メトロポリタン・オペラ「MET」絢爛豪華な3演目“ラ・ボエーム” “ドン・カルロ”はルイジ指揮 “ランメルモールのルチア”はノセダ指揮

メトロポリタン・オペラMET
ラ・ボーエム

プッチーニ:「ラ・ボエーム」 上演時間:約3時間
あらすじ
華の都パリ。ボヘミアンと呼ばれる芸術家の卵達、詩人のロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナールと哲学者コリーネは男4人、貧しくも意気揚々と暮らしていた。あるクリスマスの夜、詩人ロドルフォはお針子のミミに出会い、あっという間に恋に落ちた。仲間で街へ繰り出せば、画家マルチェッロも一度は振られた華やかな娘ムゼッタと再び結ばれ、皆で楽しく大騒ぎ。しかしロドルフォとミミの楽しい時間は短かった。病に冒されたミミの回復のため、より良い暮らしをさせようと、心変わりをしたふりをするロドルフォ。降りしきる雪の中、2人は心の中で互いを思いやりながらも、悲しい別れを決断した。しかし最期の時、ミミは愛する人の腕の中へ戻って行くのだった。プッチーニの切なく揺れる旋律に、心ゆくまで酔える作品。

◎主なアリアと聴きどころ 文:林田直樹(音楽ジャーナリスト)
第1幕 〜ロドルフォ「冷たい手」、ミミ「私の名はミミ」
  ロドルフォとミミが、お互いを自己紹介し合う歌。詩の精神を共有することによって恋に落ちる、若い二人の心の震えるようなときめきが描かれる。

第2幕 〜ムゼッタ「私が街の中を一人で歩くときには」(ムゼッタのワルツ)
  街で評判の美女ムゼッタが、挑発的な態度の中に、マルチェッロへの純情な愛を垣間見える。

第4幕 〜マルチェッロとロドルフォ「馬車にだって?〜ああミミ、君はもう帰ってこない」
  恋人の不在を嘆く男二人の二重唱。
第4幕 〜コリーネ「古い外套よ、聞いておくれ」
  富や権力に決して負けない芸術家の魂への思い。若い哲学者の短い独白にプッチーニの本音がうかがえる。
第4幕 〜ミミ「みんな行ってしまったの?」ロドルフォ「ああ神様!ミミ!」
  ロドルフォとの出会いの思い出を回想した後に、病身のミミは静かに息をひきとる。突然の死に衝撃を受ける若者たち。


出演者等、記載の内容は2010年5月31日現在の予定です。病気、怪我等の事情で出演者が変更になる場合がございます。
最終出演者は当日発表とさせていただきます。公演中止の場合を除き、チケットのキャンセル・公演日の振替等はお受けいたしかねますので、
あらかじめご了承下さい。ご承諾をいただけない場合は、当日券のご利用をお願い申し上げます。(売り切れの席種は当日券はございません。)





ドン・カルロ

ヴェルディ:ドン・カルロ 上演時間:約4時間40分
あらすじ
スペインが「無敵艦隊」を誇った時代。王フィリッポ2世は神の次に強大な権力を持って君臨していた。王子ドン・カルロはフランスの王女エリザベッタと婚約中、互いに本当の恋に落ちて喜びに震えた。しかし政局は変わり、彼女はなんと、父の妃となってしまった。傷心の痛みに苦しむドン・カルロだったが、親友ロドリーゴの友情と助言を入れて、民のために生きようと決心する。だがそれは、王さえもおののかせる宗教裁判長の怒りに触れる、フランドルの救済という道だった。様々な陰謀の交錯する宮廷で、ドン・カルロの身代わりとなってロドリーゴは死に、王妃エリザベッタは権勢を誇るエボリ公女の陰謀に陥れられる。ドン・カルロはついにスペインを旅立つ決心をするが、そこに先祖、カルロ五世の亡霊の声が響き渡った…。主要な役それぞれに見せ場があり、ヴェルディ節が炸裂。最高のキャストで魅せる、壮大な歴史絵巻。

◎主なアリアと聴きどころ 文:林田直樹(音楽ジャーナリスト)
第1幕 〜ドン・カルロ「私はあの女に逢ったとき」
  王子ドン・カルロにとってエリザベッタの存在がいかに運命的なものであるかが、憧れに満ちたアリアに込められている。このメロディはその後、幾度も回想される。

第2幕 〜ドン・カルロとロドリーゴ「あの方だ!〜我らの胸に友情を」
  ロドリーゴは、ドン・カルロが心を許す唯一の相談相手。フランドルの民を救い、自由と愛の崇高な理念を共有する仲間としての、二人の熱い友情の二重唱。

第4幕 〜フィリッポ2世「ひとり寂しく眠ろう」
  王の夜の孤独の歌。若い王妃エリザベッタに愛されぬ思い、墓の中にしか安らかな眠りは望めないという気持ちが、消えかかった蝋燭の炎に象徴される。
第4幕 〜宗教裁判長とフィリッポ2世「イスパニアの地に異端の栄えたためしはありません」
  二人の最高権力者による凄惨な対話の二重唱。王子ドン・カルロと忠臣ロドリーゴを殺すことについての合意が形成される。
第4幕 〜エボリ公女「ああ、むごい運命よ」
  ドン・カルロを愛していたエボリが、嫉妬から犯した自らの罪を悔い、愛を諦めながらも、カルロを捨て身で救う崇高な決断をするアリア。

第5幕 〜エリザベッタ「世のむなしさを知る神」
  ドン・カルロへの愛と青春の日々を追慕し、運命を受け入れ死後の世界に安らぎを求める人生の喜びへの永遠の決別のアリア。


出演者等、記載の内容は2010年5月31日現在の予定です。病気、怪我等の事情で出演者が変更になる場合がございます。
最終出演者は当日発表とさせていただきます。公演中止の場合を除き、チケットのキャンセル・公演日の振替等はお受けいたしかねますので、
あらかじめご了承下さい。ご承諾をいただけない場合は、当日券のご利用をお願い申し上げます。(売り切れの席種は当日券はございません。)




ランメルモールのルチア

ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」 上演時間:約3時間15分
あらすじ
17世紀のスコットランド。ランメルモールの領主エンリーコは、その権力を磐石にして宿敵に対抗するため、自分の妹ルチアを裕福な貴族アルトゥーロと政略結婚させようとしていた。一方ルチアは、以前助けてくれた騎士エドガルドと密かに愛し合っていたが、実はこの騎士こそ、兄エンリーコの宿敵であった。兄の計略によってエドガルドが心変わりをしたと信じこまされたルチアは、失意のうちに政略結婚のサインをしてしまう。追い討ちをかけるように、婚礼の場に駆け込んできたエドガルドにも責められ、ルチアはついに発狂、祝宴が続く中、血染めの花嫁衣裳をまとい、息絶えて行く。“狂乱の場”と呼ばれる名アリアはもちろん、ドラマ全体にも見所の多い、ベルカント・オペラの傑作。

◎主なアリアと聴きどころ 文:林田直樹(音楽ジャーナリスト)
第1幕〜ルチア「あたりは静まりかえり」
  泉にまつわる不気味な昔話をアリーサに向かって語るルチア姫のアリア。破滅への予感にも関わらず、宿敵側の恋人エドガルドへの愛と喜びを歌う。
第1幕〜エドガルドとルチア「ここで妻としての永遠の証を〜ああ!私の燃えるため息が」
  エドガルドは指環をルチアにはめ、二人は永遠の愛と結婚を誓う二重唱を歌う。

第2幕〜エンリーコとルチア「こちらにおいで、ルチア〜もしも、お前がわしを裏切るようなら」
  兄エンリーコから恋人エドガルドの偽手紙を見せられたルチアは絶望に陥る。すでに政略結婚の花婿は到着したと知らせるエンリーコ。劇的な二重唱。

第3幕〜ルチア「あの方の声のやさしい響きが〜私の死骸の上に苦い涙を注いでください」(狂乱の場)
  新郎を刺殺し白い花嫁衣装を血に染めたルチアが錯乱状態で祝宴の場に現れる。恐怖の幻覚と、愛の過去の思い出に引き裂かれたルチアの破滅が痛々しい。
第3幕〜エドガルド「私の祖先の墓よ」
  エンリーコとの決闘の場に指定した祖先の墓の前で、ルチアを失った悲しみにくれるエドガルドのアリア。

出演者等、記載の内容は2010年5月31日現在の予定です。病気、怪我等の事情で出演者が変更になる場合がございます。
最終出演者は当日発表とさせていただきます。公演中止の場合を除き、チケットのキャンセル・公演日の振替等はお受けいたしかねますので、
あらかじめご了承下さい。ご承諾をいただけない場合は、当日券のご利用をお願い申し上げます。(売り切れの席種は当日券はございません。)

主催:テレビ東京 / 朝日新聞社 / ジャパン・アーツ / 中京テレビ放送(名古屋公演) 後援:アメリカ大使館 協力:松竹株式会社 / 東京文化会館(6/9,12,16,19のみ)
特別協賛:KDDI株式会社   オフィシャルエアライン ANA