、ラ・ロック・ダンテロン、バーデン・バーデン祝祭劇場、ウィーンのコンツェルトハウス等、重要な会場で演奏する。
1994年ソウル生まれ。6歳でピアノを習い始め、11歳で初めて観客の前でリサイタルを行う。2009年第7回浜松国際ピアノコンクールで最年少優勝を果たす。2011年17歳でチャイコフスキー国際コンクール第3位。2012年パリ音楽院でミシェル・ベロフに学ぶためパリに渡り、2015年に卒業。現在はベルリンを拠点に活動している。
(2018年1月現在)

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